みなさんこんにちは。車椅子jdのゆめほです!

 

タイトルにある通り下肢装具を作りたいというお話をしていきます。今も一応下肢装具はつけて過ごしているのですが、個人的に合っているのかわからない…「自分はこういうところで困っているからこれが解決できる装具が欲しい」と思うことが多いです。

 

下肢装具とはどういうものなのか、自分が今使っている装具、今後使いたい装具などについて書いていこうと思います。

下肢装具とは

下肢装具は主に足底板、短下肢装具、膝装具、長下肢装具があります。

 

足底板はインソールとい言った方がわかりやすいかもしれません。靴底に入れるものです。

 

 

短下肢装具とは足から膝下までをカバーする装具です。主に足関節の動きをコントロールするためのものになります。

 

 

膝装具は主に変形性膝関節症の方が使うもので、膝関節の動きを制御するものです。角度を自分で調整できるものもあります。

 

 

長下肢装具は短下肢装具+膝装具という感じで、足から膝、大腿までをサポートする装具です。下半身麻痺の方がよく使っているイメージです。

 

 

今使っている装具

私が今使っている装具は右が足底板、左が足底板+短下肢装具です。左の装具は次の画像のようなものを使っています。

 

 

インソールを貼り付けて使うことができるタイプの短下肢装具です。なので普段使っている靴に入れて使うことができます。カーボンでできていて金属支柱のものよりも軽いです。ただこれをつけてしゃがむことはできません(壊れるので)。

今後使いたい装具

とりあえずリハビリに通ってから固定の装具をつかうことになります。なのでリハビリ病院を見つけないとまずい…

 

リハビリをする中で自分に合う装具を見つけていきたいです。今使っている装具はそんなに時間をかけずに作ったので…

 

膝折れも気になるし、インソールだけだとどうしても右足は不安定になってしまいます。リハビリで症状を改善させて歩きやすい装具を作りたいです。

装具を使ってどうなりたいか

今は装具と杖を使っての歩行をしています。でも白杖を今後使うことを考えると両手が塞がるのはちょっと…(雨の日とか困るし)

なので装具だけで歩けるようになりたいです。そのためにもまずはリハビリ病院を見つけるところからがんばります!!

 

 

参照

 

こんにちは。車椅子jdのゆめほです!

 

私は聴覚障害を持っていて補聴器を使って生活しています。ただ補聴器を使っても会話を100%聞き取れるわけではありません。音声だけでは半分も聞き取れず口元の動きを見て会話をしたり、ロジャー(デジタルワイヤレス補聴援助システム)を使って会話をしたりしています。

 

聴覚障害に対する補装具としては補聴器が有名で皆さんも知っていると思います。他に人工内耳という補装具があることを知っているでしょうか?今回は補聴器と人工内耳について詳しく書いていこうと思います。

 

難聴の種類については以前記事を書いたので参考にしてください。

 

 

補聴器について

補聴器の音を伝える仕組みは、マイクで拾った音を使う人の聞こえやすいように増幅し、レシーバーから出力するという感じです。

 

 

伝音性難聴の場合は補聴器を使うことで音声の聞き取りは良くなることがほとんどです。しかし内耳に障害のある感音性難聴だと程度によっては補聴器での聞き取りに限界が生じることがあります。

人工内耳について

人工内耳の音を伝える仕組みは補聴器と全然違います。マイクで拾った音を電気信号に変え、蝸牛に挿入した電極で聴神経を刺激することで音声を伝えます。

 

 

まず人工内耳は手術をしなければ使うことができません。蝸牛の中に電極を、側頭部の皮下に受信コイルを埋め込みます。体外ではサウンドプロセッサを使います。サウンドプロセッサからは送信ケーブルから送信コイルが伸びています。送信コイルは体内の受信コイルとマグネットでくっつくようになり、くっつけることで電気信号を送ることができます。

人工内耳の適応基準

現在の日本での成人人工内耳適応基準は以下の通りです。

 

各種聴力検査の上、以下のいずれかに該当する場合。
ⅰ.裸耳での聴力検査で平均聴力レベル(500Hz、1000Hz、2000Hz)が90dB以上の重度感音難聴。
ⅱ.平均聴力レベルが70dB以上、90dB未満で、なおかつ適切な補聴器装用を行った上で、装用下の最高語音明瞭度が50%以下の高度感音難聴。

Ⅱ 成人人工内耳適応基準(2017)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp › artificial_inner_ear-adul

