またのお越しを 第4巻 おざわゆき | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

またのお越しを

第4巻

おざわゆき

 

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おざわゆきさん「またのお越しを」第4巻を読みました^ ^
 
第4巻が発売されるのを待っていたのでうれしい♡
 

 

 

    

大好きだった和小物を取り扱うカフェ

「くくりや」が閉店

 

それに伴い

店長さんだった杜紫(もりむら)さんの

行方もわからなくなります

 

杜紫さんから伽耶子ちゃん宛てに

お店に飾ってあった

手縫いで仕上げた

思い入れのある浴衣が

送られて来ます

 

伽耶子ちゃんの家に居候している

いとこののえるちゃんから

「わたしたちで杜紫店長が理想としていた

お店を開店させたら

杜紫店長が戻ってくるかもしれない」

と言われお店を開くことを決意する

伽耶子ちゃん

 

それまで着たことがなかった

着物を着れるようになり

開店するお店を探しますが

物件探しに苦労しつつ

「蔵前」で借りることが決まったのが

第3巻までのお話

 

おざわゆきさんの漫画「傘寿 まり子」でも

そうでしたが主人公が動き出すと

そこでステキな人との出会いがあり

主人公のやりたいことを

出会った人たちが手を貸してくれて

叶って成長していくというお話しが

「またのお越しを」でも散りばめられています

 

この展開が大好きなんだ〜とおざわゆきさんの作品を読んでわかった私^ ^

 

いままで出会った人たちは

 

ルカちゃん…

ルカちゃんは伽耶子ちゃんたちが

お店を開店するために偵察に訪れた

ショピングセンターの中にある

着物屋さんの店員さん

 

着付け・着物のこと・着物の小物のこと

お店を開店するための物件探しなど

何かと力になってくれます

 

 

カゲリさん…

固定された店を持たずに

POP -UPストアで

自分の趣味全開の着物を売っている

墨流カゲリさん

 

以前は渋谷に実店舗を持っていましたが

テナントの契約が切れるときに

今のようにレンタルスペースなどを活用した

販売スタイルに変えました

 

実店舗での経営をしたことがあるので

伽耶子ちゃんたちにアドバイスしてくれます

 

 

喜久江さん…

のえるちゃんが浅草で知り合った

カッコいいお姉さん

「蔵前」に持ちビルを持っていることで

伽耶子ちゃんたちに3階を貸すことになります

 

 

龍郷さん…

伽耶子ちゃんたちが

蔵前の物件を借りられるかどうか

まだ分からなかったとき

それでも次に進めるように

シミュレーションがてら

蔵前を歩いていたときに知り合った

腕のいい工務店の社長さん

 

 

藤沢さん…

内装設計を請け負ってくれる方

助成金ことや銀行の融資のことなど

伽耶子ちゃんが心配していた

お金のことを教えてもらえます

 

 

 

のえるちゃんが実現したいと言っているお店を

予算がないと言って渋る伽耶子ちゃんの話を聞いて

間に入ってのえるちゃんの内装を実現し

フォトスポットにしちゃえばいいと言ってくれる龍郷さん

 

龍郷さんが描いてくれたイメージ図は

のえるちゃんもカワイイ♡というくらい

 

龍郷さんは予算がないと言う

伽耶子ちゃんのことも考えてくれて

予算内でどこまで実現できるか

俺たちも協力するよと言ってくださいます

 

やさしい〜^ ^

 

 

第4巻はいよいよ内装工事が始まります

 

伽耶子ちゃんたちのお店は3階

 

2階にはカゲリさんの弟で

喜久江さんの孫でもある

灯くんがカフェを開店

 

灯くんとは

喜久江さんから物件を借りるために

事業計画書で競った仲

 

灯くんはもともと2階と3階を借りて

カフェと雑貨屋さんを開店させるつもりでした

 

そこを突然、伽耶子ちゃんたちが

3階を借りたいと登場して

おもしろくない灯くん

 

結局、喜久江さんが

伽耶子ちゃんたちのお店を見てみたいと

言ってくれて2階を灯くん

3階を伽耶子ちゃんたちに

貸してくれることになりました

 

2階の灯くんのお店は早速内装工事が始まっています

 

伽耶子ちゃんとのえるちゃん

龍郷さんと3階に行って

具体的に内装工事の相談をします

 

龍郷さんのところができるのは床・天井・下地・電気工事

 

伽耶子ちゃんは龍郷さんにカウンターをお願い

のえるちゃんはトイレとストックも〜とお願いします

 

龍郷さんは予算を抑えるために

伽耶子ちゃんとのえるちゃん

壁塗りとドア回りのデコレーションを

DIYするようにアドバイスします

 

やり方も教えてくれるとのこと

 

自分でやると

愛着も湧くし

メンテナンスも楽しいよと

励ましてくる優しい龍郷さん♡

 

思い描いていた猫足のソファーを

ルカちゃんが見つけてくれたり

 

のえるちゃん

お店オリジナルのパンケーキを作ろうと

頑張っています

 

やらなきゃいけないことはたくさん

 

伽耶子ちゃんものえるちゃん

だんだん余裕がなくなってきます

 

接客のシミュレーションと

カフェメニューの試食会を

カゲリさん、ルカちゃん、

龍郷さんに来てもらって開催

 

接客もパンケーキも合格点がいただけません

 

