アンゴラ村長もびっくり… アンゴラ?アンドラ? 紛らわしい国名を一覧にして語源を調べてみました♪
子どものころから
世界地図が好きでした
日本地図も好きでしたが
世界地図のほうが
もっと好きでした
いろいろな国を見て
鉄道や道路を辿って
山の高さを感じたり
都市の広がりを眺めたり
妄想が激しい子だったと
思います
でも
そのお陰で
世界の地名は
割と強いです
このところ
国に関する記事をよく書いているので
また地図を見て
没頭してしまう場面が
何度かありました
このところは
特にアフリカですね
先日も言いましたが
アフリカ大陸には
まだ足を踏み入れたことが
ありません
エジプトとか
北アフリカもないのです
でも
わりと関わり合いはあります
先日も話しましたが
JICA関係の仕事で
数年間にわたり
専門家の報告書の英訳を
担当していました
モザンビークの仕事でした
モザンビークは
元ポルトガル植民地で
1975年6月に独立した国です
公用語はポルトガル語
JICAの専門家が入札に参加したとき
最初の企画書のポルトガル語翻訳も
担当しました
ポルトガル語翻訳は
最初の企画書だけで
あとは
中間・期末報告書は
英語だけだったと
記憶しています
モザンビークの他にも・・・
アメリカに住んでいたときに
とても仲良くしていただいた
ポルトガル語の先生が
アンゴラのご出身でした
アンゴラって
聞いたことがない人も
多いかもしれませんが
中部アフリカに属する国です
アンゴラは中部アフリカの国ですが
1975年11月までポルトガルの植民地だったことから
公用語はポルトガル語となっています
モザンビークに近いですが
国境は接していません
でも
西海岸と東海岸の両極端ではあれ
同じような緯度にあります
アンゴラのポルトガル語については
私は詳しくはありませんが
知り合いのポルトガル語の先生の発音を聞いている限りでは
ポルトガルのポルトガル語に
随分と近い印象でした
同じ大学に
ブラジル出身の女性がいて
キレイなカリオカらしいポルトガル語を
話す人でした
先生とこの女性のポルトガル語は
まるで違う言語でしたwwwww
アンゴラといえば
アンゴラ村長という
お笑い芸人(!?)さんがいましたよね
いつだったか
Amebaトピックスの見出しに出ていて
アンドラ村長がどうしたの?
と、
見間違えてしまいました
驚いたのは
「アンドラ」なんていうマイナーな国のことが
Amebaトピックスに出てきていて
びっくりしたからです
でもよく見たら
「アンドラ」
ではなく
「アンゴラ」
でした
まあ、
アンゴラが話題にのぼるというのも
日本ではめったにないことですが
カタカナで書くと
紛らわしく
ミマツガイを
してしまいがちです
アルファベットで書くと
瞬時に区別できるのに・・・
アンドラ = Andorra
アンゴラ = Angola
このように
日本語で読んだり
カタカナで書いたりすると
紛らわしい国名って
結構あるんですよね
こんなのを見間違えるのは
丸山だけだよ!
と言われるかもしれませんが
で、
私がちょっと見間違えやすい国
紛らわしいと常々思っている国を
挙げてみたいと思います
アンゴラ アンドラ
Angola x Andorra
◆アンゴラ共和国 República de Angola
(安哥拉)
中部アフリカの国、大西洋側
由来: この地を支配していたンドンゴ王国の王号「ンゴラ」(Ngola)説
◆アンドラ公国 Principat de les Valls d'Andorra
(安徳爾拉)
ヨーロッパ西部、ピレネー山脈の中の小国
由来: ここに居住していたイベリア人の部族を
古代ギリシア語でアンドシンス(Andosins)と呼んでいた説
バスク語で「巨大な」を意味する「handia」が由来という説も
アルバニア アルメニア
Albania x Armenia
※英語でも結構似てるかも
◆アルバニア共和国 Republika e Shqipërisë
(阿爾巴尼亜)
東ヨーロッパ、バルカン半島南西部
由来:「アルバニア」はラテン語の「albus(白い)」が由来
土地が石灰岩質で「白い土地」と呼ばれたから説
アルバニア語では「シュチパリア」
「鷲の国」を意味し
アルバニア人が鷲の子孫であるという伝説
◆アルメニア共和国 Հայաստանի Հանրապետություն
(亜爾美尼亜)
西アジア、黒海とカスピ海の間
由来:ハイ族の王アルメナク
「ハイ」はアルメニア人の自らの呼称
アルメニア人の始祖ハイク・ナハペト
と・・・
これを調べていたそばから
「アルメリア」という地名も頭に浮かび
うっかりまつがった(笑)
国ではないけど・・・
アルメリア Almería
スペイン南部、アンダルシア州東部
地中海に面した港湾都市
由来:「海の鏡」という意味のアラビア語
المرية (al-Mariyyāt)
※アル・アンダルス=アラビア語
Albania x Armenia x Almeria
※英語でも紛らわしいわ!