 

重度の感音性難聴、または高度の感音性難聴で補聴器の装用効果が見られない人が適応になります。最近では高音障害型感音難聴に対してる残存聴力活用型人工内耳(低音の聴力を温存できる人工内耳)や片耳難聴への人工内耳適応も始まっているみたいです。

人工内耳への迷い

私は感音性難聴で手帳取得時点で聴力は右耳93dB、左耳105dBです。人工内耳適応基準に当てはまります。補聴器の装用効果も落ちてきています。そこで人工内耳にするのかという迷いが生じました。人工内耳にすればたしかに聞こえは取り戻せるかもしれない。でもそれはたくさんの訓練の後に得られる効果です。そして手術をしなくてはいけません。手術をすればもとには戻れません。今のまま補聴器を使って生活していくのか、人工内耳という選択をするのか悩んでいます。

 

もしこの記事を読んでくれている方で人工内耳を使っている人がいれば、ぜひ体験談聞かせてください。よろしくお願いします🙇‍♀️

参照

皆さん、お久しぶりです。車椅子の現役女子大生、ゆめほです!もともとわたあめと名乗っていた者です。

 

XやInstagram、YouTubeでは活動を続けていましたが。noteを書くのはめちゃくちゃ久しぶりですね。

 

このnoteを投稿していない間にいろんなことがありました。それをいくつかご報告させてもらいます。

通信制大学に3年次編入した

前までは普通の通学制の大学に通っていました。そして、理系で化学と生物を専攻でした。

 

現在はというと…今年の4月、通信制大学に3年次で編入しました。しかも専攻をがっつりと変えて、社会福祉士の勉強をしています。来年には実習が待っています。

 

文転して福祉の勉強をしているという…しかも国家資格取得を目指してる…少なくとも半年前の私には考えられなかったことだと思います。でも後悔はしていません。自分は障害者になったことで視点が180度変わったと思います。その結果、医療や福祉分野に興味がでてきて今の自分がいます。障害当事者だからこそ、社会福祉士になってできることがたくさんあると思っています。夢に向かって頑張ります!(そして密かにその先の目標もあるのです…)

芸能事務所の所属タレントになった

これこそ「えー!?」って感じのことだと思います。

 

今年の4月からココダイバーシティ・エンターテイメントの所属タレントになりました!!18期生です。

 

 

 

3月にオーディションを受け、なんと合格。自分が一番びっくりしています。そして4月から本格的にレッスンを受け始め、ダイバーシティカフェなどのイベントにも参加させてもらっています。

 

事務所の先輩たちはとても優しくていつもお話しするのが楽しいです。同期の子達とも仲良しです。レッスンは基本的にオンラインなのですが、月に1、2回対面レッスンがありそこで事務所の仲間たちに会えます。私はそれを毎月楽しみにしています。

 

オンライン、対面のレッスンともに今まで経験してこなかった様々なことを学ぶことができ、タレントの道を一歩一歩進んでいっている感じがしています。もっと表に立つ活動をして、私がSNSでの活動を始めた目標である、線維筋痛症などの難病になれない難病を発進していく、そして福祉制度の狭間に落ちてしまっている人々を助ける、といったことを叶えていきたいと思っています。

終わりに

この半年?1年?でいろんなことがありました。学校が変わったり、タレントになったりしたけれど私の本質は変わりません。今まで通り応援してくれると嬉しいです!そして、これからnoteの更新頻度上げていくつもりなのでよろしくお願いします!!

 

追記

noteからアメブロの方に記事を移植しました。アメブロ・note読みやすい方で記事を読んでもらえると嬉しいです。

こんにちは。車椅子jdのゆめほです。

 

私は5月の頭に急激な視力低下、視野狭窄が起こりました。病院では精査中ですが、おそらく網膜色素変性症だろうとのことでした。網膜色素変性症と難聴を併発するアッシャー症候群について、今遺伝子検査をしているところです。

 

皆さんは盲ろう者という言葉を聞いたことありますか?盲ろう者とは視覚と聴覚どちらにも障害がある人のことです。完全に視えないことを盲、聞こえないことをろうといいます。視えにくいことを弱視、聞こえにくいことを難聴といいます。そのため私の今の状態は弱視難聴ということが多いです。

 

同じ盲ろう者でも視え方、聞こえ方は違います。そのため、会話の方法も変わってきます。また先天性か後天性かでも変わってきます。色々な場合を踏まえて書いていこうと思います。

