実は日本でも展開されていたハードセルツァー。酎ハイ?サワー? 2つの違いをまとめてみました | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

実は日本でも展開されていたハードセルツァー。酎ハイ?サワー? 2つの違いをまとめてみました

Photo by Philipp Kämmerer on Unsplash

 

 

来年日本で流行る!? アメリカで人気急騰中の「ハードセルツァー」とは

 

先日書いたこの記事で

ハードセルツァーは

「酎ハイ」というよりは

居酒屋で出される

レモンサワーとか

「サワー」なのではないですか?

 

というご意見をいただきましたので

それについて

お答えします

 

ハチハチハチ

 

確かに

私も記事を投稿して

読み返しながら・・・

 

フルーツフレーバーが

入っていなければ

ハイボールだけれど

フレーバーがあれば

いずれにしても炭酸水なのだから

酎ハイとはちょっと違うのか?

 

酎ハイって

レモンハイとか

炭酸入りもあるけど

烏龍ハイや緑茶ハイなど

炭酸が入っていないのもあるから

これだと

ハードセルツァーの定義とは

少しずれてしまうのでは・・・

 

と、

なんとなくもやっと

思いはじめたのです

 

そういえば

酎ハイって何??

 

炭酸入りの酎ハイって

「サワー」って言うんだっけ??

 

いろいろと

疑問が沸いてきました

 

なので

いろいろと

調べてみました照れ

 

ひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

まず

お酒に詳しい人は

もともとの質問や

私のもやっとした考えが

すべて間違い・勘違いであることに

お気づきで

「あ~ぁ」

と思っていたことでしょうwww

 

そうなんです

 

まずは

お酒の定義から違っていたのです

 

結論から言うと

そもそもの疑問

「ハードセルツァーは日本の酎ハイに近い」

で間違いがなかった

ということです

 

炭酸が入っているので

酎ハイでいいのです

 

調べていくうちに

だんだんはっきりしてきたのですが

「酎ハイ」の定義からの

話でした

 

ちゅう-ハイ【酎―】

(「焼酎ハイボール」の略)焼酎を炭酸水で割った飲み物。

 

It says it all!

 

まさに

ハードセルツァーの焼酎版が

酎ハイというわけです

 

つまり

ハードセルツァーは

焼酎ハイボールならぬ

サトウキビ酒ハイボール

トウハイ

といった感じでしょうか

 

ここで

「サワー」ってなんだっけ?

となると思います

 

Wikipediaの「チューハイ」の項目で

サワーとの違いが説明されています

 

チューハイ - Wikipedia

 

これによると

サワーと酎ハイの違いは

かなり恣意的なもの

 

酎ハイとサワーは同じものだけれど

お店によっては

無糖炭酸水で割ったものをチューハイと呼び

フレーバー入りものがサワーとするような

区別をしているところもある

という感じです

 

サントリーの

お客様センターからも

おなじような回答がありました

 

「チューハイ」と「サワー」の違いはなんですか?

 

 

どうやら私が最初に思った

 

・炭酸系統の割りもの=サワー

・清涼飲料水系統の割りもの=酎ハイ

 

という区別ではなかったようです

 

 

すると

 

サワーという飲み物は

酎ハイと同義でいいのか?

 

そもそも

サワーって和製英語?

 

という疑問が浮かんできました

 

サワーを調べてみました

 

サワー - Wikipedia

 

 

なんと

「サワー」は

もともとは外国のもので

しかも

世界標準と日本のサワーは

ちょっと違うということが

分かったのです

 

そもそも

なんで「サワー」(=原義:酸っぱい)なの?

という疑問もありました

 

でも

世界標準の「サワー」の定義を見て

納得いきました

 

サワー (sour) は、蒸留酒に柑橘類などの酸味のあるジュース類と砂糖などの甘みのある成分を混合したカクテルの一種である。

(Wikipediaより引用)

 

サワーに

炭酸水は関係ありませんでした

 

炭酸水の有無ではない

 

要するに

カクテルの一種としての

「サワー」

というわけです

 

日本では

「レモンサワー」という

居酒屋定番の飲み物が

あまりにも浸透しすぎていて

オシャレなバーで飲む「カクテル」

というイメージが

薄くなってしまったのかも

しれません

 

カクテルのサワーの代表格は

 

マルガリータ

ダイキリ

サイドカー

カミカゼ

 

これらが

いわゆる「サワー」なのです

 

日本では

どちらかというと

カクテルではなく

酎ハイのカテゴリーに

なってしまっている

ということでしょうか

 

まあ

酎ハイも

カクテルの一種では

ありますが

 

いやぁ

勉強になりました

 

ちなみに

カクテルの語源は

様々な説がありすぎて

ちょっと混沌としているようです

 

かたつむりかたつむりかたつむり

 

ちなみに

以前誰かに

「サワー」は

ハイサワーで割った飲み物のことで

ハイサワーの製造元が作った造語だよ

と聞いたことが

ありました

 

でも

これは間違いだったようですね

 

「ハイサワー」って

ご存じですよね?

 

「お客さん、終点だよ!」

♪わるならハイサワー♪

のCMでお馴染みの

 

博水社が1980年に発売した

割り用飲料水で

この会社の

登録商標のようです

 

わるならハイサワー!東京・元祖レモンサワー

 

ただ

烏龍ハイやお茶ハイなど

「〇〇ハイ」

という言い方は

ハイサワーという割りものの貢献が

大きいとされているようです

 

かといって

烏龍ハイのことを

Oolong High

とか

Oolong Hai Sour

とか言っても

外国人にはなかなか通じない

ということです

 

Shochu Oolong Mixer

とか

Shochu mixed with Iced Oolong tea

とか

言えば通じるでしょうか

 

レモンサワーは

Lemon sour

でも通じると思いますが

Lemo juice sour

と言えばより良いでしょう

 

カクテルに詳しい人なら

なおさら分かりやすいはずです

 

日本のことを

ある程度知っている人に対してであれば

Chuhai(酎ハイ)

と言っても問題ないでしょう

 

実際に

日本に来る観光客の間でも

コンビニで酎ハイやレモンサワーを買うのが

かなり人気の楽しみ方になっているようで

以前、

私が通訳を担当しているテレビ番組でも

取り上げたことがありました

 

昨年、

コカ・コーラ社が「檸檬堂」という

レモンサワーを発売し

阿部寛さんのCMで話題になりました

 

 

これは
コカ・コーラグループが

自社ブランドのアルコール飲料に本格参入する

初めての事例になりました

 

レモンサワーではありますが

実質的には

ハードセルツァーの日本での初展開

というふうにも

捉えられているようです

 

残暑の厳しい昨今ですが

キュっと爽やかなサワーが

ますますおいしい季節に

なりましたね。

 

 

参考:

米大手が続々参入のアルコール飲料「ハードセルツァー」の魅力

 

ハードセルツァーについて

 

 

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丸山のプロフィールはこちらをご覧下さい。 

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