みなさん、既にご存知だと思いますが…(^_^;)
大手洗剤メーカーと日本石鹸洗剤工業会に対し、マイクロカプセルの使用中止を求める署名キャンペーンが行われています!
ご賛同とシェアの方、どうぞよろしくお願いいたします!
文面、すごく分かりやすいですので、香害を知ってもらう機会にもなるんじゃないでしょうか?
ぜひぜひ、周りの方にもお伝えください(*^^*)
二年前に立ち上げたこちらの署名キャンペーンは、不本意な形で終わらせることになってしまい、本当に申し訳ないところです…。
こちらも、今後の香害解決のために、何かの形で役立ってくれたらと思いますし、
いつか、再燃してくれたら良いな。
…なんて、他力本願ですが(^_^;)
香害は、「香り」という感覚や製品の表示からも認識出来るものなので、「香りが強いこと」が問題なんだと思ってらっしゃる方が多いです。
ただ、それは表面だけのこと。
日本石鹸洗剤工業会は、2020年3月に香料成分開示の自主基準を出しました 。
…が、揮発性有機物質である香料は、天然・合成に関わらず、良くも悪くも、作用の強いものがあるのは当然なんです。
だから、そのひとつひとつを取り沙汰しても、どれだけの意味があるのか?
香害は、マイクロカプセルありき、です。
「香り」だけなら、ここまで甚大な被害には至ってないでしょう。
アスファルト臭とともに、避けていたのが田んぼです。
田んぼがある地域は、さらさらがいっぱい漂ってます。
「このさらさらが無いところまで行こう」と車を走らせたら、民家も無くなり、田んぼも消え失せたダム湖の上に出てしまったこともあります(^_^;)
農薬にはイソシアネート類が使われてますし、昔からマイクロカプセルが多用されています。
その効果を長続きさせたり、効果的に効くようにするためにです。
(マイクロカプセルの情報がなかなかメディアで取り上げられないのは、農薬でマイクロカプセルが大量に使われているからですよ…)
そのマイクロカプセルの素材としては、当然のことながらウレタン樹脂やイソシアネート類。
「農薬」と言いますが、農産物に散布する防カビ剤や殺菌剤・殺虫剤だけでなく、化学肥料も除草剤も、全部ひっくるめてます。
農薬がダメな方は多いです。
散布から逃げて回る人もたくさんいます。
農薬の主剤自体の危険性はもちろんあるんですけど、それだけではなくて、
イソシアネートの暴露と感作がある、またはイソシアネート類との相互作用で、農薬暴露が亢進する可能性が高いんじゃないのか?
農薬か、イソシアネートか、区別の認識を持つことはなかなか難しいので、ほとんどの方はひっくるめて「農薬がダメ」となってるんじゃないでしょうか。
ちなみに、私は以前は、農薬散布の際の合成界面活性剤のにおいが嫌いでした。
今は、農薬由来であろう、さらさらの物質が嫌いです…(^_^;)
④ シロアリ駆除剤にイソシアネート
そして、農薬にも関連するところですね。
シロアリ駆除剤…!
シロアリ駆除剤が化学物質過敏症の発症原因だという方もまた、すごい多いんです。
こちら、「マイクロカプセル化のために通常使われる公知のものでよく」という前書きで、イソシアネート類が列挙されてます。
だから、「マイクロカプセルがイソシアネート」は「通常」なんですよ…!
私が「洗剤や柔軟剤にも、当初はイソシアネートが使われていた」と考えるのも、こういう理由です。
で、シロアリ駆除剤の問題は、「屋内に発生源がある」ということ。
一回の施行で10年効き目が持続するって言いますが、薬剤が無くなってもマイクロカプセルの残骸は残り続ける。
このさらさらを感じる限りでは、あぁもう、ずっとですよ。
その家にいる間は、ずっとイソシアネート暴露が続く。
原因物質との接触が避けられないんです。
だからでしょう。
どれだけ生活改善や体質改善に取り組んでも、なかなか回復しない人の本当に多いこと…!
封止なんか、ほとんど効果ないです。
封止に使うアルミシートによっては、逆にまとわりついて取れにくいこともある。
その家から離れるしかないんです…!