口話

盲難聴、弱視難聴の方が多く使います。難聴の程度が軽く、音声で会話が可能な場合口話(通常の音声での会話)でコミュニケーションを取ります。

 

私の現在のコミュニケーション方法も口話です。視覚・聴覚障害ともに後天性だったのもあり手話が使えません。現在将来のために手話を勉強しています(将来もっと聴力が下がる可能性が高い)。

 

後天性で障害を負った人で言葉を聞き取れる人は口話が多いかもしれません。

弱視手話・筆談

弱視難聴、弱視ろうの方が多く使います。

 

弱視手話ではその人の視力や視野によって視えやすい位置で手話をします。まぶしさなどで視えづらいこともあるので照明の位置などにも気をつけます。こちらは先天的に難聴があり、手話を母語に生活してきた人が使うことが多いです。

 

筆談ではその人が視えやすい大きさで文字を書いてコミュニケーションをとります。パソコンを使って筆談をすることもあります。こちらは後天的な障害で聞こえづらい・聞こえなくなった人が多く使います。私も環境的に聞き取れない場合は筆談をお願いすることがあります。

触手話

盲ろうの方が多く使います。文字通り、相手の手話を手で触れて読み取ります。完全に視えない・聞こえない状態になると触るということがとても大切になってきます。

 

触手話にもいくつか種類があります。通常通り単語を使うときや、指文字を読み取るときもあります。手話ではありませんが、手のひらに文字を書く手書き文字という方法もあります。

 

この方法は先天的に難聴・ろうがあり、その後視覚障害が加わった方が多く使うのかなと思います。

指点字

こちらも盲ろうの方が多く使います。指で点字を表し、手の甲などに打ってもらう方法です。

 

点字というのは6つの点でできています。それを指6本で表し、相手に自分の手の方に打ってもらいます。似た方法で点字ディスプレイに点字を出力し、読み取るというのもあります。

 

この方法は先天的に視覚障害があり、その後聴覚障害が加わった方が多く使うのだと思います。

色々なコミュニケーション方法がある!

今回は盲ろう者が使う主に4種類のコミュニケーション方法について書いてみました。障害を負う前はコミュニケーションといえば音声を使った会話が普通だと思っていましたが、今は様々なコミュニケーション方法があることを知って、興味を持っています。そして手話を現在頑張って勉強しています。手話を使えるともっと色々な人と会話ができるし、手話通訳士さんを使うこともできます。点字も今後使う・使わないに関係なく学びたいと思っています。皆さんにも世の中には色々なコミュニケーション手段があるんだよ!ということを知ってもらえれば嬉しいです。

こんにちは。車椅子jdのゆめほです!

 

私は名前の通り、現役大学生として発信をしています。昨年度までは普通の理系の通学制の大学に通っていました。今年度からは通信制の大学に編入して社会福祉士になるための勉強をしています。

 

通信制に編入して、家で好きな時間に授業が受けられるようになり、病気があり体調が読めない私は学習がしやすくなりました。ただそれと同時に今学生と社会人の狭間である通信制大学生で困ることも多いなと思い始めました。

今日は今通信制大学生として生活していて良いこと、困ることについて書いていこうと思います。

なぜ今の大学に編入したのか

昨年度まで通っていた通学制の大学は、理系で課題も多く、実験もあり、予習・実験・レポートととても忙しい学校でした。2年生の前期まではなんとかついていっていましたが、後期を精神疾患の悪化で休学、その後も身体疾患の悪化でなかなか学校に通えず、単位も落としまくり…という感じになっていました。化学・生物系の学科に進んだためもちろん実験は毎年ありました。電気回路系の実験はなんとか車椅子でできましたが、化学・生物系も実験は危険な薬品を使うことがつきまとってきます。そうすると…「車椅子でぶつかったら危ないから…」という理由で実際に実験はできず見学して記録だけしていくという形になりました。この現実を知った時、「この学科で自分の満足する研究はできないな」と思いました。これに加えて単純に体調が安定せず、授業に全然出席できていなかったというのもあり、通信制の大学に編入しようということを決めました。(それでも頑張って前の大学では105単位を取得し今の大学で認定してもらいました)

 

