米科学者達が、簡単に体重を減らす方法を発見
2022年2月12日

科学者達は、簡単に体重を減らす方法を発見した。この研究の目的は、体重を減らす為の戦略を特定する事ではありませんでしたが、このデータは、改善された睡眠パターンを改善し、持続させる事が大きな影響を与えることを実証しています。

 

 

シカゴ大学(イリノイ州)の専門家が主導した最近の研究によると、最適な睡眠パターンを長期間に渡って維持すれば、1日に消費するカロリーを減らし、体重を減らすのに役立つ可能性がある事が判りました。

 

この研究結果は、専門誌「JAMA 内科学」が月曜日に発表したものです。

 

 

過体重成人における睡眠延長が客観的に評価されたエネルギー摂取量に及ぼす現実的な影響について
 

この臨床研究には、21歳~40歳迄の80名が参加した。

 

対象者は全員、BMIが25~29.9の太り過ぎに分類されたが「正常」な体重は18.5~24.9の間であった。

 

また、睡眠時間は全員が6.5時間以下であった。

 

  

 

この研究は、2014年11月~2020年10月迄の長期間に渡って実施されました。

個人は2週間追跡して基準値を作成した後、任意に2つのグループに分けられました。

 

対照群はそれ迄と同じ様に睡眠を進め、もう一方は「個別の睡眠衛生カウンセリングセッション」を受け、就寝時間を8時間半に延長する事を目標とした。

 

  


被験者達は、セラピー後に追加の支援を受ける事なく、睡眠時間を記録するトラッキングデバイスを装着しながらも、自分達のベッドで眠り続けました。

 

 

 

シカゴ大学睡眠センターの主任研究員である

エスラ・タサリ博士は、

 

  

 

「このテーマに関する」

研究室での、他の殆どの研究は」

「2、3日の短期間であり」

食物摂取量は」

提供された食事から」

「参加者が、どれだけ摂取したかで」

測定されています」

 

我々の研究では」

睡眠だけを操作して」

「参加者に好きなものを食べて貰い

食事の記録も何もせず

自分で栄養状態を追跡しました」

と、述べました。

睡眠拡大グループの睡眠時間は、一晩平均1.2時間延長され、その結果、コントロールグループと比較して、エネルギー摂取量が有意に減少しました。

 

  

 

これは、1日の摂取目安量が女性で2,000kcal、男性で2,500kcalである事を考えると可也大きな値です。

 


総エネルギー消費量に」

「有意な治療効果は見られず

睡眠延長群対対照群では体重が減少した」

 

と、研究結果は述べています。

 


この研究の目的は、体重を減らす為の戦略を特定する事では有りませんが、このデータは、改善された睡眠パターンを改善し維持する事が、人の体重に大きな影響を与える事を実証していると、研究者は述べています。

健康的な睡眠習慣が」

 

長期間に渡って維持されれば」

「臨床的に重要な体重減少に繋がるでしょう」

 

「多くの人が、体重を減らす為に」

摂取カロリーを減らす方法を」

一生懸命探しています

「まあ、もっと寝るだけで」

大幅に減らす事できるかも知れませんね」

 

と、タサリ博士は述べています。

 

  

 

体格と睡眠パターンの間の関連性に関する以前の研究でも、同じような結論が出ていました。

 

ングス・カレッジ・ロンドンの研究者が行った2016年の研究によると、睡眠不足は翌日にもっと食べる事を促す可能性があり、その結果、エネルギー消費が平均385kcal増加するとのことです。