新居での生活を考えたとき、「せっかくなら家電も新しくしよう」という話になりました。
今まで使っていた家電は、結婚当初やそれ以前からのものが多く、年季の入ったものばかり。引っ越しを機にまとめて買い替えれば、搬入の手間も省けるし、気持ちも新しくスタートできそうです。

買い替え対象は「大物中心」

今回買い替えることにしたのは、大型家電を中心に4つ。

  • テレビ(新居の広さに合わせた大型サイズ)

  • 冷蔵庫(容量アップで買い置きや作り置きもしやすく)

  • オーブンレンジ(調理機能を重視)

  • エアコン(各部屋分まとめて)

エアコンは、リビング用の大容量タイプから寝室・子ども部屋用の省エネモデルまで、それぞれの部屋の広さや使い方に合わせて選びました。こういうまとめ買いのタイミングで、一気に揃えるのは効率的です。

買う店は即決

購入先は、迷わずスミ父の知り合いが店長をしている家電量販店に決定。
やはり顔の見える相手だと、相談のしやすさや対応のスピードが違います。
さらに、設置や搬入の日程も柔軟に調整してもらえそうだったので、「引っ越しと同じ日に搬入してもらう」こともスムーズに決まりました。

想定より安くなった理由

もともと、家電総額は150万円くらいを覚悟していました。
ところが、店長さんが本当にいろいろと動いてくださって、値引き交渉やセット割引、ポイント還元までフル活用。
メーカーや型番の選定も、値段と性能のバランスを見ながら丁寧に提案してくれました。

その結果、120万円弱に収まりました。
予算から30万円も浮いたのは大きく、この分は引っ越し後のカーテンや家具、ちょっとしたインテリアにも回せそうです。

まとめ買いのメリット

今回感じたのは、「家電はまとめて買うとやっぱり強い」ということ。

  • 値引きの幅が広がる

  • 搬入・設置を一度で済ませられる

  • 型番や色を家全体の雰囲気に合わせて統一できる

単品買いだと気づかないような細かい条件も、まとめ買いだからこそ店員さんが積極的に提案してくれる印象でした。

新居と家電の相性

また、家電を新調する際には「新居との相性」も意識しました。
たとえば冷蔵庫は、搬入経路や設置スペースの幅を事前に計測して、開き方や奥行きも考慮。
エアコンはコンセント位置や配管ルートを確認して、無理なく設置できるモデルを選びました。

こうした事前の打ち合わせも、知り合いの店長さんだからこそ遠慮なく聞けた部分です。

 

こうして、引っ越しと同時に搬入・設置まで終わらせる段取りが整いました。
あとは新居に入って、ピカピカの家電に囲まれた生活を始めるだけ。
「新しい家に、新しい家電」という組み合わせは、やっぱり気分が上がりますね。

建売住宅を検討していたとき、いただいた仕様書の中に「カーテンレール・網戸・アンテナ」という項目がありました。
アンテナがついていないのは、なんとなく想像がつきます。テレビは設置環境や契約状況によって必要なアンテナの種類が変わるので、あらかじめつけないケースも多いと聞きます。

しかし——。
「え、カーテンレールも網戸もついてないの?」と、思わず声に出してしまったのを覚えています。

住むために必要なのに…

実際、建売住宅の世界ではカーテンレールや網戸は後付けが当たり前らしいのですが、私はこの時点まで知りませんでした。
考えてみれば、カーテンや網戸のデザイン・色は好みによって分かれるので、あえて付けないほうがコストカットにもなります。とはいえ、引き渡し後すぐに生活するためには必須アイテムです。

「じゃあ付けてもらおう」と軽く考えて見積もりを取ってみたら…

予想以上の金額

販売会社から紹介された提携リフォーム会社に見積もりをお願いしたところ、カーテンレールと網戸の設置でおよそ20万円
「え、そんなにするの?」というのが正直な感想です。もちろん工事費や製品の品質を考えれば納得できる範囲ではありますが、いきなり20万円となると、ちょっとかわいくない出費です。

