『前後を切断せよ 満身の力をこめて 現在に働け』 by 夏目漱石
『なんで分かってくれないの!?』
そう思うことって、ありますよね。
「自分の分かってる」と、
「相手の分かってる」の誤差があると、
このような事態になりがちです。
テレパシー的に以心伝心何もかもツーツーならば、
言葉を交わさなくても分かりあえているでしょうが、
¨いつも常に誰とでも¨は、ほぼ不可能です。
だからこそ、
『言葉』というものがあるのですが、
この『言葉』がまた厄介で、
「伝える側の言葉のチョイスや雰囲気」と、
「受け取る側の捉え方や状態」によっては、
同じ言葉も全く違う意味として伝わることがあります。
また、
「伝える側が本当に伝えたいこと」と、
「実際に伝えていること」に誤差があったり、
「伝え方やタイミング」によっては、
これまた全く違う内容として伝わることがあるのです。
悲しそうに言う「こうしてほしい」と、
楽しそうに言う「こうしてほしい」と、
苦しそうに言う「こうしてほしい」と、
怒って言う「こうしてほしい」とでは、
きっと全然違うものとして伝わるでしょう。
メールなどの文面で伝えるのと、
電話(声)で伝えるのと、
直接会って顔を見て伝えるのとでも、
ニュアンスの伝わり方が違います。
「100%そのままそっくりを伝える」は、
なかなか難しいことかもしれませんが、
本当に分かってほしいなら、
「どう伝えたら分かってもらえるか」を
少し考えてみると良いでしょう。
あとは、
その「分かってほしい」は、
『ただ認識しておいてくれればいい程度』なのか、
『時々協力してくれたら嬉しいと思うくらい』なのか、
『自分の言うとおりに従ってほしいレベル』なのか、
『言葉の裏を汲んでほしい(気付いてほしい)』のか、
それを自分で知っておくと良いです。
あなたのその「分かってほしい」は、
何を、どう、分かってほしいのですか?
それが分かれば、
『相手への伝え方』も、きっと見えてくるはずです。
答えはいつも、あなたの心の中にあります。
保志乃詩青ショップ
『hoshi no uta~地球(ホシ)のうた~』