前回のふりかえり

前回のお話では、我が家のリビング収納問題を解決すべく、当初は「ハイボード一択!」と意気込んでいた私たち。しかし、壁に設けられた高窓が思わぬ強敵として立ちはだかり、なかなか希望通りの家具が見つからず…。結局、ローボードとサイドボードの組み合わせで収納力を確保する、という方向に舵を切ったのでした。今回は、その“運命のテレビボード探し”の最終章。3つの有力候補が登場します。

第一の刺客・クロスタイムシリーズ

最初に現れたのは「クロスタイムシリーズ」。

 

 

 

ローボードとサイドボードのセットが特徴で、突板仕上げの木目と、ルーバーのアクセントがなんとも大人っぽい雰囲気を醸し出しています。しかも色合いが床のフローリングと絶妙にマッチしており、部屋全体の統一感もばっちり。家具屋さんで見つけた瞬間、思わず「おおっ!」と声が出てしまったほどです。収納力も十分で、まさに“安心と信頼の木製家具”。「これならリビングにぴったりじゃない?」と、夫婦で盛り上がったのですが…。

第二の挑戦者・トロールシリーズ

続いて登場したのは「トロールシリーズ」。

 

 

こちらはオールメラミン仕様で、真っ白な質感が壁紙と見事に調和。すっきりとした清潔感が漂い、リビングを一気に“北欧風カフェ”に変えてしまいそうなビジュアルです。しかも驚いたのは、そのつくりの丁寧さ。表側だけでなく裏側にもきちんと板が貼られていて、「見えないところまで手を抜かない仕事ぶり」に、職人気質の夫はいたく感心。白さと完成度の高さで、「これもアリだな」と心が大きく揺らぎました。

第三の本命・カーヴシリーズ

そして、最後に現れたのが「カーヴシリーズ」。

(写真なし)

その名のとおり、両サイドがなめらかに丸みを帯びたデザインで、ひと目見ただけで「おお、かわいい!」と声が出てしまう存在感。こちらも裏側にしっかり板が貼られていて、つくりの丁寧さは申し分なし。なにより、この“丸み”がなんともチャーミングで、どこか優しい印象を与えてくれるのです。家具の前に立って「どう?」と妻に聞いたら、即答で「このカーブ、キュートすぎてずっと見てられる!」とのコメント。どうやら妻の心は一瞬で射抜かれてしまったようです。

選ばれたのは…カーヴ!

こうして三者三様の魅力を放つテレビボード候補たち。クロスタイムのシックさ、トロールの清潔感、そしてカーヴの愛らしさ。悩みに悩んだ末、我が家が選んだのは「カーヴシリーズ」でした。妻の決め手はやはり丸みを帯びたフォルムのキュートさ。そして私の推しポイントは、フローリングの色と絶妙に合わさっているところ。夫婦で見事に意見が一致し、「これだ!」と即決。ようやくテレビボードが確定し、インテリア計画はまた一歩前進しました。

次回予告

さて、テレビボード問題が片付いたところで、次の悩みのタネは「リビングに置くその他の家具」。テーブルにするか、ラグにするか、それとも…? まだまだ決断の日々は続きそうです。

ハイボードへのあこがれ

リビングの収納が少ないわが家。最初から「テレビボードはハイボード一択!」と決めていました。理由はシンプル。テレビだけを置くのではなく、本や小物もすっきり隠したい。収納が足りない生活は、想像するだけでカオスです。テレビボードが「収納の救世主」になると信じていたわけです。

立ちはだかる“高窓の壁”

しかし、そんな理想に立ちはだかったのが「高窓」という強敵。リビングの壁にちょこんと設置された窓が、床から165センチの高さにあるのです。見た目はおしゃれですが、ハイボードを置くとなると…うん、確実に干渉する。せっかくの窓をふさぐのもどうかと。こうして「高窓 vs ハイボード」の仁義なき戦いが始まりました。

家具屋ジプシーの日々

ニトリに行き、Two-One styleに行き、地元の家具屋さんも3件ほど巡礼。それでも「高窓対応ハイボード」なんてものは展示されていません。お店の人に相談しても、「あぁ~、この高さは難しいですね」と苦笑い。まるでこちらが無茶ぶりをしているかのような扱いです。いやいや、家の設計のせいなんですけど!

