#1の「シャープ」って何? 意外と知られていない♯と#の違い | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

#1の「シャープ」って何? 意外と知られていない♯と#の違い

アメリカでは

 

No. 1 (=1番)を

 

#1

 

と書くことが多いです

 

これはご存じの方も多いと思います

 

この「#」は

番号記号と呼ばれます

 

「あれ、これシャープでしょ?」

 

と思った人もいるかもしれません

 

よく見ると

番号記号はシャープ記号と

微妙に違うのです

 

番号記号は

 

シャープ記号は

 

プッシュホンのキーは

「シャープ」

ではなく

実は

「番号記号」

 

オフィスの電話やスマホを

よく見てください

 

でも

日本語の音声案内などでは

はっきりと

「シャープを押してください」

と言ってますよね!

 

これ

正確に言えば間違いなんです

 

「番号記号ボタン」です

 

#は

「井桁」とか「スクエア」とも

言うそうです

 

この2つの記号の違いについては

以前、「翻訳の一科事典」でも

記事にしました

 

同じようなことが書いてあるだけですが

よろしければこちらのページも

開いてみてください

 

♯と#
 

※このブログの

「翻訳の一科事典」では

私が翻訳の仕事をしていて

遭遇していた用語や雑学を

事典のように掲載しています

こちらも是非ご参考になさってください

 

さて、

♯と#

どっちがどっちなのかを

見分ける方法は

意外と簡単です

 

シャープは

音楽記号として

使われる記号です

 

「半音上げる」

 

という意味

 

楽譜上でよく見られますよね

 

楽譜の五線譜と

重ならないようにするために

右上がりになっているのです

 

番号記号は

横棒が水平です

 

これが大きな違いです

 

音楽のシャープは

右上がり

 

とはいえ

電話などの「シャープボタン」は

「番号記号ボタン」とは言わず

「シャープボタン」

でいいのだそうです

 

慣習ですね

 

By Brownings - Own work, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1069794

 

 

番号記号の余談ですが・・・

 

アメリカでは

No. という略語よりも

# の方がよく使われると思います

 

例えば

 

See # 4.

「4番をご覧ください」

 

のような感じです

 

もちろん読むときは

See number four でOK

 

手書きメモでも

タイプでも

# が使う人が多いという

印象です

 

日本では

No. が多いですよね

 

もちろん

英語でも No. を使うことはあります

 

この記号を

numero sign 

と言うそうです

 

日本語でも

この記号は

ヌメロ 

と呼ぶようです

 

この記号は

国によって結構違うので

注意が必要です

 

スペインでは

núm.
とか

no

 

フランスも

no

が多い気がします

 

No

というのもあるかもしれません

 

イタリア語は

これが多いような・・・

 

ラテン語系は

この辺が混在している感じです

 

翻訳するときは

そのクライアントがよく使うものを

使うことになりますが

特にガイドラインがなければ

その国で一般的なものを

使うことになります

 

そのために参考にするものは

その業界での用法

 

同業で見当たらなければ

公共メディアや政府文書を

主に参考とします

 

いずれにしても

♯と#の違い

知らなかった方は

是非覚えておいて

間違わないようにしてくださいね

 

分からないときは

「シャープ」または「バンゴウ」と

タイプすれば

変換候補に出てきます

 

また

シャープは五線譜にまぎれないように

斜めになっている

と覚えましょう

 

ハチハチハチ

 

蛇足ですが・・・

 

アメリカの

ファーストフードやファミレスなどでは

セットメニューに

番号が振ってあることが

多いです

 

注文するときには

料理名を言うのではなく

番号で注文することが

多かったです

 

英語に慣れていない人が

番号で言うのか

というと

必ずしもそうでもないようです

 

アメリカ人の友達も

マクドナルドなどで

必ず番号で注文していました

 

例えば

 

「I'd like a #1 meal.」

 

「I'll have combo #5.」

 

あるいは単に

 

「#2」

 

といった感じです

 

日本だったら

番号で言うことは

あまりないですよね

 

「ビッグマックセット1つ」

 

といった感じで

注文します

 

番号で言うのは

子供っぽい?

 

レストランなどでは

メニューの長い名前を

すらすらと流暢に言うと

かっこいい感じがします

 

特に格式の高い食事処では

長ったらしいメニューを

よどみなく言うのが

かっこいいと考えられている

節もありますよね

 

アメリカの場合

移民も多いので

そういう習慣になっているのかも

しれませんが

本当の理由は

よく分かっていません

 

それから

スタバなどの

コーヒーショップで注文をすると

番号で呼ばれることが

ありますよね

 

「140番のお客さま~」

みたいに

 

アメリカでは

名前を聞かれることが

多かったです

 

最初は

お金を払うときに

なぜ名前を聞かれるのか

戸惑いました

 

カップに名前が書かれ

提供するときに

その名前が呼ばれるのです

 

日本人の名前は

慣れていないので

いつも適当に書かれて

呼ばれても気づかない

ということが多かったですwww

 

ですので

私は適当に

John 

とか名乗ってました

 

最近、アメリカに行ってないので

分からないですが

今もそうなんですかね

 

懐かしく

思い出しました。

 

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