びーんずネットさんで購入した、
田中茂樹さんの“子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと”を読みおわりました
いろいろと心に残ったお話がありますが、
いくつか挙げてみると…
先進国38ヵ国で調査をしたところ、
日本の子どもは「身体的健康度」は38ヵ国中1位だったけど、
「精神的満足度」は下から2番目、
37位だったということ。
子どもの幸福度1位は自由な教育と自由な学校で有名なオランダ。
ほかの本を読んでも思ったけど、
日本はもうずっと前からの教育を今も続けている。
みんなでいっしょに静かに先生の授業を受ける。
本書で紹介されている小柳晴生さんも、
「教育の仕組みが時代の変化に対応できていない」と言っている。
日本の不登校の子どもは約30万人。
時代の変化に対応した、
オランダみたいな自由な教育・学校に変えていかないと、
不登校は減らないし、
精神的満足度も上がらないんじゃないかと思いました。
少しずつでも、
今の教育・学校が変わっていってほしい。
「自分が親になって、子どもは自分という優しい親に愛してもらえるけれども、
親である自分はこんなことしてもらえなかったよと。
自分は親からこんなに大事に優しくしてもらったことはない、ということを感じるわけです。」
この部分、
わたしもよく感じていることです。
わたしは、
親に否定されて、
怒られてばかりだった。
だから、
否定的で、
消極的で、
自己肯定感の低い暗い人間になってしまった。
だから、
自分が子どもに優しくしようと思うと、
わたしも親に優しくされたかった、
そうすれば明るい人間になれて人生を楽しめたはずだと苦しくなってしまう。
本書には、
子どもを自分だと思ったらいいとある。
「あの頃の自分がここにいる。
子どもに優しくするということは、
かつて子どもだった自分を大切にすることなんだと」
「タイムマシンで過去に戻って今やってるんだよって思ってみたら、ちょっとラクになるというか、
感じ方が変わるんじゃないかと思いますけどね」
確かに、
そうかも。
子どもを過去の自分だと思って優しくする。
そうすると自分の中にいる子どもの頃の自分が癒やされて、
救われる気がする。
そう思いました。
「『不確実な未来で生きていく子どもに、親ができることはなんなのか?』ということなんですが、
私が親のカウンセリングで取っている方針は『子どもが家でリラックスして過ごせるようにする』ということなんです」
家でリラックスできれば、
子どもは元気でいられる。
とにかく子どもには元気でいてほしい。
わたしは、
ときどきどうしようもなくつらくなってしまうけれど、
家が子どもにとって居心地のいい場所であるように意識していきたいです。
たくさん印象に残るお話がありました。
ほかにも、
学校に行きたくないと子どもがいいだしたときは、
理由も聞かずに味方になるとか、
今は大人になった子どもが幼い姿になっていて、
未来から振り返ったら死ぬほど懐かしくなる今を過ごしていると妄想するとか、
子どもが「どうしたらいいと思う?」と聞いてきたら、
「何を迷ってるの?」って聞くといいとか…
より良い子育てをするために、
育児本を読むことは大事だとわたしは思います。
育児本を読んでいなかったら知らなかったことがたくさんある。
これからも読んでいきたいです。