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Hotspringer|気ままな温泉巡り日記

各地の名湯を巡る “hotspringer(温泉巡りびと)” が温泉と旅を中心に、寄り道多め・独り言多め?で綴る気ままな記録です。

温泉に浸かっていると、湯の中に白や黄色、時には茶色っぽいフワフワしたものが浮かんでいることがあります。

 

初めて見ると、「え、これ大丈夫?」と一瞬身構えてしまいますが、ご安心を。

 

これは垢でもゴミでもなく、れっきとした湯の花です。

 

湯の花とは、温泉水に溶け込んでいる成分が、地上に湧き出て空気に触れたり、温度や圧力が変化したりすることで、溶けきれなくなって姿を現したもの。

 

 

いわば、温泉成分が「そろそろ表に出てもいいかな」と自己主張を始めた結果、とも言えます。

 

湯の花の色や形は泉質によって実に多彩です。

 

硫黄泉では白や黄色で、近づくと「温泉に来たぞ」と鼻が先に教えてくれますし、炭酸水素塩泉では白っぽく穏やか、鉄分を含む温泉では赤茶色に色づき、まるで湯船が秋色に染まったかのよう。

 

どれも温泉ごとの個性で、同じ顔をした湯の花はひとつとしてありません。

 

 

見た目のインパクトから誤解されがちですが、湯の花は温泉のコンディションが良い証拠。

 

源泉かけ流しで加水や循環の少ない温泉ほど現れやすく、「今日は湯の花が多いな」と感じた日は、温泉がご機嫌な日だと思って差し支えありません。

 

 

ちなみに、お土産屋さんで売られている「湯の花」は、天然の湯の花を加工したものや、成分を再現した入浴用製品。

 

浴槽で自然発生している湯の花とは別物なので、「家でも同じ光景を再現しよう」と期待しすぎない方が無難です。

 

次に温泉で湯の花を見かけたら、「お、今日も元気だね」と心の中で声をかけてから湯に浸かってみてください。

 

きっと、いつもより少しだけ温泉との距離が縮まるはずです。