唐服・結髪のかぐや姫 | 神も仏もあるもんや

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かぐや姫のものがたり。

 

月の王と天女が、かぐや姫を迎えに来たおなじみのシーンです。

 

でも、かぐや姫って【平安時代のお姫さま】ってイメージ、ですよね。

 

むかし読んだ絵本や日本昔話でも、長~い黒髪に十二単でした。

 

でも、このお人形さんたちの髪型や衣装…みんな奈良時代の人っぽくないですか?

 

 

実は竹取物語(かぐや姫のお話)ができた平安時代の初期って、かなり唐の雰囲気が残ってたらしいんですよ。

 

この図でいうと中央の女性の衣装が、【平安時代・初期】ね。

 

右から2番目の女性の衣装が【平安時代の初期~中期】で、すこし和風が取り入れられます。

 

んで1番右の【平安時代・中期】で、いわゆる完全な和風衣装になります。

 

ですので、かぐや姫や天女の衣装は【ちょっと奈良時代っぽい】でOKなんです。

 

なるほど。子どもの頃の思い込みってコワイですね~。

 

 

ちなみにこちらが全景。

 

満月の背景が一部しかなくって、窓ガラスやブラインドが写らないよう撮影するの、けっこう難儀しましたよ。

 

蛍光灯の真下ですっごく明るくて…月夜の雰囲気が出ないので写真をトリミングしたり、周りを暗くしてみたりね。

 

私にしては頑張りました(笑)

 

月の王は立派な衣装なのに、背後にどうしても監視カメラが映るせいで…なんだか滑稽です(^▽^;)

 

むかしは下のパネルのような配置だったようですが。

 

うーん…今からでも、この配置に戻してくれはらへんかしら、ねぇ。。。