これも、だから同じ。
「シロアリ駆除剤で発症した」という話は、状況で分かることであって、
実際は「イソシアネートの暴露と感作」が前提にあるんじゃないでしょうか。
⑤ ポリウレタンパウダーは、さらさら粒子状物質
この「さらさら粒子状物質」がイソシアネート類であることに確信を持てたのは、このアンセルの使い捨て手袋のおかげ?でした。
大元ベタベタは洗い落とすことが難しく、掌から出るさらさら物質は濡れるとベタ付く、触ったものに全部移る…。
だから、使い捨て手袋が欠かせなかったんですが、やはり使えるものが無くてですね…(+_+)
まず、素材が臭すぎるし、ベタベタがすぐ浸透して意味がないものが多い。
更に、手袋自体にさらさらが付いてるものの、なんと多いこと…!。
※手袋の難しさ、大学実験室のこんな話 もあります。
調べると、厚労省 「職場の安全サイト 」 に、「イソシアネート防護用は"ネオプレンゴム"が推奨される」とありました。
それで購入したネオプレンゴムの手袋が、先程の製品。
それなのに、その手触りは、まさかの大元ベタベタと同じ(゜゜;)
反発のキツい、さらさら粒子状物質だったんです…!
こちら、アクセラレーターフリー(加硫促進剤フリー)の粉なし手袋です。
嵌めやすくするための「ポリウレタンパウダー加工」がされてるらしい。
ポリウレタンパウダー?
プレポリマーなのか、それとも、イソシアネートモノマーに近い物質なのか??
そりゃ嵌めやすくなるのも納得です。
私の手がさらさらで、何もかもするすると滑るんですから(^_^;)
メーカーに「イソシアネート防御に使いたいので、ポリウレタンパウダー加工のされていない使い捨て手袋はないですか?」と問い合わせると、「ご案内できる製品がありません」というお返事をいただいてしまいました(^_^;)
このアンセルの手袋は一際ひどかったですが、粉無しの使い捨て手袋、かなりの確率でこういった加工がされてます。
過剰なコロナ対策で化学物質過敏症を発症した、という話もよく聞いてます。
もしかしたら、その対策品によって、イソシアネート暴露量が増えた可能性もあるんじゃないでしょうか。
ちなみに、このダンロップ エコバンドは、一回だけリピートした手袋です。
素材はポリオレフィンで、においは弱め。
「耐油・耐薬品・耐溶剤」の記載があり、実際、かなり薄いのにけっこう防いでくれたんです。
ただ、最初は大丈夫やったんですが、だんだんさらさらが増えて、2回目に購入したものは全部付いてたんです…。
メーカーに問い合わせると、「嵌めやすくするための加工は一切行っていない。ただ、素材の特性上、周囲の物質が付着しやすいので、保管の際はお気をつけ下さい」とのお返事。
なるほどね。
さらさらまみれの私には向かない(^_^;)
その後に使っていたのは、アズワンのポリエチレン手袋 です。
においは少なく、0.035mmと厚手なので、さらさらがまとわりつきにくいんです。
極短時間の作業や、他の手袋のインナーとして使ったりしてました。
⑥ ビニール袋
「素材が臭くて使えない、使いたくない」のはもちろんです。
でも、においじゃなくて「なんか分からんけど嫌」
そういうものが、私もありました。
過敏症になって、シャカシャカのビニール袋が全部ダメになった、という方もいらっしゃいます。
もうお分かりですよね、付いてるんですよ、さらさらが(^_^;)
もしくは、周囲のさらさらを引っ付けやすい。
なんなんやろ、製造過程で付着するのか?
静電気なのか…?
