租税法演習2020@慶応大学 | 中小企業の経営参謀「税理士星川」の戦略、税制、法務、海外展開のお役立ちブログ

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今年も慶應義塾大学での『租税法演習』という講義を担当しています。

コロナウィルス感染予防の件も心配しましたが、

リアルで講義ができています。

 

講義の目的は、

法学部の学生に机上の法律学のみでなく、

実社会での法実務を実感してもらうために、

税法が実社会でどのように表れ、

税法の知識がどのように活かされるかを伝えることです。

私のテーマは、

・税理士の実務を紹介することを通じて、

経済取引に税法がどのように関係してくるかを伝えること

・法の専門家として、リーガルマインドの論理と合理性の

バランス感による「問題解決能力」が社会で求められていること

を伝えることとしています。

 

先日の講義では、国際取引と課税というテーマで、

国際取引に係る源泉所得税の問題について扱いました。

 

1.取引の内容を分析

 ↓

2.国内法の課税関係を整理

 ↓

3.租税条約での課税関係を整理

(租税条約の優先、プリザベーションクローズ、

国内法での源泉所得の置き換え規定)

 ↓

4.租税条約の適用についての手続き

 

と国際取引に関わる源泉所得税の税法の適用について

の一連の確認方法を演習しました。

 

 

プロアスリートや芸能人の活動に関する課税について

話をすると、

「eスポーツのプレーヤーが日本に来日することなく

収入を得る場合はどうなりますか?」

とまさに実社会の質問が出ました。

 

今年も楽しく講義を通して私自身も学んでいます。

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税理士、行政書士、中小企業の経営参謀 星川 望