身体を緩めて「体性感覚」を目覚めさせよう | あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

ホラ来た!あべこべ体操の北洞誠一です。

身体を緩めることは、とても心地よいものです。

何度か「緩めた感覚=心地よい感覚」を体験すると、
「固まった感覚=不快な感覚」が嫌で嫌でたまらなくなり、なんとかしたくなります。

こうなったらしめたもの、ユルユル体質に近づいた証拠です!

身体が緩まると単に心地良いだけでしょうか?

違います! 身体の感覚が鋭敏かつ繊細になってきます。この感覚のことを専門用語で「体性感覚」と言います。


「熱い、冷たい、痛い、痒い、力が入っている抜けているetc」を感じる感覚です。内臓や身体の深部の感覚も入ります。

だからこの感覚が鈍いと、「身体のどこかが固まったり冷えたりしても感じない、緊張して力が入っていても感じない」ということになってしまい、「知らない間=感じない間」に肩こり、腰痛、猫背になったり、しまいには痛みとなって四十肩、ぎっくり腰、関節痛になったりします。

年を取ったからとか、知らない間にどこから痛みが来るんではないのです。

俺は私は、何もしてないけど、なんでこんなことになるんだ????

ではないんです。

なんにもしないから、そうなってしまったとも言えます。

痛みが来る前に、筋肉のハリやコリ等の違和感があったはずなんです。単に見逃していた、感じなかっただけなんです。

それだけはなく、「小石を避けようとして足を上げたつもりがつまずいたり、人をよけたつもりがぶつかったり」もそうです。

体性感覚が鈍くなって、
自己イメージと実際の動きがずれているんです。


体性感覚の良し悪しは、スポーツや運動だけではなく、日常の動作全てに現れます。

皆さん、どんなやり方でもいいですが、自分にあった「身体ほぐし・身体緩め」を心がけてください。

でも単純に筋肉をぐいぐい引っ張ったり、痛いのを我慢して関節を開いたりしてはダメですよ!

具体的なやり方は、おいおいおしらせします。