彩瀬まるさんの“なんどでも生まれる”を読みおわりました
なんと、
チャボが主人公の小説
ラブリーでキュートなチャボの桜さんと、
桜さんを助けたこころの病で調子を崩している茂さんのお話
桜さんがかわいい
チャボ目線のお話が楽しい
童話以外で鳥が主人公の小説ってあまりないのではないでしょうか
ウグイスの方言のエピソードがあったり、
たまに“渋柿をつついたヒヨドリみたいな表情を浮かべ”とか、
“「川平金物店」が素朴かつ実用一辺倒な小枝を積み重ねたキジバトの巣だとしたら、
「日用品のくぼた」は枯れ葉と苔を精巧に組み合わせた、
見ているだけで楽しくなるミソサザイの巣です”というような野鳥の表現があるのが楽しい
わたしの推しキャラは、
セキセイインコの師匠
いろんな鳥たちにお話を聞かせているのがかわいい
あと、
うれしかったのは、
バリケンが登場したこと
バリケンが出てくる小説なんて、
ほかになさそう
この子がバリケン
昔、
群馬の敷島公園にいました
手からエサを食べてくれて慣れていました
はじめはバリケンという種名を知らなかったので、
変な鳥…へんなとり…ヘンリーと呼んでいました
この小説でも変な鳥って書かれていて笑えました
裏表紙にもいる
巻末の参考文献に、
わたしが持っている本が3冊載っていたのもなんだかうれしかった
チャボといえば、
横浜の神大寺入口にいたチャボのコッコちゃんを思い出します
テレビでも紹介されたことのある、
いつからかバス停にすみついたチャボの男の子
こんなに人に慣れていました
わたしが住んでいた場所から歩いて行ける距離にコッコちゃんは住んでいたので、
たまに会いに行っていました
2012年に行方不明になってしまったみたいですが、
どこかで元気に生きていたと思いたいです
チャボじゃないけど、
わたしもニワトリの一種ウコッケイをヒヨコから育てました
左が女の子のまつ、
右が男の子のコウちゃんです
生後ほとんど経っていないと思われるヒヨコのときに、
母が勤めていたホームセンターの外に捨てられていました。
まつは1歳半、
コウちゃんは11歳半生きました。
わたしが座っているときに2羽して足の上に乗ってきて、
ナデナデしたら座り込んだりして、
とってもかわいかった
抱っこもさせてくれました
この小説を読んだことで、
コッコちゃんやコウちゃんまつちゃんを思い出せて、
なつかしく愛しい気持ちになれました