水曜日のウェルエイジングヨガクラス、
今月のテーマは「骨盤底筋群」です♪
骨盤底筋群の説明をしながらヨガポーズの中で意識していく内容ですが、「分かりやすい!」と評判いただいたので、ザックリですがまとめました。
骨盤をお茶碗のような入れものと考えて、その底を骨盤底(pelvic floor)と呼びます。骨盤だけだと底は筒抜けですが、底の蓋をするように、骨盤底筋群があります。
骨盤底筋群は、骨盤にハンモック状にぶら下がり、約9つの筋肉でできています。
この骨盤底の複数の筋肉を合わせて、骨盤底筋群と呼びます。
男女ともに存在し、直腸・尿道・膣が骨盤底を貫いています。
女性は3つの穴、男性は2つの穴があります。
・尿道や膣、肛門を締めたり緩めたりする
・骨盤内にある臓器を下からハンモック状に支える
★骨盤底筋群の働きが衰えると
・尿漏れ(加齢だけでなく、出産後尿漏れに悩む若い方も多いです)
・膣の弛み、便秘、性交痛、臓器脱などの症状
★骨盤底筋群に機能不全がおきる原因
・加齢、妊娠、出産、肥満、排便時の息み過ぎ、腰痛
★骨盤底筋周辺を鍛えると
・尿漏れの改善
・腰痛の改善
・PMS(月経前症候群:イライラ、腹痛、頭痛、眠気など)の改善
・生理期間が短くなる
・便秘の改善
・出産がスムーズになる
・姿勢がよくなる
・性交時の感度の変化
・月経血コントロール(ナプキンに頼らずトイレで意識的に血を排出すること。個人的に興味分野なので、月経血コントロールについてはまた今度詳しく書けたらと思います^^)ができるようになる
締めっぱなしも、緩めっぱなしもダメ。
「骨盤底筋群を引き締める・緩める」を、日常的に頻繁に意識することが効果をもたらします。
立位、座位、横になっている時など、いろいろな体勢で練習することがより効果をもたらします。
★骨盤底筋群を使う時のイメージ
私がシックリくる表現はこの3つ
・オシッコを我慢するような感じ
・膣から水を吸い上げるような感じ
・お尻の穴を締めるような感じ
ヨガのポーズを行いながら、この3つのどれかイメージが掴みやすいもので、実践してもらえれば良いと思います。
ヨガでは「ムーラバンダ」を意識することが、まさに骨盤底筋群を使うことになります。
「ムーラバンダ」とはサンスクリット語で、骨盤底筋群のことを指します。
ムーラは「根」「基礎」バンダは「締める」「閉じる」という意味。
「ムーラバンダ」を意識して使いヨガポーズを行うことで、ポーズが安定するといわれています。
本やネットから情報を得て、毎週マイノートにこんな風にまとめるようにしています。