私も不登校経験者…“7年間の不登校から15歳で飛び込んだ社会は、思っていたよりあたたかかった” | 色とりどり☆ぱらだいす

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風芽美空さんの“7年間の不登校から15歳で飛び込んだ社会は、思っていたよりあたたかかった”を読みおわりました!





今までいろんな本を読んできたけれど、

この本は心に残る一冊になりました。



ラジオを本にしたものなので、

話し言葉で読みやすかったです。



普段本を読まない人にも読みやすいんじゃないかな?




出会いって、

本当に大事だなぁ…



「学校に行ってなかったことがきっかけで出会えた人がめちゃくちゃいっぱいいるよ」って言葉が印象に残りました。



不登校も悪いことばかりじゃない。



不登校の人が集まる場所とか、

自分と似た境遇の人がいる場所に勇気を出して行くのって大事なんだと思いました。




もうひとつ大事だなと思ったのは、

好きなことがあること。



美空さんも「好きなものがあったら、それを大事にしてほしい」と言っています。



美空さんは、

マンガやゲームや小説が好きでした。



美空さんは2度不登校になりましたが、

実はわたしも2度不登校になりました。



1回目は、

小学6年生の最後の1ヶ月。



暗くて嫌われてて、

人見知りがひどくて人とうまく付き合えなくて、

学校という場所が自分に合わなくて、

今で言う陰キャ、

スクールカースト3軍で、

学校がとても居心地悪かった。



それでもがんばって学校に通っていたけれど、

仲間外れにされてから行けなくなりました。



不登校になってつらかったけど、

当時わたしはマンガを描くのが好きで、

それに救われていました。



“りぼん”に3回投稿しました。



好きなことがあってよかったととても思います。



小学校の卒業式には出席できて、

中学校・高校には不登校にならずに通えました。



今思うと、

なぜ小学校の卒業式に出られたのか、

そして、中学の時にわたしは元不登校だという目で見られていたみたいだけど、

なぜそれを気にせずにいられたのか、

覚えていません。




2回目の不登校は、

大学に入ってすぐ。



県外の大学に入学して、

一人暮らしをはじめました。



入学してまず、

サークル勧誘が怖くて…



人見知りだし断るのが苦手なのに、

たくさんの人が勧誘をしていて、

次々に「1年生ですか?」って聞かれて怖かった。



それで、

陰キャ非リア充のくせに、

陽キャが集まるリア充サークルのお花見に行ってしまったんですよね。



そこでみんな飲酒してたりとか、

陽キャに陰キャなのをバカにされたようなことを言われたり、

傷つくことを言われたり、

浮いてしまったりして、

大学はわたしみたいな陰キャの居場所はないんだと思い込んで行けなくなりました。



そして、

休学をしました。



休学中は特に好きなことがなくて、

何をしていたのか覚えていません。



この先ずっとひきこもりになってしまうのかって、

暗闇の中にいる気分でした。



心療内科には通って、

薬を飲んだらよくなってきた気がします。



それで、

1年間休学をしたら行けるようになり、

無事に卒業できました。



大学は陽キャしか楽しめないと思い込んでいましたが、

そんなことはなくて、

大学1年の途中まではチアをやっていて、

それをやめてからは、

授業を一生懸命聞いたり、

資格を取ったり、

横浜のいろいろなところにでかけて楽しんだりしていました。



休学中に好きなものがあったらもっと良い方向にいっていたんじゃないかなとは思いますが、

今思うと大学生活は非リアなりに楽しんでいました。



当時は趣味もなかったし、

リア充がうらやましくてたまらなくて苦しかったけど…




今も、

わたしは本当に何もかも劣っているので生きるのがつらいけれど、

推し、野鳥、読書という好きな人ことのおかげでなんとか生きられています。



好きなことがあるって本当に大事!!!




本書を読んだら、

今学校に行けていなくても幸せになれるんだって思えてきました。



ほかの不登校の本を読んでも思ったけど、

学校に行けてなくても子どもが元気なら大丈夫。



少し遠回りはするけれど…



子どもが家で居心地よく過ごせるようにする。



そして、

親がまず幸せになる。



それが大事だと思います。




あと、

印象に残っているのが、

大学生の女の子が「育児本を読んでいる」と言っていたこと。



子どもがいるわけじゃなくて、

「育児本を読んで、自分のことを育て直してる」って!



美空さんも言っていたけれど、

すごく新しい価値観だなってわたしも思います。



わたしも育児本をたくさん読んできました。



より良い育児をしたいから読んでいるんだけど、

わたしも親にこういうふうに育ててもらいたかったって苦しくなることも多くて…



親が間違った育児の仕方をしていたことに気づいてしまった。



でも、

この子みたいに、

わたしも育児をしながら自分のことを育て直そう、

親を責めるのはやめたいって思えました。




本書を読んでよかったです。



美空さんが、

不登校だったけれど、

今は幸せに生きていることに希望を持てました。



この本の発行元のびーんずネットさんのオフラインサロンにも入会しました。



びーんずネットさんって、

とてもすてきな活動だと思います。



書籍を購入したら、

不登校についての資料をたくさん入れてくれてうれしかったです。



その後も何度か会報誌を送ってくれました。



それを読むと、

悩んでいるのは自分だけじゃないって思えます。



オフラインサロンに入会して、

最近も会報誌が送られてきたのでこれから読みます。