⬆️このお話の続き
ケントは字を書くことに興味がなかった。
わたしは保育科で学んだことでひとつだけはっきり覚えていることがあって,それは
レディネス
学ぶために,準備が整ったときに受け入れられるみたいな感じ。
「心身の準備性」とか言われる。
つまり,準備が整っていないときに与えても良くないわけだ。
そんなわけで、興味をもったときに教えたいと思っていたので,書くことに一切興味を示さないケントに無理に文字を教えることはなかった。
⬇️この中でも,幼稚園の先生が絵を描かないケントに無理強いをすることがなかったので、ケントは描きたいタイミングで絵を描くことができた。
そんな中,ケントは字を書けないまま小学校に入学した。
余談だが、ケントの入学式は土砂降りで、なんかこれから始まるケントの大変な学校生活を暗示しているみたいだった。
普通は,小学校に入学した時点でひらがなは書けるようになっていると思うが,ケントは自分の名前くらいしか書けない。
ところが,その頃長女の不登校が始まっていたので,ケントにあんまりかまってやれなかったってこともあり、
字が書けないことも気にしていなかった。
多分、かえってそれが良かったのだと思う。
なぜなら,後々,ケントは学習障害と診断された。
字を書こうとしないケントに無理やり字を教えようとしたら,親子共々辛い思いをしたと思う。
以前も載せたケントの連絡帳だが、こんな感じの文字。
この中で,音読はしたくなかったケントだが、幸い読むことはできた。
26年前のことで,家庭では、スマホもパソコンもそんなに普及していなかったが,その後,急速に普及し、字を書かなくても生活の中ではそんなに困らない。
現在、町田市は学習にタブレット端末を活用しているようで、みんな「クロームブック」を持っている。
あの頃にそういうものがあれば,ケントはもう少し楽だったのだろうなって思うp(^_^)q
続く
次回、ケントとの無料zoomお話会は6月28日金曜日,20時半からです。
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