⬆️このお話の続き




ベビーシッターさんの存在はそのときのわたしにとっては、なんともありがたく、彼女が来てくださる日は満たされた。




ほんとにそれまでほめられることなんてなかった。



それでなくても娘は不登校で、

気づいてやれなかったこととか、

自分を責めたりしていた。



今は何があっても自分を責めることはないが,あの当時は責めまくっていた。



自分に自信なんてかけらもなくて、一日一日を必死で生きていた。



そこにやってきた彼女はいつも微笑んでいて、楽しそうに笑って、たくさんほめてくださった。




広島にいたとき「うるさいから静かにしろ」と言われていた。






あのときは書かなかったが、「あなたの声もうるさい」と言われた。



そりゃー、裸で外に飛び出して行く2歳児を大きなお腹で追いかけられなかったら、「戻ってきてー」って言うでしょうが‥



それを「うるさい」と言われていた。



その方からしたら、うるさかったのだと思う。



だから、引っ越したわけだけど‥




繰り返すが、大変な子育てをしていてもほめられることなんてほとんどなかった。




そんななか、ベビーシッターさんは毎回,毎回優しい言葉をかけてくださったし、必ずほめてくださった。




ベビーシッターさんの温かさと言葉はボロボロに傷ついていたわたしの心を静かに癒して行った。