12/15、豊島副都心開発調査特別委員会が行われました。

〈調査案件〉
1 雑司ヶ谷霊園再生のあり方について(中間のまとめ)
2 都市再開発の方針の改定について

【1 雑司ヶ谷霊園再生のあり方について(中間のまとめ)】
東京都公園審議会の「中間のまとめ」について報告がありました。

⇒都HP「「雑司ケ谷霊園再生のあり方について(中間のまとめ)」へのご意見をお寄せください。」(リンク先に中間のまとめの概要と本文が掲載されています)


なお、先月の副都心委員会、都市計画審議会では諮問内容についてでした。
⇒11/6blog「都市計画審議会

◆今後のスケジュール
12/21 豊島区都市計画審議会(諮問)
令和3年1月末 東京都公園審議会霊園専門部会(審議)
3月末 東京都公園審議会本審議会(答申)

◆中間のまとめの概要
▷基本的な考え方
・地域特性や他の霊園での取組を踏まえて、雑司ヶ谷霊園の特色「歴史資源・自然資源」を生かした再生のあり方について検討してい


▷再生のテーマ…地域と連携し土地の歴史や豊かな緑を未来に継承する
・再生方針1…歴史や文化を伝える空間として再生
・再生方針2…地域の貴重な緑を育む空間として再生
・再生方針3…故人を偲ぶ静謐な空間として再生
 

▷再生に向けた取組み
・霊園としての機能
 ・霊園としての機能向上、適切な霊園運営
・公園としての機能
 ・公園としての魅力向上、地域コミュニティの醸成、防災・減災に資する機能向上
 

▷再生の進め方
・財源の確保
 ・収入…一般埋蔵施設の貸付(空地の一部の貸付再開)、集合墓地の貸付(一部の新規貸付)
 ・支出…貸付による収入を再生整備に充当
・再生事業のスケジュール
 ・再生事業の効果を早期に還元していくため、事業期間は概ね10年程度(令和4年度以降、事業着手)


「雑司ケ谷霊園再生のあり方について(中間のまとめ)」概要版より

【2 都市再開発の方針の改定について】

東京都の「都市再開発の方針」の改定について、報告がありました。

 

いくつか上位計画があって分かりづらいのですが、以下の図が参考になります。

左側の「都市計画区域マスタープラン」は包括的な上位計画で、豊島区の都市計画マスタープラン(豊島区都市づくりビジョン)は、その下位計画になります。

右側の「都市再開発の方針」「防災街区整備方針」「住宅市街地の開発整備の方針」は具体的な都市計画の上位計画となります。


詳細は都HPをご覧ください

⇒都HP「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)

 

以下の①、②は、今年度中の改定に向けて検討が進められています。③は、来年3月か4月頃改定の見込み。

①都市計画区域マスタープランの改定(東京都)

②都市再開発の方針の改定(東京都)

③豊島区都市づくりビジョンの部分改定について(豊島区)

⇒9/1blog「都市計画審議会」報告2(①~③について)

⇒11/6blog「都市計画審議会」報告2(③について)

 

④防災街区整備方針

は、令和3年度中の改定に向けて検討されています。

⇒11/6blog「都市計画審議会」報告3(④について)

 

⑤住宅市街地の開発整備の方針

は、今のところ改定の検討はされていません。

⇒現行方針 都HP「住宅市街地の開発整備の方針の概要

 

今回の報告は、②の改定についてで、改定の方向性や主な改定内容などの説明がありました。

⇒現行方針 都HP「都市再開発の方針の概要

 

改定の方向性は、今年度改定予定の①都市計画区域マスタープラン、特定都市再生緊急整備地域等の内容との整合を図り、市街地の計画的な再開発を推進するため、地区の位置付け等を見直す、です。

 

主な改定内容は、

・池袋駅周辺地区の位置付け(池袋駅周辺の再開発促進地区を拡大して都市再生地区として新たに指定など)

・南池袋二丁目A地区の再開発完了により廃止(一部地域は新たに指定)

・立教大学周辺地区は事業完了で廃止

・長崎、南長崎地区の記載見直し

・大塚駅周辺地区、巣鴨駅周辺地区、駒込駅周辺地区について、再開発促進地区に指定

 

以上です。

次回の特別委員会は、令和3年1/15(金)です。