11月19日(金)、17:57に太陽が蠍座、月が牡牛座で満月になります。
部分月食だけど、ほぼ皆既月食のようになります。
夕方から蝕が始まるので、子供か大人まで楽しめそうです。
牡牛座の満月では「あるべき姿を維持したい」という欲求が強まります。
安定した生活を維持するために、コツコツと実績を積みあげていこうという意欲が湧いてきます。
しかし、安定を求める気持ちが大きくなるあまり、「物への執着」が強くなることもあります。
頑ななこだわりが、周りの人を遠ざけるようになることもあります。
満月の力をよりよく使うには、自分の安定だけを求めるのではなく、他者も豊かにすることを考えてみましょう。
東京図では月は12ハウス、太陽は6ハウスにあります。
12ハウスは「見えない場所」を表します。
「本当はこんな自分でいたい」という素直な気持ちに気づく満月となりそうです。
また、12ハウスは姿はみせずに全体を動かす役割も象徴しています。
組織の中で、縁の下の力持ちのような役割が大切だと感じることもありそうです。
太陽は6ハウスにあるので、「見えないけれど大切なもの」に気づいたことで、働き方を大きく変えるなど生活環境を変える決断をすることができます。
6ハウスは「健康」にも関連しているので、心と身体のコントロールについての気づきもありそうです。
さらに月と太陽に、8ハウスにある山羊座の冥王星が調和の角度で影響を与えています。
変化することを応援してくれる力強い存在がイメージできます。
物質に頼るだけでなく、内面的な豊かさを得るにはどうするのかを考えるとよい満月です。
満月は数えで28度でおこります。
牡牛座の月28度のサビアンシンボルは「成熟したロマンスに胸躍らせる女」です。
このサビアンシンボルでは、もう恋愛には縁がないと思っていた大人の女性が、突然のロマンスに胸を躍らせる様子が描かれています。
成熟した大人の女性が放つ魅力とは?
女性があこがれる成熟した女優を思い浮かべてみましょう。
彼女たちには「自立」した大人の女性というイメージがないでしょうか?
自分で自分の資質を時間をかけて育て、自分らしさを開花させています。
若い世代の人でも、自分が大切に思うことを心に置き、自分も人も大切に扱う生活を続けている人には人を惹きつける魅力があります。
「大切にしたいものを大事にし、時間をかけて自分を育てていく」
この牡牛座的な生き方が、新しい出会いを引き寄せることをイメージさせるシンボルです。
蠍座の太陽28度のサビアンシンボルは「自分の領土に近づく妖精たちの王」です。
蠍座のテーマは「変容」です。
他者の影響を受け変わっていく自分が、最後にたどり着くのが「成長した自分」です。
様々な経験を通して培ってきたのは「心の強さ」です。
悲しみや喜び、様々な感情を体験することで心の感受性が深まり、愛が成長します。
そして、自分の大切な人や物を守るために、信念をもってことを成し遂げる強い人となります。
今回の満月では、「自分はこうありたい」という生き方が決まることで、働き方、生活環境、人とのかかわり方を変えていくきっかけとなることがイメージできます。
満月の日は部分月食です。
月食の始まりは16:18.4分で、北海道、東北地方北部をのぞく地域では、月食の始まりは月が地平線の下にあってみられません。
月が欠けた状態で空に昇る「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」になります。
部分月食になった月が昇ってくる様子は視覚的にも、インパクトがありそうです。
「自分に欠けているのものは何か?」そんな思いが湧きそうな満月。
じっくりと自分の心と向きあってみましょう。