1/8、環境・清掃対策調査特別委員会が行われました。
〈調査案件〉
1 羽田空港新飛行経路の航空機騒音短期測定結果について
2 第5期リサイクル・清掃審議会答申(案)について
3 廃棄物処理法の概要について
【1 羽田空港新飛行経路の航空機騒音短期測定結果について】
国土交通省による航空機騒音の測定結果の報告がありました。
短期測定結果(測定場所:椎名町小学校、測定時期9/26~10/3)
※単位はデシベル
大型機…実測値の平均:66.8(説明会等で示していた推計平均値:69~67)
中型機…同64.8(同65~61)
小型機…同63.7(同66~59)
常時測定結果(固定測定局…千早小学校、測定時期…3~10月)
大型機…同66.3(同69~67)
中型機…同64.5(同65~61)
小型機…同63.7(同66~59)
〈参考〉区の測定…10/25 南長崎第二保育園 66.6デシベル
いずれも、推計平均値の範囲に収まっている測定結果でした。
今後、国による新飛行経路の運用状況のお知らせのチラシが配布される予定とのこと。時期は1/30から概ね2週間。
また、羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会の進捗の情報提供もありました。着陸方式や飛行方式などの観点、海外での事例などで検討されているものです。
【2 第5期リサイクル・清掃審議会答申(案)について】
リサイクル・清掃審議会へ諮問されている以下の基本計画について、答申案の説明がありました。
(1)第四次豊島区一般廃棄物処理基本計画
・これまでの計画の方向性の整理、現行計画の目標達成状況などの評価検証を行うと共に、主要課題について具体的施策の見直しを行ったもの。
・ごみ・資源の適正排出促進について
・食品ロス削減の推進について
・事業系ごみ対策について
(2)豊島区災害廃棄物処理基本計画
災害がれきの発生推計量(約64万t)の想定の下、区・都・一部事務組合との役割分担、区の組織体制、災害廃棄物処理の流れ、その他のごみやし尿処理の流れ、仮置場の整理などを行ったもの。
付帯意見書に今後の課題が挙げられており、基本計画策定後も検討が必要です。
今後のスケジュールは、
1月 第6回審議会開催(答申(予定))
2月 両計画案のパブリックコメント
3月 両計画の策定
【3 廃棄物処理法の概要について】
廃棄物処理法の概要について説明を受けると共に、平成30年に発覚した区の廃棄物処理委託の問題(結果的に廃棄物処理法違反を問われた件)の原因と改善された点について報告を受けました。
この問題については過去blogなどをご参照ください
⇒区HPR2年3/11「令和元年度 未来戦略創出会議(第17回)-(2)廃棄物処理法違反への対応状況について」
⇒blogR2年2/22「豊島区 廃棄物処理法違反について」
⇒blogR2年3/18「議員協議会-4.廃棄物処理法違反への対応状況について」
再発防止策として、
①ごみ減少推進課による契約起案の一元化
②電子マニフェストの導入
③廃棄物処理施設の実地検査
④定期的な注意喚起
などが行われ、今後も全庁への啓発活動や職員のスキルアップを行う旨の説明がありました。
次回の委員会は、4/14(水)10時~です。