「香害」認知を広める会

 

 

 

 発足しました!

 

 


「香害」の正しい認知を広め、健康・環境に関する社会意識を変えていこうというのが目的です。

 

私個人の活動なのですが、お店の名前じゃないのは「営業」だと勘違いされてしまわないためです。

お店ももともと営利目的ではないので、趣旨は同じですけどね(笑)

 

 

 

 

「香害」の一般的な認知が広まれば、それで身体的に苦しむ多くの人の「理解されない」という精神的な苦しみが減ります!

 

 

 

また、知らず知らずのうちに影響を受けている人々も減るでしょう。

現代社会の健康に悪影響を及ぼす要素に気付いた人は、更に堂々と健康的な人生を送ることができる!

 

 

 


そして、この積み重ねで消費者意識が変われば、メーカーの商品開発の方向性も当然変わらざるを得ない!

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな成り行きを期待し、「香害」認知を広める会として、

 

 

「香害」認知と対策についての要望書を作りました。

 

 

 

↑石川県庁です。

県議会で取り上げてもらうため、その横の石川県議会事務局にも陳述書として提出しました。

(様式がそぐわないということで、作り直し&郵送となりましたが(笑))

 

 

 

 

 

 

「香害」についての認知が世の中に浸透したら、それに付随して健康を害する様々なものについて意識する方も増えると思うんです。

※ブログ→うんこは世界を救う~お風呂のカルキ臭対策のご参考にっ!!~

 

 

 

 

増え続けていると言われている医療費・介護費用の削減!

マイクロプラスチック、PM2,5などの大気汚染物質など、環境への負荷が減少!

環境ホルモン物質の減少により、発達障害や性同一性障害、ADHDなどの精神疾患、更年期障害など様々な疾患の減少!

 

 

 

一般市民にとっては、うれしい限りの未来に繋がる話です(*´ω`*)

 

 
 
 
 

 
 

 

 

一般的な社会意識が大きく変わるためには、行政の取り組み法律の改正などが必要不可欠だと思います。

また、それが新聞・テレビなどのマスメディアで取上げられることにより、世論を動かし、その変化の速度をどんどん上げることができるでしょう…!

 

 

 

要望書では、国に対する要望と県に対する要望を分けてあります。

国会議員や県会議員を通じ、継続的に訴えかけを続けていこうと思います。

 

 

 

以下、要望書の全文です。

 

 

 

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「香害」認知と対策について

 

 「香害」が近年、急速に問題になっています。香水や香り付き洗濯洗剤・柔軟剤、消臭芳香剤などの香料に含まれる香り成分によって健康被害が誘発されることを指します。

香り成分は揮発して空気中に漂うため受動的に曝露することになり、いわば人為的な香り成分による公害であることから「公害」になぞらえて「香害」と呼ばれるようになりました。

 

 

 

勘違いされやすいのですが、これは単なる香りの好みの問題ではありません

「スメルハラスメント」は主に体臭や香水などによって相手に不快感を与えることを言いますが、「香害」は合成香料によって相手にも使用者本人にも健康被害があるばかりか、大気汚染・水質汚染・マイクロプラスチック問題など幅広く環境にも悪影響のある、まさに「公害」なのです。

 

 

 

 

まず香料は、天然・合成に関わりなく、もともと分子量が小さく揮発しやすいために、吸入により容易に血管内に入り、経皮により体内に浸透する性質があります。

 

欧州では植物の精油を用いた「アロマテラピー」が医療として認められていることからも分かるようにその作用は強く、特に石油原料の合成香料の中には細胞の変異原性(ガン化)を高め、喘息・アレルギーを誘発する作用の他、神経毒性、内分泌かく乱作用、デトックス阻害作用などの健康影響があるものが多くあります。(ヨーロッパでは2005年3月11日、アレルゲンとなる香料26物質の表示義務が施行されたが、日本では表示義務はない)

 

 

 

また、香料は数十から数百の芳香物質を組み合わせて作られていますが、その保留剤としてほとんどの香料に使われる合成ムスク類体内でも環境中でも生分解されにくく蓄積するものなのです。

 

 

すでに海底への蓄積が確認されており、熊本大・長崎大・京都大が研究した結果では食物連鎖による生体濃縮により有明海と八代海に生息する上位捕食者のイルカや鳥類から合成ムスク類が検出されています。

 

また、2005~2007年に熊本大学・佐賀大学が行った共同研究(※1)では、日本人の母乳や脂肪組織に合成ムスク類の「HHCB」と「AHTN」が蓄積していることがすでに明らかになっており、これらは胎盤を通って胎児に移行することも判明しています。(カキを指標にした日本沿岸域の合成香料汚染マップの作(石本裕生)、新規有害物質 合成香料による海生哺乳類および魚類の汚染と生物濃縮について(中田晴彦)など、他の研究も行われています)※1

 

 

 

 

