本当におもしろい本は(少)ない -14ページ目

ハチミツとクローバー最終回

そろそろ終わりかなと、気になって「コーラス」立ち読みしたら最終回でした。

立ち読みしながら泣きそうになりました。


忘れていたけど、竹本が主人公だったんですよね。

主人公らしく終われて良かったです。


終わってしまったのは悲しいけれど、

ダラダラ続くよりはずっといいし、すごく良い終わり方だった。

きっと一生読み返すと思う。


東京バンドワゴン

小路 幸也
東京バンドワゴン

下町の古本屋とカフェを営む大家族の物語。
べらんめえの祖父、元ロッカーの父、シングルマザーの長女、母違いの次男などなど
いろんな事情を抱えつつも、仲が良くて気のいい家族が、
ご近所の謎や事件を解決していきます。

謎ときや、個人的な事情の解決加減はかなり物足りないけれど
昔ながらのホームドラマの心地よさがあり、読んだ!感が高い。

語り手であるおばあちゃんが、すでにこの世の人ではなく、
幽霊だから色々な場所に出没できるという設定は
うまいなあと思った。

本人のホームページ では、掲示板を荒れることなく運営していて
読者とコミュニケーションを大切にする様子が伺えた。
他も読んでみようかな。

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号泣する準備はできていた

江國 香織
号泣する準備はできていた

直木賞受賞作を含む短編集。
直木賞とか芥川賞の基準ってよくわからないけど
これを読んでますます分からなくなった。

女ってめんどくさい…と思わせるストーリーばかりで
ちょっと閉口。
そして次の日になれば、どんな内容の話だったのか
何一つ思い出せない。

このアンニュイ感が好きな人も多いのだろうけど。

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笑う招き猫

山本 幸久
笑う招き猫

凸凹デイズ幸福ロケット ほどには楽しめなかった。

かけだし女漫才コンビの青春小説。
テレビで女芸人を見ると、なんとなく痛々しい感じがしてしまうのですが
その痛々しさを本にも感じた。
(二人ですぐ歌っちゃう、とかね)

あと、やけに順調な売れっぷりが「?」だった。

でもテンポの良い本でさくさくっと読めました。


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ルート350

古川 日出男
ルート350

短編集。

ハムスターを軸とする、珍しい設定の「お前のことは忘れていないよバッハ」以外は
全く感覚にあわず、断念。

玄人好みとか、疾走感とか、クールとか書評している人がいるので
そういう本なのだと思う。


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優しい子よ

大崎 善生
優しい子よ

少し前の日経新聞の文化欄で、この本のダイジェスト版が掲載されていた。
それを読んでボーボー泣いてしまった私としては、
コトの詳細が知りたくて即買いでした。

妻が元女流棋士である高橋和。
その妻ファンで不治の病である少年と高橋和の交流を描いた私小説。

大大大大ファンの人から返事をもらって
嬉しくて嬉しくてドキドキしちゃってる少年のほほえましさの裏にある、
重い病気という現実が
胸をかきむしりたくなるほどやるせない。

自分の病気のことよりも、大好きな高橋和の足の痛み(子供のときの事故による)を
心配し、「痛くなりませんように」と願う少年の優しさが
またやるせない。

ところで、この本は4編からなっているのだけど、
なか2編は全く面白くありませんでした。
「聖の青春」をドラマ化してくれたプロデューサーの話らしいけど、
何の思い入れもない読者に、その人となりがが伝わってこない。
ほとんど読みませんでした。

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ハチミツとクローバー9

羽海野 チカ
ハチミツとクローバー 9 (9)


今までとトーンが違う、おもーい雰囲気。
終息に向かっている匂いがぷんぷんする。

今まですごく楽しかったのに、夏休みもあと3日か、みたいな。

楽しくてにぎやかでぽわわんとしたハチクロの良さが
変わっちゃったようで、でもまた最後は楽しく終わらせてほしい。

ぽわわんとした気分を味わいに、ハチクロの映画を見てみたい。
けど、いい年をしているとそういう友達がいなくて…。
ひとりで見に行くのもなあ。

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水曜の朝、午前三時

蓮見 圭一
水曜の朝、午前三時

四十五歳の若さで逝った女性翻訳家が、娘のために遺した四巻のテープ。
そこに語られる無惨な恋、許されぬ過去、そして「ひとつの死」。
誰もが何かを探していたあの時代が、鮮やかによみがえる。追憶の光と影、
切なさと歓びに涙がとまらない、感動の告白小説。


こんな過激な宣伝文が似つかわしくない、静かで美しく上手な小説でした。
こう書かないと売れないんだろうけどっ。

恋愛うんぬんよりも、女性翻訳家が最後に残したメッセージが
今の私にはすごく響いて、ありがたく感じました。

テポドンが発射された日に読んだので
また別の意味で心に残る一冊でした。


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OL進化論 25

秋月 りす
OL進化論 25 (25)

もう15年も続いているらしい。
ということは、15年も買い続けているのか!?
ナイトキャップにちょうど良いのです。

今回はじめて、既刊とネタがかぶってるんじゃないかと
思ったのがいくつかあったけど、そろそろ息切れか?
でも、この毒っ気のないマンネリ感はすごいと思う。

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図書館戦争

有川 浩
図書館戦争

「となり町戦争」のようなしっとりしたお話かと思ったら、
この表紙で、内容はアニメチックなドタバタ劇。
あ~、ライトノベルの作家かぁ~と期待せずに読み始めたら、意外に楽しめた。

「メディア良化法」が成立し、武力で不適切な本の取り締まりが行われる近未来。
唯一、地方行政独立機関である「図書館」だけは、
全ての書籍を収集し貸し出す自由と、それを守る権利を維持していた。

治外法権化された図書館へと攻めてくる国務機関に対抗するために、
図書館に組織された防衛部。

で、そこに配属された男勝りの女の子と
その上司の言い争いが伊坂幸太郎ばりに面白い。
マニアックな軍事設定や歴史にはついていけないけど
登場人物がおかしくて、厚い本にも関わらず良いテンポで読めました。

ラストのほうの上司のモノローグは
「ハチミツとクローバー」を彷彿させました。青春スーツ…。


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