令和5年12月市議会一般質問から① | いち江南市民のブログ

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愛知県江南市で暮らす日々をつづります

 去年12月の江南市議会一般質問の中から、印象に残った質問ベスト10を順不同であげていきます。なお、表題の下は私の感想。

12月5日(火)

須賀博昭議員

1 いこまいCAR予約便と福祉タクシーについて

 現行いこまいCARの矛盾が提示されました。

 江南市において公共交通と位置付けられているにかかわらず、小・中学生や福祉タクシー利用者は乗れないし、ドアツードアと言いながら予約は取りづらく、ガンガン使ったら使っただけ市の財政を圧迫。おまけに最近名鉄タクシーが300円の時間指定予約料金と送迎料金200円を徴収することに。普通に乗ったらかるく片道1000円はふっとんでしまいます。市内移動するのにこんなにかかる公共交通って何なんでしょうか? ちなみに、いこまいCARの利用者は比較的裕福な高齢者だとか。

 現在市は名鉄を含めた業者に対し年6000万円の補助を出しているそうです。この補助金の額とコミュニティバス導入費用との兼ね合いを考慮しつつ公共交通施策の立て直しが必要では、という問いかけに、都市整備部長は新たに公共交通検討部会を設置し、そこで協議していくと回答していました。

 

大藪豊数議員

2 一般質問などの答弁について

 議会の一般質問に対しては、検討します、調査・研究しますという言葉で締めくくられる答弁が多い。はたしてそれらは、本当に検討調査研究されたのか。最近、「回答を保留し、結論を意図的に遅らせるときに用いられる」意味で使われる検討もあるという。そんな中、島根県興津市や長野県飯綱町では、検討します回答は、後日議会に報告が要求される制度があるという。江南市でもそれができないか、といった質問内容でした。

 確かに、その場限りの「検討します」で逃げられたらたまったもんじゃありません。その一方で議員側も、検討します回答を、その後の一般質問内で追及していく必要があります。粘り強く問うていくことで、取り組みの姿勢、経過もわかります。が、この12月定例会を見る限り、そういうことをしている議員は少数派です。

 島根や長野の2自治体も議会からの要請で後日報告制度が出来たといいます。これは江南市議会、江南市会議員全体の問題でもあると思いました。