そして現在は前の大学で学んでいたことと全く違う人間福祉について学んでいます。この学部を選択したのは自分が中途で障害を負って、医療・福祉に関して強い関心を持つようになったからです。なにごとにおいてもそうかもしれませんが自分ごとになると思考というのは大きく変わるものです。国家資格を取りたいという気持ちもあり、社会福祉士の資格を取ることができる今の学科を選びました。

障害を持ちながら通信制大学に編入して良かったこと

先述した通り前の大学では体調が安定せず、授業に出席することができていませんでした。今はインターネット配信の動画を自分の好きな時間に見て、小テストを受けることで授業への出席をすることができています。期末テストも家でパソコンを使って受けることができます。1学期の成績はSとAだけで収めることができました。

 

障害を持ちながら通信制の学校で学ぶ一番の利点は、自分の障害・病気の状態、体調に合わせて学習・単位取得をできることだと思います。前の大学での学習ももちろん楽しかったですが、今は体調も考慮しながら学習ができているので身体・精神的に楽だなと思えています。

障害を持ちながら学生と社会人の狭間で困ること

通信制大学生になって困っていることも最近でてきました。それは…学生だと障害者向けの作業所に通えないということです。基本的に大学生は就労継続支援事業所(A型・B型作業所)に通えないのです。これから詳しくは役所の方にも聞いてみようと思いますが、調べた限りでは卒業見込みが立っている大学生は就労移行支援に通えるということはわかっています。

 

通信制大学は社会人の方も多く通っていて、いうならば働きながら学ぶというのが売りになっているところもあります。それならば作業所に通いながら通信制大学で学ぶというのも認めてくれればいいのに…となってしまいます。

 

私は障害年金を受給しているわけですがそれだけではなかなか生活を回していくのは難しいです。特別障害者手当の受給、障害年金を1級にあげるなど考えてもいますが、そのためにも診断書代などお金がかかります。それで踏み出すのにうーん…となってしまうのです。それで障害者雇用を探してみたり、通院時間に被らない塾講師の面接を受けてみたりしていますがうまくいかず…と絶賛悩み中です。

こうなったら生きやすくなるなと思うこと

働きながら学びたいから通信制の大学を選ぶ人が世の中では多いのだと思いますが、病気があるから、障害があるからという理由で通信制を選ぶ人も増えていると思います。その人たちが働く環境、事業所というのをもう少し整備していってほしいなあと思います。

 


今日は筆が乗ってたくさん書いてしまいました笑
今日はここまで!それでは!

お久しぶりです。車椅子jdのゆめほです!一昨日、昨日とバイトの面接があり記事が書けずにいました🙏

 

6/27に脊髄刺激装置埋め込み手術をしてから明日で3週間になります。この間で感じた身体の変化について、今日は書いていこうと思います。

身体の痛みについて

疼痛に関してですが、圧倒的に緩和されました。刺激を始める前の痛みが8〜10だとすると、3〜5になりました。この変化で自分でもびっくりするくらい生活しやすくなりました。

 

まず痛みで寝込むことがほとんどなくなりました。もちろん筋痛性脳脊髄炎の疲労で寝込むことはあります。それでも痛みで動けないことが全然なくなったのでとても嬉しいです。

 

そしてリモコンを使って流す電流の強さを変えられるので、その時の痛みの強さに合わせることで疼痛緩和ができます。頓服薬を飲む以外の痛みへの対処法が増えたのが心強いです。これから常用薬の方も減らしていければと思っています。

身体の動かしやすさについて

電流刺激を始めたことで身体の動かしやすさも変わりました。まずとっても歩きやすくなりました。足が軽く、出しやすくなりました。そしてある程度歩いても疲れにくくなりました。前までは徒歩10分の最寄駅まで行くのも大変でしたが、今は杖と装具を使えば往復できるようになりました。

 

また手の方も動かしやすくなりました。パソコンのタイピングが前は指が痛いのと指が動かしづらくやりづらかったのが今はしやすくなりました。また手に力が入りやすくなって文字も書きやすくなりました。

装置の機能・管理について

私の電極は頸髄(首)から胸髄まで入っています。そしてリモコンでは腕の方と足の方それぞれ電流の強さを変えられるように設定してもらっています。先述した通り、痛みの強さに合わせて電流の強さを変えています。

 

装置の機能として姿勢を自動で検知して、電流の強さを変えられるというのがあります。私は立つ・座る・寝るでそれぞれ強さを設定してもらっています。

 

また装置本体は左の臀部皮下に埋め込まれてあって外から充電する必要があります。リモコンを充電しておいてそこから充電ケーブルをつなぎ装置を充電する感じです。

 

