「ブレイクスルー」〜身体から意識へ | あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

ホラ来た!あべこべ体操の北洞誠一です。

9月3日~4日、YMCA三浦ふれあいの村にて、
「からだとことばのレッスン(通称からことレッスン)」合宿に参加しました。


「カラダを緩め、そのカラダを使って声を出す。」

単純に緩むだけではなく、リラックスと緊張の絶妙なバランス。

そのバランスの上に、最高に繊細かつ大胆に身体を動かす、声を出すということが実現します。

ちょっとでも身体の感覚が抜けると、瀬戸嶋先生のダメ出しが入る。

緊張仕切ったところ、そこは集中マックスの状態のところ、と自分では思うのだが、そこからさらに集中を要求される。

その時、自分を捨てて、身体に任せきった時、自分一人では到達できなかった境地に至ります。

まさにブレイクスルーの瞬間です。


でもそこで満足すると、次の瞬間、素の自分=いつもの気の抜けた自分に戻ってしまいます。

ブレイクスルーはやり続けるしかありません。

そうすることで、自己の中に眠っている本来の自分が呼び覚まされます。


その時の心構え。

「意識のタガをはずすこと!」

「自分の全てを出し惜しみなくさらけ出すこと!」

「全てを自己の身体に委ねること!」

これらは一見難しいことですが、やってみると病み付きになります(笑)。

最初はヤケクソでいいんです(笑)。

自己の殻から突破するための条件です。



昔、ブレイクスルー・セミナーというのを受けたことがあります。

それは3日間、椅子に座って講師の話すことに応答し、一枚一枚思い込みや固定観念の枠を剥がしていき、認識を変化させるものでした。

三日目には、目から鱗がボロボロと剥がれ、見える世界が大転換しました。

でもその感覚は続きませんでした。私の場合、自己の固定観念や思い込みがあまりに強く、自分をがんじがらめに縛っていたので、しばらくして元の自分に戻って行きました。



だから私は身体から入りました。

まずは固定観念で固めた心をほぐすために、身体のアッチコッチのコリやハリを緩めていきました。

今思えば、私が今こうやって身体を緩めることを他人に教えるようになった原点がここにあります。

身体を通してのブレイクスルー!

私には身体を通したブレイクスルーが合っていると思うし、それを求める人たちにその方法を教えてあげたいと強く思います。



あべこべ体操はその導入にもってこいの体操です!