“水車小屋のネネ” | 色とりどり☆ぱらだいす

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野鳥、子育て、親子で推し活(竹下☆ぱらだいすのだーごくん)、読書などについて綴ります♪
音楽は、B'zが好き♪

津村記久子さんの“水車小屋のネネ”を読みおわりました!




今年の本屋大賞第2位の本書。



ひどい親から離れて姉の理佐と妹の律が姉妹でやって来た町で、

周りの人と助け合いながら生きていく物語。




まず、

ヨウムのネネがかわいいハートハート



ヨウムは、長生きするインコ。



ヨウムってグレーの体に尾だけワンポイントで赤いのが、

すごくかわいいと思いますハートハート



ネネがしゃべったり、

歌ったり、

踊ったりするのかわいいラブラブ



「六波羅探題!」なんて言うのかわいいラブ



ネネ、

女の子かと思ったら男の子だったのね!



ラスト、

ネネは年を取ったけど生きたままおわってよかった!




1981年、1991年、2001年、2011年、2021年と10年ごとの章に分かれています。



登場人物が成長していくのがうれしい。



特に2001年は姉の理佐、

2011年は妹の律が今のわたしと同じ年齢なので、

親しみを感じました。



382ページの、

律の恩師の藤沢先生が、



“姉と義兄の年齢をたずねてから、そういう時期なんですかね、と言った。


「どういう意味ですか?」


「深い意味はないですが、自分は本当に充分に大人になったと思えて、やらないといけないことをやり始めるのがそのぐらいなのかもって」”



そのあとに藤沢先生はこう言います。



“「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」”


 

わたしも、

そういう時期なのかもしれない。



わたしは中身が幼くて、

充分に大人になったとは全然思えないけれど…



今まで、

自分のことばかり考えて生きてきてしまいました。



この物語では、

姉妹が周りの人と助け合って生きていきます。



わたしは、

自分の人生が充分に生きられていないと感じていて、

まだまだ自分のやりたいことをたくさんやりたいって思ってしまいます。



でも、

そろそろ、

他の人を助けることも考えて助け合って生きていく時期なのかもしれません。



この物語を読んで、

助け合うってすてきだなと思いました。



わたしも、

そろそろ、

人を助けられる人になっていきたいです。