うますぎて不味い
って
どういうことやねん!?
と、ツッコミが入りそうですが、
これは、無添加の味に慣れてくると良くあることなんです。
添加物、とくに化学調味料の味に慣れてしまっていると
どうしてもうま味が過剰に欲しくなったり、濃い味でないと満足できないようになってしまいます。
濃い味のスナック菓子やカップラーメン等を好んで食べてしまっているとそういう状態になりやすいです。
そういった方が、純和風料理、京料理等を食べると
味が薄すぎて美味しくない
と感じてしまうです。
さて、では前回お話したように
化学調味料を使わない味、無添加の味に慣れてくると
どうなるでしょうか?
そうすると、薄味の良さがわかってきます。
薄い味の中に微細な味の変化がわかるようになり、
純和風料理、京料理の美味しさがよくわかるようになってくるのです。
この状態になった時、
化学調味料がどっさり入った添加物だくの加工食品を食べたとします。
その瞬間に
うますぎて不味い
という感覚がはっきりとわかるのです。
うま味成分が不自然に強すぎる、舌に残る、気持ち悪い、痰がからむ。
そういうマイナス要因が際立って感じられるようになるのです。
これがうますぎて不味いということなのです。