頭と骨盤をつなげる〜一宮クラス240316 | あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

今回初参加の方(男性)です。

 

仕事で、無理な姿勢のまま長時間PCに向かい合い、

肩こりに悩まされていたそうです。

YouTubeで肩こり解消法を検索した中で、「あべこべ体操」を

やってみて良い感じだったそうで、クラスに参加して頂きました。

 

元々、人にやってもらうマッサージなどに頼ることは好きではなく、なるべく自分で身体を動かして、また食事などで対処していくと言う考えをお持ちの方です。

 

そういった、自分でなんとかしようとする人に、

「あべこべ体操」は打って付けです。

 

今日のテーマは、「胸と腹のシーソー」で、椅子と床のバージョンを

行いましたが、初参加という事もあって、YouTubeで流している

動きの中身を詳しく解説しながら、レッスンを進めていきました。

 

普段参加者は圧倒的に女性が多く、理屈を言わなくても感覚的に

納得していただけます。それに比べて、男性は比較的、理屈を知りたい人が多いので、あえて、一つ一つ解説を加えました。

 

レッスン内容(椅子編)

 

1、椅子に浅く座り、お尻の接触や姿勢を感じます。

 

天井を見る様に顔を上げ、頭を後ろに倒します。

次に床を見る様に頭を前に倒します。繰り返し。

 

その時、頭の動きにつれて、胸のどの辺りが一緒に動いているかを

観察します。

 

しばらく観察すると、頭を後ろに倒す時、胸の真ん中辺り(胸骨)が頭方向に上がるのが感じられます。片手を胸骨に当てても良いです。胸が上がる時、実は背中の上の部分が足方向に下がるのですが、

注意深く観察しているとわかってきます。

 

胸と背中が逆方向に動いている訳です。

 

そして、頭を前に倒す時にはその逆の方向、胸骨が下がり、背中が上がります。

 

この胸と背中の動きを意識して頭の動きをやると、頭の動きが楽に

大きくなります

 

休みます。

 

2、椅子に浅く座り、骨盤の下側に出っ張っている左右の座骨を

意識します。

 

骨盤を前に倒し、座骨の前の方に体重を乗せます。

次に骨盤を後ろに倒し、座骨の後ろの方に体重を乗せます。

小さな動きで構いませんので、楽な範囲で前後に動きます。

 

腹から上の部分は、骨盤の動きを邪魔しないように、動きに任せ、

バランスをとりながら柔軟にします。

 

こうやって骨盤の前後の動きで、胸や頭がどの様に反応するかを

観察します。

 

骨盤が前に倒れる時、胸と腹が広がり、顎が少し上がるのが

わかります。

そして骨盤が後ろに倒れる時、胸と腹が折り畳まれ、背中が

丸く長くなり、頭は前に下がるのがわかります。

 

こうやって胸や頭の動きを感じたら、骨盤を動かす時に、

それらの動きを意識してやってみましょう。

動きが変わるのがわかります。

 

休みます。

 

3、椅子に浅く座ります。

 

骨盤を前に倒しながら、胸を広げますが、その時頭を前に倒します。

そして、骨盤を後ろに倒しながら、頭を軽く持ち上げます。

首から上と下を逆方向に動かすということです。

 

この時首に力を入れるのは禁物です。

小さな動きで構いませんので、首から上と下が滑らかな逆方向の動きになるようにしていきます。

 

休みます。

 

最初にやった頭を前後に倒す動きをやってみます。

 

最初に比べて、動きが大きく滑らかになり、首や肩が軽くなったのを感じるはずです。

 

レッスン前に強張り固まっていた胸や肩甲骨、背骨全体が、

頭の動きに参加し始めたからです。

 

参加者の感想

「YouTubeでやるよりも、身体の深い所が緩んだ感じ。

仕事の合間にやりたい。」

 

※対面レッスンを受けてから、オンラインレッスンを受けることで、

抵抗なくレッスンに入っていけると思います。

可能であれば、時々対面レッスンを受けることをお勧めします。