ハイボードへのあこがれ

リビングの収納が少ないわが家。最初から「テレビボードはハイボード一択!」と決めていました。理由はシンプル。テレビだけを置くのではなく、本や小物もすっきり隠したい。収納が足りない生活は、想像するだけでカオスです。テレビボードが「収納の救世主」になると信じていたわけです。

立ちはだかる“高窓の壁”

しかし、そんな理想に立ちはだかったのが「高窓」という強敵。リビングの壁にちょこんと設置された窓が、床から165センチの高さにあるのです。見た目はおしゃれですが、ハイボードを置くとなると…うん、確実に干渉する。せっかくの窓をふさぐのもどうかと。こうして「高窓 vs ハイボード」の仁義なき戦いが始まりました。

家具屋ジプシーの日々

ニトリに行き、Two-One styleに行き、地元の家具屋さんも3件ほど巡礼。それでも「高窓対応ハイボード」なんてものは展示されていません。お店の人に相談しても、「あぁ~、この高さは難しいですね」と苦笑い。まるでこちらが無茶ぶりをしているかのような扱いです。いやいや、家の設計のせいなんですけど!

ネットにはあるけれど…

「じゃあネット通販で探すしかないか」と検索してみると、いくつか候補は出てきました。しかしここで登場するのが、スミ妻の“慎重派スキル”。「家具は実物を見ないと分からない」という信念を持っており、画像やレビューでは絶対に決断できません。私は「ええい、ポチってしまえば!」と思うのですが、妻は「いや、届いて後悔する未来が見える」と冷静に反論。結婚生活とは、こうした攻防の積み重ねなのだと実感します。

結論:ローボード+サイドボード

2〜3日ほど探し回った結果、私たちは折衷案にたどり着きました。テレビボードはシンプルにローボードにして、同じシリーズのサイドボードを追加で購入。これなら収納量も確保できるし、高窓にも干渉しない。最初に思い描いた「ハイボードの夢」からは少し外れましたが、現実的で納得感のある選択です。

まとめ:家づくりは“妥協の芸術”

テレビボードひとつでこんなに悩むとは思いませんでした。でも改めて気づいたのは、「家づくりは妥協の芸術」だということ。完璧な理想を追い求めても、壁にぶつかることは多い。そのたびに夫婦で話し合い、折り合いをつける。そのプロセスこそが、暮らしを形作っていくのだと思います。

ちなみに、最終的にどんなテレビボードを選んだのかは…また次回のお楽しみ。