
最近よく聞く 「リスペクト」、
単に 「尊敬」 と訳されることも多いこの言葉。
英語のニュアンスが身に付いてる人ほど、
日本語ではうまく説明できない、といいます。
つまり、リスペクト=尊敬 ではないのですね。
「尊敬」は、その人の人格や行為などをきわめて尊いものとして、
その人を敬うこと。
「リスペクト」は、人や物の価値を認め、それに対して敬意を表すること。
尊敬には、ちょっと恐れ多いほどの感情が含まれているけれど、
リスペクトにそこまでの意味はない。
例えば、夫に対して「Please respect me !」 という場合、
決して 「私を尊敬してよ」 と言っているわけではなく、
「私という人間を尊重してほしい」 というニュアンスになる、と。
そう考えると、本当に心の底から尊敬できる人、というのは、
人生でそう何人も出会えるものではないのかもしれません。
リスペクトの気持ちは、ホスピタリティに近い部分もあって、
そこに上下関係はなく、対等にお互いの存在を尊重し、
認めあう関係を作ることができます。
共に働く同僚、夫婦、親子、友人などに対して、
リスペクトの気持ちをもって接することで、「個」を大切にしながらも
人間関係はより深まるのかもしれません。
さらには、お客様ともリスペクトしあえる関係を築いていけたらと思います。