 

他にはMRI検査の際にリモコンで「MRIモード」にする必要があります。なので基本的に通院の際はリモコンと「脊髄刺激療法手帳」は持ち歩くようにしています。

線維筋痛症で脊髄刺激療法を受けること

線維筋痛症という病気で脊髄刺激療法を受けさせてくれる病院はなかなかないと思います。私はそのような病院、先生に巡り会えて本当に幸運なんだと思います。

 

ここまで書いた通り、私の場合ですが線維筋痛症の症状に対して脊髄刺激療法はとても効果がありました。そして疼痛緩和の手段が増えたという安心感もうまれました。手術をしないと治療が受けられませんが、それでも線維筋痛症の疼痛緩和治療の1つとして、これからもっと普及していけばいいなと思っています。そのために「脊髄刺激療法を受けた線維筋痛症患者」としてこれから発信を頑張っていきたいと思います!!

こんにちは。車椅子jdのゆめほです。

 

私は車椅子jdという肩書きで活動をしていますが、実は使っている車椅子はずっとレンタルや中古のもので、自分の車椅子と呼べるものは持っていませんでした。そもそも肢体不自由で身体障害者手帳が取れたのが昨年4月だったので、それまでは自費で買うしかありませんでした。

 

昨年4月に手帳を取れてから車椅子の補装具制度申請を進めていました。しかし、病気の影響で身体の状態が色々変化していたため車椅子の種類がなかなか決まらなかったり、業者さんを変えたりしていてなかなか購入まで進みませんでした。今回脊髄刺激療法の手術を受けたことで疼痛コントロールがしやすくなり症状が安定してきたため、購入する車椅子を電動アシスト車椅子に決定し申請を進めることになりました。

 

今回は私の車椅子の変遷と補装具制度での車椅子購入申請について書いてみようと思います。

私の車椅子歴

私が最初に乗った車椅子はカドクラの自走式車椅子です。

 

 

ただ自走式の車椅子は身体の痛みや疲労に繋がってしまい、電動車椅子のWHILLのmodel C2に乗りかえました。レンタルで使っていました。

 

 

WHILLは月額料金を払って借りていたためお金の負担がかなりかかっていました。その後レンタルをやめて中古でYAMAHAの簡易電動車椅子を購入しました。これは結構な期間使っていたと思います。

 

 

この簡易電動車椅子は昔の型のものでした。そのため新しい型のものをまた中古で買い替えました。

 

 

そして今乗っている車椅子になります。今は昔の型にはなりますが、YAMAHAの電動アシスト車椅子に乗っています。これも中古です。

 

 

補装具制度で購入するのは、新しい型のYAMAHAの電動アシスト車椅子です。車体はOXにする予定です。

補装具費支給制度での車椅子購入

身体障害者手帳を持っていると補装具費支給制度を使って補装具を購入することができます。補装具とは厚生労働省によると次のものを指します。

 

障害者が日常生活を送る上で必要な移動等の確保や、就労場面における能率の向上を図ること及び障害児が将来、社会人として独立自活するための素地を育成助長することを目的として、身体の欠損又は損なわれた身体機能を補完・代替する用具

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/yogu/aiyo.html

 

代表的なものだと車椅子、杖、補聴器、白杖(視覚障害者が使う白い杖)、義肢などです。これらの補装具は自費で購入するとなるととても高額になります。補装具費支給制度を使うと原則1割の負担で購入することができます。

 

申請は各市区町村に行います。業者さんに見積もり書を作成してもらい、その後判定に入ります。補装具によって施設で直接判定を行ったり、医師に診断書を書いてもらったりする必要があります。。判定が下り、申請が通ったあと補装具の購入になります。(都道府県、市区町村によって流れが異なるばあいがあります)

自分の車椅子が手に入るうれしさ

今まではレンタル、中古の車椅子で生活をしていました。車椅子は痛みや疲労を抱えながら生きる上での必需品だったので、中古でも大切に使ってきました。しかし中古なので自分の身体に合っていなかったり、古いために動作少し怖かったりなど、愛車とは言えないなと感じていました。今回ようやく自分で購入する車椅子が手に入るということで、とても嬉しく思っています。まだ、判定・申請があるので手に入るのはもう少し先ですが楽しみに待とうと思います!