「これは安くなる可能性があるのでは?」と思い、妻の実家のリフォームを手掛けた会社にも見積もりをお願いしました。過去に良い仕事をしてくれた信頼できる会社ですから、もしかするともう少し抑えられるかも…と淡い期待を抱きながら。

ところが出てきた見積もりは、まさかのほぼ同額。こちらも約20万円。
金額の差はほぼゼロでした。

決め手は「工事のタイミング」

では、どちらを選ぶべきか。金額が同じなら決め手になるのは別の条件です。
今回、大きく違ったのは工事のタイミングでした。

  • 提携リフォーム会社:引き渡し前に施工可能

  • 実家施工リフォーム会社:引き渡し後に施工

引き渡し前に取り付けられると、鍵をもらったその日からすぐ使える状態になります。
一方、引き渡し後だと工事日程をこちらで調整し、立ち会う必要があります。入居準備や引っ越しと同時進行になると、これは地味に大きな負担です。

我が家の選択

最終的に私たちは、提携リフォーム会社にお願いすることにしました。
理由はシンプルで、立ち合い不要・早期施工という手間の少なさが魅力だったからです。

こうして、またひとつ「我が家で快適に暮らすための準備」が前進しました。
正直、カーテンレールや網戸のような小さな設備は、契約前にはあまり意識していませんでした。しかし実際の生活を想像すると、その存在感は意外と大きいものです。

これで引き渡し後は、カーテンも網戸もすぐ使える状態に。新生活のスタートダッシュが、ちょっとだけスムーズになりそうです。

5000万円の融資仮審査が通り、次に待ち構えていたのは「変動金利にするか、固定金利にするか」という大きな選択。
住宅ローンの返済は長期にわたるため、この選択が将来の家計にじわじわと影響してきます。

変動金利を即決した理由

私の場合、あまり迷わずに変動金利を選びました。
理由はいくつかありますが、最も大きな理由は、銀行が用意する固定金利がびっくりするほど高かったからです。

  • 変動金利:店頭金利から大きく優遇してくれ、最優遇なら1%を切ることも可能

  • 固定金利(銀行型):優遇がほぼなく、2.5%前後になるケースも

  • フラット35:おおむね1.8%前後

同じ5000万円を借りても、この金利差は支払総額に大きく響きます
例えば35年ローンなら、金利1%の違いで総返済額が数百万円単位で変わることも珍しくありません。

信用金庫マンの強い後押し

今回お世話になった信用金庫の担当さんからも、

「今の状況なら、変動金利一択ですよ!」

と力強いアドバイス。
もちろん営業トークの側面はあるにせよ、変動金利の条件がかなり良かったのも事実です。
実際、私自身でも複数パターンのシミュレーションを行いましたが、固定金利のほうが得になるのは、金利が急激に上昇するかなり極端なケースだけでした。

我が家のライフプランと金利選択

もちろん、金利が今後どう動くかは誰にも分かりません。
ただ、我が家の場合は「ここから10年をどう乗り切るか」が最大のポイント。
子どもの成長、教育費、事業資金など、支出がかさむ時期をいかに低金利で乗り越えるかを優先しました。
固定金利で毎月の返済額が高くなりすぎるよりも、今は少しでも返済を抑え、その分を貯蓄や将来の備えに回すほうが現実的と判断したのです。

「あとの私」が考える精神

私の中では、
「もし金利が上がったら、そのときは“あとの私”が考えればいい」
という、ある意味割り切った精神もあります。

変動金利は、たとえ金利が上がっても5年間は返済額が変わらないルールがあります。
その間に次の備えを作ることができますし、繰り上げ返済やローンの借り換えなど、手を打つ方法はいくつもあります。

結論

住宅ローンは35年という長期戦。
ですが、ライフプランや資金計画によって、最適解は人それぞれ違います。
我が家の場合は、今このタイミングでは変動金利がベストという結論にたどり着きました。
これから5年、そして10年後の金利動向は分かりませんが、選んだ道を正解にしていくために、家計管理と備えを怠らないつもりです。