肥料大崩壊:化学大手BASF、天然ガス危機でドイツのアンモニア生産削減へ 窒素系肥料の供給量も減少
2022年7月30日(土) by: イーサン・ハフ

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ドイツの天然ガスが枯渇するに連れ、化学大手BASF等の天然ガスを使用する大手企業は、入手できるものに対してより多くの費用を支払うと同時に、生産を大幅に削減しなければならなくなっている。

 

  

 

BASF社、天然ガス不足が深刻化する中、ドイツでのアンモニア生産量を削減する準備を開始
 

BASF社は、生産に大量のガスを必要とするアンモニアの生産量を削減する一方で、第2四半期に前年同期比で8億ユーロ(約8億950万ドル:1090億円)を追加で支払わなければならなかったと伝えられている。

BASFの最高経営責任者であるマーティン・ブルーダミュラー氏は、決算報告後の電話会議で
「アンモニア工場等、大量の天然ガスを必要とする施設の生産量を減らしている」と発表した。

 

  

 

BASFは、不足分を補う為に外部サプライヤーを開拓しようとしていますが、それでも供給が途絶える可能性はあります。

 

 

アンモニアは、結局のところ肥料であり、農家はそれを手に入れるのがより困難になり、サプライチェーン全体に問題が波及する事を意味するのです。

「ロイター通信は」

「アンモニアが」

「窒素肥料、プラスチック製造」

「ディーゼル排気ガスの製造に」

「重要な役割を担って居る事を」

「詳しく報じています」

 

「アンモニア製造の副産物である」

「高純度の二酸化炭素(CO2)は」

「食品産業で多用されている」

 

と、説明します。

 


彼らは認めようとしないが、世界最大の経済大国は今、不況に陥っている

これは、ロシアがパイプライン「ノルドストリーム1(NS1)」を通る天然ガスの流量を40%から僅か20%へと半減させると発表した後の動きである。

 

西ヨーロッパに終末の日?ガスプロム、ドイツへのガス供給を保証できなくなる事を宣言
 

他の欧州連合(EU)諸国は、今後8ヶ月間でNatGasの需要を15%削減すると発表したが、ドイツは、長年依存してきたロシアのパイプラインに代わる液化天然ガス(LNG)港湾ターミナルが無い為、より困難な状況に直面している。

冬の暖房が少なくなる等の犠牲を払わなければならず、冬の時期になるとドイツでは消灯状態になる可能性もあると言われています。

オランダのTTFハブにおけるヨーロッパの天然ガス価格は、3月以来の高値を記録し、僅か1週間で35%上昇した。

ロイターは、

 

「ドイツの工業用天然ガスの」

「最大の使用者は化学会社であり」

「アンモニアは」

「その中で最も」

「ガス消費量の多い製品である」

 

と、報じている。

ユニオン・インベストメントのファンドマネージャーであるアルネ・ラウテンベルグ氏は、天然ガスの供給が逼迫する中で、アンモニアが最初に手放す可能性が高い、と言う。

 

     


「北半球では、窒素肥料は主に春に施されます」

 

と、ラウテンベルグ氏は言い、食品産業向けのCO2供給が途絶える可能性が高い事を示している。

「また、米国で生産して」

「欧州に輸送する事も可能です」

インフレによるエネルギー価格の高騰の為、ドイツ等では、ロシアがウクライナに侵攻し、制裁を受け、NS1を通る天然ガスの流れに影響が出るずっと以前から、天然ガスの使用量が削減されていたのである。

 

 

化学業界のロビー団体であるVCIによると、ドイツのアンモニア生産はほぼ1年前から抑制され始めているという。

 

その削減の経済的影響が今、大きく出てきており、ドイツや、その他の国々を不況に導くだろう。

「肥料が少ないと云う事は」

「食べ物が少なく」

「虫が多いと云う事です」

 

Zero Hedgeの誰かが、世界経済と食糧供給が人工的に破壊されると「エリート」が長い間計画して来た様に、世界がコオロギや他の虫を食べるパラダイムに導かれると書いている。

「肥料の無い世界とは」

「どの様なものでしょうか?」

「ヒント:世界的な飢餓の様だ」

 

とも書いている。

「ドイツ人は」

「第二次世界大戦後の」

「ライン河畔の草地収容所に」

「自主的に出頭した方が好い」

「彼らの自発的な服従は」

「殆ど完了している」

 

とも書いている人がいる。

 

 

 

 


 

※Gen

 

日本の肥料の輸入先は、

少なくとも欧州に多く依存している様な

状態ではないようだが・・・

 

回り回って、

手に入らなくなる可能性も

高いんじゃないだろうか。

 

お米の例で云うなら

 

自分は、

地元の米屋から買っているのでなく

西の或る特定の地域の

販売店から取り寄せて居るが

 

その販売店に、

直接、来年の見通しを聞いてみた。

 

回答は「全く判らない」・・・と。

 

今年は、天候等で問題が発生しなければ、

従来通りの、

収穫量を契約農家から観込めているが

来年に関しては全く見通しが立ってないと・・・

 

理由は「肥料価格高騰」だそうだ。

 

その販売店の契約している農家は、

全般的には大きな問題である

農家の高齢化を理由にはしていなかった。

只々、目下、大きな問題は肥料なんだそうだ。

 

政府が補填する旨の内容を発表していたが

回り回って、そもそも入って来なかったら

金を積んだ処で「無いモノは無い」と、なる。

 

国産は殆ど無いに等しい。

 

米だけの問題でなく

農作物全体に関する大問題。

 

個別に金を稼いて居るから

多少高騰した処で全く問題なく

やって行けると思う人達でも

買えるモノが無くなれば

金も意味が無くなる。

 

売国・工作の成れの果ての

異常に低い自給率のツケが

押し返せない大きな流れで

目の前まで迫って来て居る。

 

これこそ、生死を賭けて

国が、国民が、一丸となって

乗越えないといけない課題になる。

 

乗越えられるか・・・?

 

兎に角、直近の対処方法は

 

『備蓄』

 

・・・これしかない。

 

それを以て

どのくらい保たせるか・・・

 

圧倒的多数派である

生産者側で無い人間は

『備蓄』を念頭に

ギリギリまで動くしかない。

 

(特に育ち盛りの子供が居れば尚更)

 

米で云うなら、

今年の収穫までを

頭に入れて・・・

 

新米じゃなきゃ嫌だの

古米は嫌だのとか言う人も

非常に多く居るから

そこのリミッターを解除できれば

もう少しだけ余裕を持って

買えるかも知れない。

 

身近で大切な友人知人・・・

身近で大切な御家族・・・

 

もし食料危機の事態を認識して居らず

拒否反応がなければ要点だけでも伝え

『備蓄』を促した方が好いとも思う。

 

心健やかに生き残れる人は

多ければ多い程好い。