4/14、環境・清掃対策調査特別委員会が行われました。

〈調査案件〉
1 「第四次豊島区一般廃棄物処理基本計画」及び「豊島区災害廃棄物処理基本計画」の策定について
2 第48回豊島清掃工場運営協議会について
3 令和3年春の豊島区交通安全運動について

【1 「第四次豊島区一般廃棄物処理基本計画」及び「豊島区災害廃棄物処理基本計画」の策定について】
両計画の答申案については、リサイクル清掃審議会での審議後、 1/8の委員会で報告がありました。
⇒1/8blog環境・清掃対策調査特別委員会「豊島区一般廃棄物処理計画、災害廃棄物処理計画の答申案など

今回は両計画案のパブリックコメントの結果につき報告がありました。
パブコメの内容を踏まえ、3月に両計画が策定されました。
第四次豊島区一般廃棄物処理基本計画の計画期間は令和17年度(2035年度)までの15年間で、5年ごとの見直しが予定されています。

【2 第48回豊島清掃工場運営協議会について】
書面開催された「豊島清掃工場運営協議会」について報告がありました。

◆操業状況について

・令和2年度は焼却炉の計画外停止が、1号炉で1回(8/6~14)、2号炉で2回(5/1~7、9/11~18)。原因は全て焼却炉内で大量の不適物(不燃物)が堆積・閉塞して運転継続が困難になったため。

・東京オリパラ大会の開催を前提に定期点検補修期間を短くしていたため、中間点検で例年よりも長期間の点検整備を実施。

・上記の理由により、搬入量、焼却日数、焼却量が例年よりも減少。

 

◆施設見学者

・新型コロナの影響により、清掃工場見学会等を当面の間中止。

・昨年12月に、不燃物混入の現状確認を含めた豊島区議会環境・清掃対策調査特別委員会の視察を受入れ。

⇒12/14blog環境・清掃対策調査特別委員会「焼却炉の計画外停止要因など豊島清掃工場視察、カーボンオフセットなど


◆環境調査結果
・調査値は、騒音調査結果を除き、その外は全て基準値、自己規制値等を十分に下回っており(基準値が範囲の場合は範囲内)、問題なし。
・騒音調査結果は、調査機関により「高速道路や幹線道路、鉄道によって周囲を囲まれており、周辺の影響が比較的大きかった」との見解あり。

◆放射能等測定結果
・放射能濃度は、飛灰処理汚泥のみ検出されたが、十分に低い値で問題はなし

・空間放射線量率は問題なし

◆ 「一般廃棄物処理基本計画(最終案)」
・豊島清掃工場の施設整備計画は、従前の「建替え」から「延命化工事」へ変更。

延命化工事は令和10年度から12年度に実施する計画。

【3 令和3年春の豊島区交通安全運動について】
4/6〜15の期間で行われている最中の「春の交通安全運動」について、実施概要や目的などの報告がありました。

◆運動の目的
交通安全運動をきっかけに、区民一人ひとりが交通安全に関心を持ち、交通ルールの遵守と正しい交通マナーを実践するほか、地域における道路交通環境の改善に向けた取組に参加するなど、 悲惨な交通事故を防止していくことを目的とする。

◆運動の重点

(1)子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保〔全国〕
(2)自転車の安全利用の推進〔全国〕
(3) 歩行者等の保護を始めとする安全運転意識の向上〔全国〕
(4) 二輪車の交通事故防止〔東京都・地域重点〕
・東京都は全国の二輪車を当事者とする死者の構成率を上回る状況となっていることから、 二輪車の交通事故防止を促進する。

令和2年の都内の交通事故発生件数は25642件で前年の30467件と比較し4825件減少。
負傷者数も同28888件(前年34777件)と減少。

しかし、死者数は133件から155件へ22件増加し全国ワーストとなってしまいました(前年は5位)。

 

なお、豊島区内に限ると、発生件数(前年549件⇒2年475件)、死者数(同5人⇒同4人)、重症者数(同15人⇒同12人)、軽症者数(同623人⇒同503人)と全て減少しています。
区内では交差点で最も多く事故が起きており、特に車道幅員5.5m未満の道路で多く発生しています。時間帯は昼間の事故が7割、特に8~10時が多くなっています。
これらの場所や時間帯は特にお気をつけください。

案件については以上です。
次回の委員会は5/11(火)に行われます。