2/17(月)、都民ファーストの会基礎自治体連絡協議会の有志で三鷹市と武蔵野市の視察に伺いました。

豊島区からは私と中澤まさゆき議員、元谷ゆりな議員が参加。

 

【三鷹市 コミュニティ・スクール】

まずは三鷹市役所を訪問し、コミュニティ・スクールの視察。

コミュニティ・スクールの第一人者として知られる、貝ノ瀬滋教育長にお話しを伺いました。

 

コミュニティ・スクールの定義や仕組みなどの基本的なこと、

コミュニティ・スクールの成立ちなどの経緯、

三鷹市での取組内容、

そして何よりコミュニティ・スクールを進める意義について、熱く語って頂きました。

 

制度の定義などは文部科学省のHPに記載されています。

⇒文部科学省HP「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)

 

・学校、家庭、地域が同じベクトルで頑張らないと、よい教育はできない。その為のツールとして使えるはず。

それぞれに当事者意識をもってもらうきっかけ。

・学校のガバナンス強化にもなる。開かれた学校づくり。

・学校経営を行うのはあくまで校長であり、校長を超える存在ではないことに注意。

・幼保小中高大、という教育の縦軸。特に小中の9年間の一貫性の縦軸。

学校、家庭、地域の横軸。これを連携させる。

 

私は豊島区においては地域コミュニティの再編が必要だと認識しており、その中心となる仕組みにコミュニティ・スクールがなり得ると考えております。

この考えや提言については、過去の一般質問で何度も取り上げてきました。

今回、貝ノ瀬教育長のお話しを伺う機会を頂き、ますますその思いが強くなっています。

本区では千登世橋中学校と池袋本町小学校でモデル事業が行われている最中です。

よい仕組みが構築できるよう、今後も注視していきたいです。

 

過去の主なblog

・平成30年11/28「一般質問 インターナショナルセーフスクールとコミュニティスクールについて

それまでの経緯を時系列にまとめています

・令和元年6/25「一般質問 コミュニティスクールの導入について

モデル校についての質問など

・後日blogにUPしますが、先日の一般質問でも同様のテーマの質問を行っています

 

【武蔵野市 武蔵野プレイス】

次に、武蔵境駅へ移動して「武蔵野プレイス」の視察をしました。

武蔵野プレイスは、図書館機能、生涯学習支援機能、市民活動支援機能、青少年活動支援機能の4つの機能を兼ね備えた複合施設です。

建築物としての評価も高く、2016年には日本建築学会賞を受賞しています。

また、施設内で掲示する案内や注意書きの文書などは、全て統一のフォントに合わせる工夫も行われているそうです。

 

 

 

 

 

市内の他の2館や他自治体の図書館と比べても利用者数や貸出冊数が多い、人気の高い施設です。

 

子供たちのスペースは多くの子供たちが自由に過ごしていたのが印象的。

単なる複合施設ではなく、色々な機能を混ぜ合わせる交流の場としての仕掛けがよいのだと感じました。

自主事業の際にも、出来るだけ複数の機能(冒頭の4つの機能)を組み合わせるようにしているとのこと。

 

一方で運営費が高止まりしているという課題もあるようです。

公共施設は建築時のイニシャルコストだけでなく、ランニングコストにも注意を払う必要があります。

市民に人気の高い施設なので、市民サービスとコスト面とのバランスがうまく取れるとよいのだろうと思います。

 

最近の公共施設は複合化するものが増えていると館長のお話しにありました。

本区でも西部区民事務所など、今後いくつかの機能を兼ねた施設の検討が必要となります。

今後の参考としたいです。