こんにちは。車椅子jdのゆめほです。

 

私は色々な病気を持っています。そのため飲んでいる薬の量も多いです。いちいちシートから出していては大変な量を飲んでいます。錠剤の他に粉薬、液剤、自己注射などもあるので管理が大変です。

 

今回は私の薬の管理方法について書いてみようと思います。

錠剤の管理

錠剤は朝・夜・寝る前で飲んでいます。そのため1日3回に分けられるピルケースを使って管理しています。

 

 

本来は朝・昼・夜に飲む人用なのでまんなかは太陽マーク(昼のマーク)がついていますが、朝・夜・寝る前で入れています。遮光しなければいけないものはシートのままです。1回分ずつ出すことができるのでこのタイプのピルケースは便利です。

 

 

錠剤の管理が大変、飲み忘れる心配があるという人はこのタイプのピルケースはおすすめです。朝・昼・夜・寝る前の4つにわかれているものもあります(私はこれだと薬が入りきらない…)。私が買ったピルケースのAmazonリンクを貼っておきます。

 

 

粉薬、液剤の管理

粉薬は朝・夜と飲んでいて1回に3種類飲んでいます。粉薬の管理はお薬カレンダーのようなものでしています。

 

 

これはダイソーで購入しました。今は売っているか分かりませんが薬局に行くとおくすりカレンダーの名前で売っていると思います。もともとは錠剤もこれにいれて管理していたのですが入りきらなくなりピルケースと分けるようになりました。

 

液剤はメニエール病の治療薬であるイソソルビドを飲んでいます。これはまずい薬で有名だったりします。冷やすと多少飲みやすくなるため冷蔵庫に入れて保管しています。

 

 

自己注射、頓服薬の管理

自己注射は片頭痛発作時に打ちます。そのため頓服薬と一緒に持ち歩いています。頓服薬はジップロックに入れ、本来はスマホを入れるカバンにアルコール綿、自己注射、頓服薬をまとめて入れています。頓服薬はシートからだすと何の薬かわからなくなるので基本シートのまま持ち運んでいます。

 

 

薬の管理で困っている人へ

薬の量が多い、飲み忘れるなどで薬の管理に困っている人へ、私の管理方法が少しでも参考になればと思います。

 

量が多くて困っている場合、お金はかかりますが薬局で一包化してもらうこともできます。飲み忘れる人はピルケース、お薬カレンダーなどを活用する他に、訪問看護さんなどに管理してもらう方法もあります。

 

私の方法の他にも様々な方法があると思うので、自分にあった方法を見つけてみてください!

こんにちは。車椅子jdのゆめほです!

 

今までnoteを書いてきて聴覚障害のことについてあまり触れてきませんでした。今日は自分の耳の聞こえ方について書いてみようと思います。

現在の聴力

私は肢体不自由で身体障害者手帳を持っていますが、聴覚障害でも手帳を持っています。手帳は3級でいわゆる重度難聴にあたります。

 

聴力は手帳取得時で右が93dB、左が105dBです。dBというのは普段あまり聞かないと思いますが音の大きさの単位です。音が大きければ大きいほどdBの値も大きくなります。

 

 

この表のとおり90dB以上の音というのは、普通の人からするとかなりうるさい音になります。でも私の耳ではその音がやっと入ってくる程度の聞こえになります。

 

私の聞こえ方

難聴は主に3種類あります。伝音性難聴・感音性難聴・混合性難聴です。

 

伝音性難聴とは外耳・中耳に原因のある難聴です。外耳炎・中耳炎などが原因となります。手術で改善できる場合もあり、治療が難しい場合でも補聴器を使えば問題なく聞こえるようになります。

 

感音性難聴とは内耳、蝸牛神経、脳に原因のある難聴です。先天的な難聴に加え、後天的に起きる突発性難聴・騒音性難聴・加齢性難聴などがあります。この難聴では音が歪んで聞こえることが多く、補聴器を使っても言葉を聞き取れないこともあります。重度の場合は人工内耳を使うこともあります。

 

混合性難聴は伝音性難聴と感音性難聴が合わさった難聴です。伝音性と感音性のどちらの症状が強いかは人によって異なるため、症状に合わせて治療や補聴器の使用を行います。

 

私はメニエール病による聴力低下で難聴になったため感音性難聴にあたります。補聴器を使って60dB程度の音が入るようになりますが、音が歪んで聞こえるため会話の内容を聞き取れないことも多いです。日本語を喋っているのに外国語を喋っているように聞こえます。歌は歌詞を見なければ聞き取れず、音程もずれて聞こえます(もともと絶対音感持ちなのでこの音程のずれがかなり気持ち悪い…)。

