7/19、豊島区都市計画審議会が行われました.

 

〈案件〉

議案1 東池袋地区地域冷暖房施設の都市計画変更について

報告1 池袋地区駐車場整備計画の改定について

報告2 豊島区都市づくり専門部会の設置について

 

【議案1 東池袋地区地域冷暖房施設の都市計画変更について】

3月の審議会で報告があったもの。

⇒3/24blog「地域冷暖房施設の都市計画、池袋駅東口地区計画などの変更について 都市計画審議会︎」

 

東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業による新建築物への熱供給を行うことに伴い、導管・熱発生所施設(東池袋第2プラント)を新設。既存の施設のみでは熱需要を賄えないために増設。

施設の増設に伴って、既存のサンシャイン60の地下に設置されている熱発生所施設の名称を「東池袋第1プラント」と変更。

 

都市計画変更は以下の通り

名称変更:東池袋第1プラント

新設:東池袋第2プラント、導管(東池袋1−1号線(ハレザタワーと今回新設の第2プラントを接続する導管))

 

5/15〜5/29に縦覧・意見募集を実施(意見数はゼロ)。

 

全会一致で可決

 

今後の予定

令和5年7月に都市計画決定・告示、10月から工事着工(予定)

 

【報告1 池袋地区駐車場整備計画の改定について】

令和5年に策定された「池袋地区駐車・まちづくりマネジメントガイドライン」との整合を図るため、「池袋地区駐車場整備計画」が改定されます。

⇒参考:7/18副都心委員会blog「市街地再開発事業等の動向、池袋地区の駐車場に関するガイドラインなど 豊島副都心委員会︎」

 

◆改定のポイント

公民の駐車場などにつき、地区課題を踏まえて柔軟に利活用できるよう示す。

1.都市計画駐車場の機能転換(まちづくり視点でのあり方や効果的な運用)

2.新たなモビリティ需要に対応するための、柔軟な駐車場の利活用

3.将来の路外駐車場整備後のパーキングメーター等撤去後の道路空間(カーブサイド)の利活用など

 

◆今後のスケジュール

5年9月 「池袋地区駐車場整備計画改定ワーキンググループ」を立ち上げ、検討開始

5年11〜12月頃 パブリックコメント(予定)

5年度内 「池袋駅周辺地域再生委員会・交通検討部会」「都市計画審議会」へ報告(予定)、池袋地区駐車場整備計画の改定(予定)

R7年度まで (仮称)一般社団法人池袋地区駐車場地域ルール運用協議会を活用した運用体制を構築(R7年度までの一社法人化を目指す)

 

電動キックボード等の新たなモビリティへの対応について、いくつか意見が出ました。安全性と利便性の両立が不可欠な移動手段だと改めて思います。

 

【報告2 豊島区都市づくり専門部会の設置について】

都市計画審議会条例8条3項に基づき、委員のうち会長が指名した方で構成される専門部会を設置し、専門的な見地から調査検討を行えることとなっています。

 

豊島区の「都市づくりビジョン」の改定を控えていて、適宜専門部会で調査検討を行う予定です。

同ビジョンの改定は概ね以下のスケジュールで行われる予定。

5年度は、現状分析や課題整理、庁内関係各課へ意見照会及びヒアリングを経て、素案作成。

6年度は、引き続き庁内関係各課へ意見照会及びヒアリング、パブコメ・ワークショップなど

7年度は、庁内関係各課へ意見照会及びヒアリング、ビジョン(原案)作成、パブコメ・説明会などを経て、都市計画審議会へ諮問・ビジョン改定

 

専門部会は以下の委員で構成されます(市古氏、大沢氏は新任。以下、敬称略)。

中井検裕(東京工業大学名誉教授)※部会長

中林一樹(東京都立大学名誉教授・明治大学客員研究員)

中川義英(早稲田大学名誉教授)

長倉真寿美(立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科教授)

定行まり子(日本女子大学家政学部教授)

池邊このみ(千葉大学大学院グランドフェロー)

市古太郎(東京都立大学都市環境学部都市政策科学科教授)

大沢昌玄(日本大学理工学部土木工学科教授)

 

20年先のまちづくりを想定して策定していく必要があり、その際には課題の整理・柱立てが重要、との有識者からの意見がありました。

 

以上です。

次回は10月頃に開催される予定です。