そして、高残香性の消臭剤・洗剤・柔軟剤は、その香料成分をマイクロカプセル化することによって拡散・付着性を上げていますが、そのカプセル壁剤に使われる樹脂はそのまま環境中に飛散してマイクロプラスチックとなります。洗濯時の排水にも多量に含まれるこのマイクロカプセルは、日々繰り返される生活の中で大きな環境問題でもあります。(※2…G20サミットにおける提言)

 

さらに、カプセル壁剤に多く使われているポリウレタン樹脂のモノマー「イソシアネート」の毒性は、ホルムアルデヒドの20倍・トルエンの40,000倍であり、工場や現場での使用には規制があるものの日用品レベルでは何の規制もないのが現状です。(※3…環境に広がるイソシアネートの有害性)

 

 

 

 

 昨今メーカーが作り出した「香り」ブームの影響で、高残香性の洗剤・柔軟剤・消臭芳香剤などがあらゆる場所で溢れかえっています。ですが嗅覚細胞は疲弊しやすく、常に漂っている香りに対しては反応しなくなるため、日常的にそのにおいを嗅ぎ続けている方はにおいを感知することができません。

 

この危険性を認識せずに麻痺した感覚で過ごし、さまざまな合成物質を取り入れたために自律神経のバランスを乱し免疫力を低下させ「現代病」になる方が多いのが現実ですが、他方、嗅覚が正常である方は世の中に溢れる香り成分の異常さを日々感じています。

 

 

ATMやエレベーターなどの狭い空間、飲食店で出されるおしぼり、道の駅やコンビニのトイレ、ホテルのエントランス、病院、市役所や保健所(子育て支援に関わる職員でも…です)。現在はさまざまな場所が異常な空気となっています。

 

コロナウイルス対策としてアロマディフューザーを設置した店舗もあります。「香りでもてなす」として香料製品の使用を推進しようとした自治体もあります。

(※4※5※6…日本消費者連盟によってこれら団体に質問状が提出されています。※3に対しては、熊谷市・厚木市から中止決定の返答を頂いた経緯があります。※7※8)

 

 

 

 

 「香害」は現在、世界中の先進国で問題となって対策が急がれているものなのです。※9  (「香害」「香り付き柔軟剤 危険」などで調べていただくと、ネット上では悲痛な声や問題提起がたくさん上がっていることがすぐにわかります。)

 日本でも香害をなくす運動は全国に広がりつつあり、自治体によっては県や市が啓発に力を入れているところもどんどん増えてきています。(※10…消費者リポートNo,1629)

 

 

 

 

 このような「香害」問題に深く関わっているのが、今や10人に1人とも7人に1人とも言われている化学物質過敏症です。化学物質過敏症はこういった身の周りの日用品に含まれる様々な合成物質によって体調不良が引き起こされる病気です。

 学校に行けなくなった子供たちや休職・退職を余儀なくされた人、普通の日常生活が送れない人…化学物質過敏症の人たちは日々の暮らしの中で体調不良で苦しむ上に、更に周囲から理解されないという二重苦を味わっています。

 化学物質過敏症は、誰もがなる可能性のある病気ですが、まだまだ認知度が低いのです。

 

 

 その昔、炭鉱での毒ガス検知に使われたカナリアになぞらえ、「現代のカナリア」とも呼ばれる化学物質過敏症の患者。その危険性に気付いているのは化学物質過敏症の人だけではなく、健康に気を遣う人、合成物質に敏感になっている妊婦や子育て世代…確かに少しずつ確実に認知は広まっていますが、表立って報道がなされることが少なく一般的にはまだ認知度が低いために、学校・職場・地域・病院などで理解してもらえないのです。家族の理解すら得られず絶望感を味わう人も多くいます。

 

 

このような現状を変えていくためには、行政側からの啓発や改革が不可欠です。

こういった経緯から以下の要望のご検討を願います。

 

 

 

 

 

 

【国への要望】

 
 

 ・公共の場での香料製品使用自粛の推進

 ・香害や化学物質過敏症についての積極的な啓発

 ・アレルギー性のある香料使用の日用品におけるマーク表示を義務化

 ・マイクロカプセル使用の日用品におけるマーク表示を義務化

 ・合成香料が多く使われ残香性の高い日用品に「強香性」のマーク表示を義務化

 ・マイクロプラスチックとなるマイクロカプセルの日用品への使用禁止

 

 

 

 

【県への要望】

 
 

 ・公共の場での香料製品使用自粛の推進

 ・ポスター・公報・HPでの香害・化学物質過敏症に関する情報の提供と公開

 ・香害、化学物質過敏症に関する専門相談窓口の設置

 ・香害被害実態把握のためのアンケート実施(学校・職場)

 

 

 

 

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以上です。

 

 

 

ご賛同や応援のお言葉、更なるご要望の提案など、

また、改善点や反対意見も含め、

 

 

 

色々なご意見をお聞きしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

また、この要望書と参考資料は、メールでPDF形式でお送りすることもできます。

何かの形でご活用していただければうれしいです(*´ω`*)

 

 

 

 

 

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