使っている補装具

私はフォナックというメーカーの重度用補聴器を使用して生活しています。Bluetoothが使えるためスマホに繋げて音楽を聞いたり、通話をしたりしています。通話は一応できるのですが騒がしい場所だと聞き取ることが難しいです。

 

 

また補聴器に繋げて使うことができるマイクのロジャーも借りて使用しています。ロジャーが拾った音を直接補聴器に届けてくれる便利な補装具です。今後実習や就職に向けてロジャーを特例補装具で申請する予定です。

 

 

生活の工夫

室内など静かなところでは補聴器をつけてある程度の会話はできます。しかし、騒がしい場所ではなかなか聞き取れないことが多いです。そのため、会話の内容がわからない時には筆談をしてもらいます。またスマホの文字起こしアプリを使うこともあります。友達と遊ぶ時にはロジャーをつけてもらって会話をします。嬉しいことに手話ができる友達が周りにいるため手話で伝えてもらうこともあります。自分も手話を使って日常会話ができるように頑張って勉強中です。

同じ聴覚障害者でもみんな聞こえ方は違う

今回は私の聞こえ方をもとに聴覚障害について書いてみました。しかし、同じ聴覚障害・難聴の人でも一人一人聞こえ方は違います。私の聞こえ方はあくまで一例です。そのことを知った上で、もし聴覚障害の方と関わる機会があれば接して欲しいなと思います。

参照

こんにちは。車椅子jdのゆめほです!

 

以前noteに書いたと思いますが、私は5月に視力の低下と視野障害が現れました。病名はまだ確定しておらず可能性のあるものとしては、網膜色素変性症、アッシャー症候群ミトコンドリア病です。アッシャー症候群とミトコンドリア病は遺伝子検査が必要なためこれからする予定です。にしても全部指定難病なんですけどね…

 

今回はそんな視覚障害についての話になります。視覚障害によって困るようになったことを書いていこうと思います。

困ること① テキストや本の文字が読めない

私は現在通信制の大学生で社会福祉士を目指しています。また趣味で他の資格取得を目指しています。必然的に勉強をする機会が多いです。そのためテキストを読むことになるのですがそのテキストの文字が小さくて読めないのです。

 

学校から配布される教材はデータで送られてくるため、iPadで開いてズームをして読むことができます。しかし紙のテキストはズームができないため、顔を近づけてなんとか読んでいます。これがとても大変なので読書拡大機を買うか迷っています。

 

本も同じ理由で文字がなかなか読めません。そのため最近はKindleで電子書籍を読むことが増えたと感じます。

困ること② 電車やバスで今の駅がわからない

これは視覚障害とあわせて聴覚障害も持っているために困ることになります。

 

電車やバスでは電子掲示板に次の駅名が表示され、アナウンスでも「次は〇〇〜」と流れると思います。視覚障害と聴覚障害をどちらも持っているとどちらの情報も得ることができません。電子掲示板も文字は見えず、アナウンスで何を言っているかもわかりません

 

私は車椅子を使っているため電車やバスを使う時、駅員さんにお願いをしてスロープを出してもらいます。そのため最悪現在の駅がわからなくても降りる駅は駅員さんが教えてくれます。

 

わからなくならないように電車やバスが止まった数を数えるようにしています。乗り換え案内アプリを参考にすることもあります。

困ること③ スマホやパソコンを使う時の画面との距離が近くなる

視力が落ちてからスマホやパソコンの文字の大きさ設定を最大、そして文字も太くしています。

 

 

それでも見えない時はあるのでどうしても画面との距離が近くなってしまいます。そうすると姿勢が悪くなり身体の痛みがどうしても出てしまいます。

 

スマホに関してはiPhone 12 miniを使っているためそもそもの画面が小さく、文字を大きくすると画面に表示できる情報量が少なくなってしまいます。それも結構不便です(SNSを見る時など)。そのため次は大きい画面のスマホにしたいなあと思っています。

視覚障害を持って生活すること

中途で、しかも他の障害を持ちながら視覚障害を持ったことで今までスムーズにできていたことができなくなって困ったり、悲しくなったりすることも多いです。でも工夫次第で生活はしやすくすることはできるとも思っています。色々模索しながら自分の暮らしやすい環境を作っていきたいです!