スロバキア スロベニア
Slovakia x Slovenia
◆スロバキア共和国 Slovenská republika
(斯拉仏克)
中央ヨーロッパ、チェコの隣り
由来:スロバキア語で「スラヴ人の土地」
◆スロベニア共和国 Republika Slovenija
(斯洛文尼亜)
中央ヨーロッパ、バルカン半島に入るか入らないかは微妙
由来:スロベニア語で「スラヴ人の土地」
えっ、スロバキアとおんなじ!ww
「言葉」を意味するslovoが由来という説も
オーストリア オーストラリア
Autria x Australia
◆オーストリア共和国 Republik Österreich
(墺太利)
中部ヨーロッパ、スイスのあたり
由来:ドイツ語で「東の国」
フランク王国時代、オストマルク(「東方辺境領」)が設置された
要するに英語の East ね
◆オーストラリア連邦 Commonwealth of Australia
(濠太剌利)
南半球オセアニア、日本の真南
由来:ラテン語で「南の地」terra australis
英語では南はSouth だけど
ラテン語では Australis
ちなみに、
ラテン語で「東西南北」は
oriens または eurus
occidens または occasus
meridies または auste
septentrio または boreas
方角は違えど
どっちの国も方角を表しているところが
面白い
アイスランド アイルランド
Iceland x Ireland
※英語でも1文字しか違わんかたー!
◆アイスランド共和国 Ísland
(氷州)
北ヨーロッパ、大西洋と北極海の境界
由来:沿海に流氷が浮んでいるのを見た
ヴァイキング名付けた
◆アイルランド Éire
(愛蘭)
北西ヨーロッパ、イギリスの左側の島の大半
由来:古アイルランド語「Ériu」
ケルト神話の女神「エリウ」
エリウの土地 Ireland
ハイチ タヒチ
Haiti x Tahiti
※英語だと絶対に間違わない
(米語:ヘイリー vs タヒーリ)
◆ハイチ共和国 Repiblik d Ayiti
(海地)
中央アメリカ、カリブ海のイスパニョーラ島西側
由来:先住民族の言葉で「山ばかりの土地」Ayti
◆タヒチ Tahiti
※なんとなく「国」かと思っていたけど、
フランス領ポリネシアの島の名前でした
由来:??
クック船長がタヒチ島に上陸し
現地人に「この島の名前は?」
と尋ねると
「O Tahiti」(タヒチだよ)
と現地語で答えたのだそう
その由来までは分からなかったらしい
そういえば
クック船長は
動物のカンガルーの名付け親という
話もあったような
なかったような・・・
タヒチの語源をご存じの方いたら
教えてください~
ところで
こちらは
国名と都市名だけれど・・・
これもよく
あれ、
どっちがどっちだっけ?
となる名前です
バハマ ハバナ
The Bahama x La Habana
※どっちも冠詞が名前に付く
◆バハマ国 Commonwealth of The Bahamas
(巴哈麻)
中央アメリカ、カリブ海の西インド諸島
フロリダの下
由来:スペイン語の baja mar(バハ・マール)
「潟」が多い地形が由来という説
先住民のタイーノ語の
Ba ha ma (big upper middle land)
という説も
◆ハバナ Villa de San Cristóbal de La Habana
キューバ共和国の首都
中央アメリカ、カリブ海のバハマの南西
由来:タイーノ語でHabaguanexという説
他にも説があるようだが、先住民の言葉というのが多い
ちなみに、「ハバナ」をスペイン語では
La Habana(ラ・アバーナ)と発音します
フルネームは上述のとおり
長いやつです
語源を調べると
国の名前もごっちゃにならなくなる・・・
かもしれないです
ともかく
知ることは楽しい!
話はちょっと逸れますが・・・
私の友達に
ジェームズ・クック
という名前の人がいます
クック船長と同じ
James Cook
その友達
お父さんも
ジェームズ・クックさんです
父子して
おんなじ名前
そして
おんなじフォルムwww
クック船長とは
親戚ではないと思いますが
スコットランド人っぽい特徴もあるので
もしかしたら!?
こんど尋ねてみますwww
ちなみに・・・
「アンゴラ」と「アンドラ」で混乱する話を
書こうと思ったきっかけになった
アンゴラ村長ですが・・・
こちらは
アンゴラ共和国が
由来ではなく
持っていたアンゴラウサギのぬいぐるみ
が由来だそうです(笑)
By Ross Little - Flickr, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2759678
参考:
【初耳だった!】エスワティニ王国 | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所 (ameblo.jp)
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丸山のプロフィールはこちらをご覧下さい。
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