ネットにはあるけれど…

「じゃあネット通販で探すしかないか」と検索してみると、いくつか候補は出てきました。しかしここで登場するのが、スミ妻の“慎重派スキル”。「家具は実物を見ないと分からない」という信念を持っており、画像やレビューでは絶対に決断できません。私は「ええい、ポチってしまえば!」と思うのですが、妻は「いや、届いて後悔する未来が見える」と冷静に反論。結婚生活とは、こうした攻防の積み重ねなのだと実感します。

結論:ローボード+サイドボード

2〜3日ほど探し回った結果、私たちは折衷案にたどり着きました。テレビボードはシンプルにローボードにして、同じシリーズのサイドボードを追加で購入。これなら収納量も確保できるし、高窓にも干渉しない。最初に思い描いた「ハイボードの夢」からは少し外れましたが、現実的で納得感のある選択です。

まとめ:家づくりは“妥協の芸術”

テレビボードひとつでこんなに悩むとは思いませんでした。でも改めて気づいたのは、「家づくりは妥協の芸術」だということ。完璧な理想を追い求めても、壁にぶつかることは多い。そのたびに夫婦で話し合い、折り合いをつける。そのプロセスこそが、暮らしを形作っていくのだと思います。

ちなみに、最終的にどんなテレビボードを選んだのかは…また次回のお楽しみ。

了解しました。同じ文章に、小見出しを追加したバージョンをお届けします。


新しい家に引っ越すとなれば、やはり今までの家具も一新したくなるものです。これまで賃貸で使っていた家具は便利ではあったものの、やはり年季が入っていて「新しい生活を始める空間には少し合わないかな」と思い、まずはダイニングセットから探し始めることにしました。

今までのダイニングセットの背景

これまで使っていたダイニングセットは、スミ妻の実家から持ってきたものでした。長年使い込まれてきた歴史を感じさせるもので、思い出も詰まっています。ただ、新居の雰囲気にあわせるとなると、もう少し洗練されたデザインのものに変えたいと考えるようになりました。

キッチンに合うデザインを探して

新居のキッチンはシンプルで明るい雰囲気なので、それに調和するように「セラミック天板」のダイニングテーブルが理想。色は白かベージュ系がいいだろうと決めて、まずは定番のニトリに足を運びました。

ニトリで出会った候補

そこで見つけたのが、セラミック天板の白系ダイニングセット。足は木製で温かみがあり、全体的にかわいらしい印象。価格は少し張るものの、新居に置いたときの雰囲気を想像すると「これはアリだな」と思わせる魅力がありました。

家具屋で見つけたもう一つの候補

一方で、近所の家具屋さんではまた違ったタイプのダイニングセットに出会いました。こちらもセラミック天板ですが、足がスチール製でシャープな印象。椅子もスチールで少し重いものの、座り心地は抜群。さらに、ちょうど決算セール中で展示品が半額という破格の値段。正直「この値段で手に入るのは今しかないのでは?」という気持ちになりました。

決断のポイント

見た目のかっこよさと値段の安さで家具屋の候補も強力でしたが、悩みに悩んだ結果、ニトリの白系ダイニングセットを選ぶことにしました。最終的な決め手となったのは「椅子の重さ」。毎日出し入れするものなので、重すぎるとストレスになると判断したのです。

 

選んだセットはこちら。

 

 

選んでよかったと思える理由

新居での生活は、日常のちょっとした使い勝手が積み重なって快適さを左右します。その意味で、軽くて扱いやすいニトリの椅子は正解でした。見た目もキッチンとの相性がよく、生活感を出しすぎずに明るい雰囲気を演出してくれます。家具選びは大きな買い物ですが、「デザイン」と「実用性」の両方をしっかり見比べることの大切さを改めて実感しました。