平成19年度から国税である所得税から、地方税である住民税への税源移譲が行われました。
給与明細をみると以前に比べて、所得税が減って住民税が大きく増えたのでお気づきの方も多いと思います。
ここでちょっとお得なお話しを。。。(笑)
平成18年12月31日以前に住宅ローンを使って、家を建てて住宅ローン控除をしている方は平成19年分の源泉徴収票を見てみましょう!!
所得税の源泉徴収額が0円になっていませんか?
そういう方は、もっと税金が戻ってくる可能性があります!!
平成18年以前に家を建てた方は、従来より住宅ローン控除できていた控除額が所得税から引ききれない場合は、住民税から控除できるようになりました。
例えば。。。
年収600万円、平成19年度所得税納税額15万円、平成13年に家を建て、平成19年12月31日の住宅ローンの残高が2千万円という方がいたとします。
平成13年~平成16年の住宅ローン控除はローン残高の1%×10年、限度額50万円でしたからこの方の平成19年の住宅ローン控除額は
2千万円×1%=20万円
平成19年の所得税納税額は15万円ですから、年末調整後の所得税額は0円になっているはずです。
でも、、、、
本当は20万円返ってくるはずなのに、15万円しか返ってきてません!!
でも、ご安心を。。。。(笑)
引ききれなかった5万円が所得税ではなくて住民税から控除できます。
ただし、年末調整してくれるわけではなくて、市町村役場に申告する必要があります。
しかも、毎年!!
所得税の住宅ローン控除の確定申告が初年度一回だけで済むことを考えると面倒ですが、お金のためです諦めましょう(笑)
秋田市の場合は3月17日までに申告する必要がありますので、忘れずに。。。
ちなみに、平成19年1月1日以降に家を建てた方は必要ありません。
【参考】
市県民税の住宅ローン控除が受けられる場合があります(秋田市役所)