イメージの力:「体の内部空間を広げる(AY23)」240226 | あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

2月最後のあべこべオンラインレッスン、今回は

「体の内部空間を広げる」です。

 

先月フルバージョンをやりました。

ほとんどイメージだけで進めていくことと、

想像する内容が結構細かいので、

あまり反応がないのではと懸念しましたが、

予想外にいろいろな反応がありました。

今回はそのショートバージョンです。

 

仰向けでやります。膝を立てても構いません。

自分でやっていて思ったのですが、リラックスできれば、

椅子に座っても大丈夫です。

 

身体の4つの部位の内部空間を、イメージで広げます。

 

口腔(口の中)、腹腔(お腹の中)、胸腔(胸の中)、

最後に頭蓋腔(頭の中)です。

 

最初に口腔。

上顎の内側のドーム状の硬口蓋や軟口蓋を、

イメージだけで広げたり、実際に舌を使って押し上げて

広げます。

続けて、舌を使って、下顎の舌の付け根の柔らかい部分を押し下げて広げます。そしてイメージで、歯と歯の隙間を広げたり、歯や歯茎と唇の間を隙間を広げます。

 

2番目に腹腔。

下腹の内部にイメージの風船を入れて、それを膨らませます。

前後左右上下方向に風船が膨らみ、腹腔の容積を大きくします。

 

3番目に胸腔。

胸の中のイメージの小さなボールを、

前後(胸骨と胸椎間)に弾ませながら移動させ、

胸骨と胸椎の距離を広げます。

次に左右(肋骨のサイド)に弾ませながら、胸を横に広げます。

 

最後に頭蓋腔。

頭蓋骨の中に小人をイメージし、手で頭蓋骨を内側から触り、

外に押し広げます。

また風船を膨らませ、内側から頭蓋骨の容積を大きくします。

 

受講者は、言われた通りにイメージできるわけではないですが、レッスン後、何らかの身体の変化を感じました。

 

レッスン後の感想です。

 

「体が膨らんだ感じ、ボリューム感が増した感じがする」

「イメージには付いていけなかったが、リラックスできた」

「胸腔を広げる時、心地良くなり眠くなった」

「途中で寝落ちしたが、体はとても緩んだ」

 

※たとえ寝落ちしても、言葉の情報や刺激は、

ある程度脳にインプットされるようです。

イメージだけで身体が緩むということは、

イメージだけで身体を固めることもあるということです。

寝る前に、ほんの数分、内部空間を広げるイメージを

するだけで、ある程度身体は緩みます。