こんにちは！
スキル才能発掘鑑定
占い師の星月ひなたです
好評連載中
タロット大アルカナ
プレゼンツ
愚者のぶらり旅。
前回はこちらでした↓
教皇の元で
こんな愚か者の自分にも
可能性の種があるのか？
と不思議な感覚になった愚者。
「・・・ていうか
宗教って洗脳じゃね？」
なんてうっすら
疑念を抱きながら
「宗教ってあーやって
ハマっていくんだなぁ…」
なんてブツブツ言いながら
歩いていると・・・
「ねぇこれ食べてみない？」
「いや、やめた方がいいよ。」
愚者「また誰かいるらしい・・・」
６．恋人たち
イヴ（女性）
「ねぇアダム～
この木の実
とーっても
美味しそうじゃない？
ちょっと食べてみましょうよ！」
アダム（男性）
「いや、ダメ。
それを食べたら
絶対に良くない事が起こる。」
イヴ
「どうして？
アダムはいつもそうやって
私のことを止めるわよね。
この世に絶対なんてないわ！」
アダム
「君はこの世の中を
よくわかってないから
そんなことを言うんだ。
その木の実は
決して食べてはいけないと
言われているだろう？」
イヴ
「それがなによ！
大体こーんなに
たくさんあるんだもの。
一個くらい食べたって
罰は当たらないわ。」
愚者
「あ、あのーーー」
イヴ
「あら！お客さん？
珍しいわね！
あなたどこから来たの？」
愚者
「どこから来たかは
覚えてないんだ。
気付いたら崖の上にいて
そこから飛び降りた。
そんで
辿り着いたとこから
ぶらぶら旅してる。」
イヴ
「へぇーーー！
憧れちゃうわ～♪
当てもなく旅をするって
ステキじゃない？
ねぇアダム？」
アダム
「そうかな。
僕は当てもなく
旅をするなんて御免だ。
何も保証がないじゃないか。」
イヴ
「え？！え？え？
あなたは保証がなければ
旅はしないの？」
アダム
「当たり前だろ？
こんな丸腰で一体
何が出来るというんだ。
安全で確実な道を
僕は行きたいと思う。」
イヴ
「ふん！ふんだっ！！
つまらないわね。
大体安全で確実な道
なんてあるの？
そんなの行ってみないと
わからないじゃない！」
愚者「まぁまぁ～」
イヴとアダム
「あなたは（君は）
黙ってて！（黙ってろ）」
愚者
「さ、さーせん・・・」
イヴ
「やっぱりあなたとは
合わないわ！
どうしていつも
私の邪魔をするの？」
アダム
「邪魔とはなんだ！
僕は君の安全を思ってだなぁ！」
／
ギャーギャーピーピー
＼
愚者
「・・・見なかったことにしよ。」
愚者は痴話げんかとも言える
アダムとイヴのやりとりを横目に
静かにその場を去ったのであった。
愚者が離れていった後
少しほとぼりが
治まったようで・・・
イヴ
「・・・ごめんなさい。
さっきは感情が高ぶって
言い過ぎちゃったわ・・・
あなたはただ
私のことが
心配なのよね。」
アダム
「僕の方こそゴメン。
君にはいつも
安心で安全な道を
歩いてほしいと
思っているから。」
さてさて
アダムとイヴの
痴話げんか、
いかがでしたでしょうか。
これ実は
あなたの心の中でも
よくされているやりとり
だと思いませんか？
その心の中でのやりとりを
この恋人たちのカードは
表しています。
あなたの心の
アダムとイヴは
仲良くしていますか
６という数字について
恋人たちには
「６」という数字が
与えられています。
６は「母性」や「調和」
を表す数字です。
また安心感や
変わらない馴染みあるもの
というイメージもあり
保守的な意味合いがあります。
また感情を司る数字でもあり
この感情の部分をイヴが
そして母性的な部分をアダムが
引き受けているのでは
ないでしょうか。
誰でも危ない橋は
渡りたくないものですよね。
しかしイヴは
「ときめく感情」に
とても素直なお嬢さん。
純粋で疑う事を知りません。
一方アダムは引き受けた母性から
イヴのことを守りたくて
危険から引き離そうと
あれこれ口を出すのです。
可愛い子には旅をさせよ、
とはよく言ったもの。
純粋なやりたい気持ちは
持ち続けていいと思いますし
それをやれば新しい世界が
待っているかも
そのためには
自分の中のアダム母さんを
しっかりと納得させて
あなたも旅立つ準備を
してみては
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