時代おくれの漬物屋ブログ

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漬物屋「樽の味」従業員のブログです。食に関することをたくさんオープンに発信していきます。

昔の漬物が酸っぱかった理由

昔の漬物は酸っぱかった。
そんな話を年配の方から聞くことがあります。

今の漬物は、どちらかというと
甘かったり、食べやすい味になっているものが多い気がします。

では、なぜ昔の漬物は
あんなに酸っぱかったのでしょうか。


発酵すると酸っぱくなる

理由はとてもシンプルです。

発酵していたから。

ぬか漬けや古漬けは
時間が経つと乳酸菌が増えます。

その乳酸菌が
野菜の糖分を使って
乳酸をつくる。

その結果
酸味が出てくるわけです。

つまり酸っぱさは

発酵が進んだ証拠

とも言えます。


保存のための食べ物

昔の漬物は
そもそも目的が違いました。

今は

「ご飯のおかず」

という位置づけですが、

昔は

保存食

でした。

冷蔵庫のない時代、
野菜を長く保存するために
塩で漬けて発酵させる。

そうして
長く食べられる状態にしていたわけです。

発酵が進めば
当然、酸味も強くなります。


今の漬物

今は冷蔵庫があります。

流通も発達しています。

だから

「長く保存するための漬物」

という役割は
ほとんどなくなりました。

その代わり

  • 食べやすい味

  • 見た目

  • 安定した味

そういうものが
重視されるようになりました。


酸っぱい漬物

 

酸っぱい漬物は
人によっては苦手かもしれません。

でもその酸味は

自然に発酵した味

でもあります。

ぬか床でもそうですが、
発酵が進むと味は変わります。

日によって
少しずつ違う。

それもまた
発酵食品の面白さなのかもしれません。


昔の人にとって漬物は

ただのおかずではなく

生活の中の保存の知恵

だったのかもしれませんね。

 

 

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最近スーパーに行くと、
季節を感じることが少なくなった気がします。

冬でもトマトがある。
夏でもほうれん草がある。

昔は、
「この時期になったらこれを食べる」
というものがもっとはっきりしていた気がします。

では、なぜ
旬の食べ物が減ったように感じるのでしょうか。


技術が季節をなくした

一番大きい理由は
やはり技術の進歩だと思います。

ハウス栽培
冷蔵技術
輸送技術

こうした技術のおかげで
一年中いろいろな食べ物が手に入るようになりました。

これは決して悪いことではありません。

むしろ
食べ物が安定して手に入るという意味では
とてもありがたいことです。


でも旬には理由がある

ただ、旬というのは
単なる「季節のイベント」ではありません。

その時期に
一番自然な形で育つから
おいしくなる。

そして多くの場合、
栄養もその時期に高くなります。

つまり旬というのは

自然のリズム

なんですね。


発酵食品も季節と関係がある

例えばぬか床。

ぬか床は
気温によって状態が変わります。

夏は発酵が早くなる。
冬はゆっくりになる。

だから漬かり方も
味も変わる。

同じ野菜でも
季節によって味が違うのは
こういう理由もあります。


便利になった食生活

今の食生活は
とても便利です。

一年中
いろいろなものが食べられる。

それはとても豊かなことです。

でもその一方で

「今の季節の食べ物」

を感じる機会は
少し減っているのかもしれません。


季節を食べる

旬の食べ物というのは

季節を食べる

 

 

ということでもあります。

春には春の味。
夏には夏の味。
秋には秋の味。
冬には冬の味。

そういうものを

少し意識して食べると

食事も少し
楽しくなる気がします。

 

 

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食べ物の味はどこで決まるのか

先日、外でご飯を食べました。

特別なお店というわけではなく、
ごく普通の食事です。

でもその時、ふと考えました。

食べ物の味って、
どこで決まるんだろうと。


味を作るもの

料理の味を決めるものは
いろいろあります。

・調味料
・火加減
・調理方法

もちろん大事です。

でもそれ以上に大きいのは
素材そのものだと思います。

野菜の味
魚の味
米の味

これが違うと
料理はまったく別のものになります。


でも今の食品は

最近の食品は
とても便利です。

味も安定している。

どこで食べても
だいたい同じ味。

それはそれで
すごい技術だと思います。

ただその一方で、

素材の違いが見えにくくなっている

とも感じます。


発酵食品の場合

発酵食品は
少し違います。

同じ原料でも

・温度
・時間
・菌の状態

で味が変わります。

ぬか床なんかは
まさにそうですね。

同じぬかでも
家によって味が違う。

同じ野菜でも
ぬか床が違えば
味も変わる。


手間のかかる食べ物

こういう食べ物は
正直、効率はよくありません。

時間もかかる。

手もかかる。

でも
それが面白いところでもあります。

毎日少しずつ変わる。

同じ味が続かない。


食べ物は生きている

便利な食品が悪いとは思いません。

でも、

食べ物が変化すること

それも大事なことだと思っています。

ぬか床もそうです。

毎日触る。

少しずつ変わる。

だから
味も変わる。

 

 

 


食べ物は
ただの物ではなく

生き物に近い存在

なのかもしれません。

そう思うと、

少しだけ
食べ物の見方が変わる気がします。

 

 

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