(6)原発「最大で9基稼働させる」

 

--原発の再稼働について国民に対してどう理解を求める考えか

「わが国のエネルギーということを考えた場合に」

資源の無い我が国において」

単一で完璧なエネルギー源は無いというのが」

「まず基本的な我が国の置かれている状況であると思っています」

 

「その中で、安価で安定的に」

「かつ脱炭素に対応していくエネルギーをということを考えますと」

「結論として、多様なエネルギー源を」

バランスよく

ミックスさせていくしかないと考えています」

 

「その中において」

原子力発電に対する基本的な考え方は従来通り」

安全性を大前提にしていく」

「これは変わることはありません」

「その上で、地元の皆さんの意見も聞きながら再稼働を進めていく」

「最大限の活用を図っていく」

「こうした方針、これからも維持をしていきたいと思っています」

 

「先ほど原子力発電所については」

この冬

最大で9基を稼働させるよう」

「取り組んでいくというふうに申し上げましたが」

「これも安全性を大前提として進めていくということであり」

「最大というふうに申し上げたところであります」

 

「ぜひ、こうした取り組みを進めることによって」

「日本全体の電力消費、消費量の少なくとも約1割に相当する量」

「これを確保していきたいと思っています」

「再稼働が円滑に進むよう」

原子力規制委員会においては」

「審査効率化の取り組みを着実に実施していくと承知していますし」

「国も前面に立って」

「立地自治体など関係者の理解と協力が得られるよう」

「粘り強く取り組んでいく」

「こうしたことも大事だと思っています」


--日本の防衛力を5年以内に抜本的に強化していくと言ったが、具体的に防衛費をGDP(国内総生産)の2%にするということか

「政府としては」

「まず数字ありきの議論はしないということは申し上げています」

「勿論、NATO(北大西洋条約機構)における」

GDP2%という数字も念頭に置きながら」

「わが国として5年かけて」

防衛力を抜本的に強化していくことを申し上げてきています」

 

「その為に、まずは国民の命や暮らしを守るために」

何が必要なのか、これを具体的に」

「そして現実的に積み上げていかなければならない」

 

「その作業を行いながら、必要とされる予算を確保し」

「そのための財源を用意する」

 

「この内容、予算、財源の議論、これをセットで進めていく」

「こうした取り組みを考えています」

 

「数字ありきではないということ」

 

「しかし一方で」

「現実的、具体的な議論を行わなければならないということ」

「こうしたことを念頭に年末に向けて、確りと進めていきたい」