令和5年12月市議会一般質問から② | いち江南市民のブログ

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愛知県江南市で暮らす日々をつづります

 去年12月の江南市議会一般質問の中から、印象に残った質問ベスト10を順不同であげていきます。なお、表題の下は私の感想。 

12月6日(水)

岡地清仁

3 火災発生時の消防相互応援について

 この質問内で、簡易消火栓の取り扱い方法に対する市民への周知はどうなっているのか、という問いかけがありました。私的には今一般質問の中で、一番役に立った質問でした。なぜなら前々から消火栓の使い方を習得したいと思っていたからです。

 市側の回答は、地元からの依頼があれば、地元消防団立ち合いのもと実施される、その際、消防総務課が窓口のなるとのこと。

 早速、消防課に問い合わせしました。原則、区などの団体からの依頼に限るそうですが、どうしても学びたいという私個人の気持ちをくんで頂いて、小規模訓練(私入れて7人)を行ってもらえました。

 今回は例外でしたが、いざというときのために消火栓使用法を知っておきたいと思う市民は多いはず。異なる区でも参加できるようにしてほしいし、そのための小まめな訓練情報を発信してほしいと思いました。

 

4 障がい者が投票しやすい環境について

 議員が6月定例会から繰り返し問いかけている質問です。

 投票所へ行く→候補者名を紙に書く→投票箱に入れる→帰る、多数派が容易にできる一連のこれらの行為が困難な人の実態を、私を含め多くの人は知る必要があります。選挙管理委員会からいろんなフォローはしてると言われても、形にしなければ伝わりません。

 その点、投票支援カードはよい手段です。

 ただ、当事者に聞いてみないとわからない支援方法があります。市は高齢者(85歳以上)や介護保険利用者、障害者手帳を持つ市民に対し、広く投票に関するアンケートをする必要があるのでは、と思いました。

 

伊藤吉弘議員

5 介護認定作業のシステム化推進について

 江南市では、介護申請したら判定まで約38.6日かかるとか。

 フツーに考えて長い、です。介護を受ける状況はいきなりやってきます。介護を受ける人やその家族からしたら、1日も早く判定してもらって介護保険のサービスを受けたいはず。

 多くの調査項目に1次判定や審査会、判定にいたる行程は複雑で人員も限られています。でも、こういうのってAIの得意分野じゃないでしょうか。実際、介護認定作業にAIを導入した自治体では、判定までの日数を10日短縮したとか。費用は年間275万円。これからAIが進化していけば、調査翌日に判定も夢ではありません。そう考えると安いもんだと思うのですが。

 

 

石原資泰議員

6 江南駅周辺の再開発について

 ピカピカになった布袋駅。それと対照的な江南駅。議員は江南駅周辺開発プロジェクトチームの発足を、と力説していました。

 過去にも総合計画で、夢(失礼)のような様々な駅周辺ビジョンが描かれていたようです。が、やはり夢?となってしまったようで・・・

 ここで、思い出したのが国立情研学究所教授の新井紀子さんの言葉。

「目の前に問題があるのに直視しない。直視しても批判するばかりでソリューションを考えない。考えたふりをした人はたくさんいたかもしれない。でも、『自分ごと』として、どうしても解決しなければならないと思って行動した人が、問題の数に比べて圧倒的に少なかった」

 そうなんです。真っ先にやることは、半分ぬるま湯につかった内部構成のチーム作りより、第三者の目で客観的カツを入れてくれる外部のシティアドバイザー・マネージャーの知恵を拝借することではないでしょうか。