①は最初からさらさらだらけ。
薄手のビニールは、素材やメーカーに因らず、さらさらだらけのものがほとんどです。
②は、OPP袋(二軸延伸ポリプロピレン )です。
これはもともとずっと使っていたもので、今も大丈夫。
というか、使用しているのは、ほぼこの袋だけですね。
さらさらは付いてないし、周りののさらさらも付きにくい、拭き取りやすい。
OPP袋では、このピュアパックシリーズは全部大丈夫です。
(シール付きタイプは、シール部分が強烈さらさらでダメ)
一般によく見かけるHEIKOのOPP袋は、臭すぎてもともと使ってないので、さらさらはどうなのか…分かりかねます(^_^;)
③ポリエチレンのビニール袋について、さらさらの有無は、「厚み0,03mm」が私の中のひとつの基準になってます。
だから、厚手のしっかりしたチャック袋 は、今でも使えるメーカーのものが多いです。
ただ、繰り返しになりますけど、これは「さらさら基準」であって、「素材ににおいがある」のは別次元の話です(^_^;)
「素材のにおい」は、溶出・揮発する添加剤の可能性が高い。
樹脂は、さまざまな添加剤によって色々な機能を持たせているものなので、使わないに越したことはないです。
⑦ キーメイトマスク
活性炭マスクであるキーメイトマスク 。
におい対策で使ってる方は多いです。
でも、「キーメイトマスクが使えない」という方もけっこういらっしゃるんです。
私は、コロナ騒動以前は使ってましたが、肌に直接触れるのがなんか嫌で、オーガニックコットンのインナーやマスクを重ねてました。
これもね…そう、付いてるんですよ(^_^;)
こちら、ウレタンフォームに活性炭を含浸させた活性炭シートなんです。
ウレタンだからなのか、表面剤の不織布にバインダーが使われているのか…。
生産中止となったCS-5Aを引き合いに出すのは未練がましいですかね。
CS-5Aは、ウレタンの活性炭シートじゃないんです。
(この活性炭シートが製造中止になったため、CS-5Aも作れなくなったとお聞きしてます)
これだったら、さらさら付着は無いんでしょうかね?
表面剤は同じく化繊の不織布なので、こちらにバインダーが使われていたら付いてるかも知れないけど…。
今となっては、確かめようがないのが残念です。
エアコンや空気清浄機で使う活性炭シートは、素材は製品それぞれなんです。
私が使ってる活性炭シート↑は、PET不織布に活性炭を含浸させたもの。
こちらには、さらさらは付着してません。
ただ、どちらにせよ、このさらさら物質の吸着&捕集は難しい…!
活性炭シートの会社の方によると、「イソシアネートは活性炭で吸着できる」というお話。
しかし、空気清浄機のベテラン専門家によると、「空気の流入速度から計算すると、イソシアネート吸着に必要な活性炭フィルターの厚みは30cm」だそうです。
笑っちゃいますよね。
でも、体感としては納得です(^_^;)
防毒マスクでも、このさらさら物質は捕集は出来ません。
(防毒マスク…GM76-s、吸着缶…CA-104NⅡ/OV)
呼吸で取り込み続けると、いつまでも体内濃度が下がらないことになる。
なので、シゲマツの会社に相談しました。
そしたら、「イソシアネートの揮発微粒子を防ぐためには、外付けフィルタL2Bを組み合わせてご使用いただくことをお勧めいたします」とのこと。
この外付けフィルタ(写真右下)で、8割方捕集してくれるように…!
ただ、価格が高い…それに、4時間ほどで捕集しなくなる(^_^;)
この山小屋に来てからは、マスクの類いは何にもしていません。
たまに下界に行くと、肺の中に残るんでしょう…。
吐息の中に、さらさらがいっぱい出てきます。
防ごうと思っても、世の中さらさらだけなので、諦めた方が早い。
「良い空気」のなんと得難いことか…!
⑧ マスキングテープ
「テープ」は、「接着剤」が使われてます。
そこには当然、イソシアネート始め、いろんな有機溶剤が使われてます。
だから「テープ自体使えない」という方はけっこういらっしゃいます。
それでも、「マスキングテープは大丈夫」という方は多いんですよね。
基布が紙で、粘着剤はアクリル系のものです。
ただ、「マスキングテープもダメだ」という方もいらっしゃる。
私は、そんなに気にせず使ってました。
今回、当初は色んな会社のマスキングテープを購入してたんです。
そこで、はっきり分かりました。
さらさらがいっぱい出てくるマスキングテープがあります…!
こちらの後半に、イソシアネート重合の話が載っています。
イソシアネートは、温度・湿度・周りの物質など、その時その時の条件で動きが変わるんです。
だから「前はこれで上手く洗えたのに、今日はダメだった」なんてことがよくありました。
そんな物質なので、過不足なく反応させ切るのがとても難しいらしいです。
未反応イソシアネートの量には規制もあり、過剰になるのは生産会社にとって無駄にもなるため、それを分析・検査する会社も多く存在するようです。
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