パンケーキは開店までにお客さまに出すには完成度が低い…

 

「パンケーキを出すのあきらめよう」と

のえるちゃんに言う伽耶子ちゃん

 

するとのえるちゃん

「かやちん(伽耶子ちゃん)がパンケーキ好きだからがんばってるのに!」と言います

 

そうだったんだ

確かに杜紫さんのお店で

「いつもの」って言って出て来ていた

ミニパンケーキセット

 

パンケーキが大好きな伽耶子ちゃんのために

パンケーキを一生懸命作っていたのえるちゃん

 

のえるちゃんもやっぱり優しい♡

 

この一件でギクシャクしちゃったふたり

 

お店の床と天井が出来上がったので壁塗りです

 

龍郷さんに教えてもらいながら

養生テープなどで塗りたくない場所を保護し

壁を塗ります

 

ギクシャクしたまま作業を続けるふたり

ペンキが足りなくなってお店に買いに来たとき

仕入れ先のお店から伽耶子ちゃんに電話が入り

急遽、仕入れ先に行くことになります

明日のペンキ塗りはお休みにすることにします

 

伽耶子ちゃんはのえるちゃんを一緒に行く?

と誘いますがのえるちゃんは首を横に振ります

 

伽耶子ちゃんは仕入れ先に行って

作業をこなします

 

伽耶子ちゃんは

帰るのが夜中になりそうと

のえるちゃんにメールをします

 

するとのえるちゃんから

「あたしも遅くなる」

「病院来てて時間かかりそう」

と返信がきます

 

伽耶子ちゃんは「??」

「何?具合悪いの?」

 

のえるちゃんから

「三脚から落ちた」

「痛くて3階からおりるの

めっちゃ時間かかった」

 

伽耶子ちゃん

「はあ?」

「休みってたのに」

「なにやってんだよ」

 

のえるちゃんは一人で壁塗りして

脚立から落ちて捻挫してしまいます

 

伽耶子ちゃんはびっくりして

慌てて帰ってきて病院へ

 

龍郷さんからは

三脚の一番上に乗っちゃダメって言われてたのに…

 

のえるちゃん

「ごめんって〜」

「でもひねっただけだから」

「三脚は今度から2段目でいくよ!」

と伽耶子ちゃんに言います

 

のえるちゃんのことが心配で

移動中気が気じゃなかった伽耶子ちゃんは

身体の力が抜けてへたり込みます

 

のえるちゃんに「仕事どうだった?」と聞かれ

仕入れてきた手拭いを見せる伽耶子ちゃん

 

手拭いを見て喜ぶのえるちゃん

 

のえるちゃん

お土産で買ってきた蕎麦猪口を見せる

伽耶子ちゃん

 

のえるちゃんはカワイイと喜んでくれます

 

ふたりで家に帰りながらのえるちゃん

「ねえ、かやちん」

「杜紫さんのパンケーキ」

「 めーちゃ美味しかったね」

 

「生地フワッフワでえ」

「生クリームのコクと甘みが絶妙でさ〜」

 

「いつものって言って」

「いつも同じものが出てくる」

 

「それってすごいことだったんだよね」

「全然簡単なことじゃない」

 

「お店作ったら

わたしもあんな風にかやちんに

パンケーキ出せる人になりたかったんだよ」

 

「でもやっぱ無理なんかな」

と話します

 

それを聞いて伽耶子ちゃんは

「のえる 私たちはド素人だ」

「オープンまでに完璧にそろえるのは無理だと思う」

「だけどさオープンした後からでもお店を作り続ければいいんだよ」

「コツコツお互いがお互いの足りないことをおぎなう」

「一番大事なのはあきらめないことでいることだよ」

と言います

 

次の日遅い時間に目覚めた伽耶子ちゃん

 

のえるちゃんはもう起きてキッチンで何かしています

 

のえる安静にしてないと」

という伽耶子ちゃんに

 

「へへーっ」

「ちょっと思いついちゃったんだ」

「おやつだよ〜」

と伽耶子ちゃんが買ってきた蕎麦猪口で

プリンを作っていました

 

伽耶子ちゃんはプリンを食べながら

蕎麦猪口という和のものに

スポンジやベリーソース、フルーツや

クッキーでトッピングしたスイーツが

お店のコンセプトにピッタリだと気がつきます

 

これでお店で出せるスイーツが決まりました

 

その後もたくさんたくさん

やらなきゃいけないことをこなして

なんとか開店の日を迎えます

 

とってもステキな空間が出来上がりました♡

 

和小物を扱っているのに

猫足のソファや

アンティーク調のチェストもカワイイ

 

シャンデリアもカウンターに付けられた

のえるちゃんこだわりのタイルも

とってもイイ感じ

 

龍郷さんスゴい♪

 

壁もペンキで塗ったところと

壁紙でアクセントつけるところもgood!

 

伽耶子ちゃんとのえるちゃん

自分のお店なのに感動しっぱなし^ ^

 

11時

 

めでたくオープン〜‼︎

 

とは言ってもすぐにお客さんがドドっと来るわけはなくて…

 

外に様子を見に行こうとすると

ドアがガチャと開いて

 

「お客さん?」と思ったらカゲリさん^^;

 

でもカゲリさんが外で待ってたお客さんを招き入れてくれます

 

キャー♪お客さま〜〜〜♡

 

 

SNSを見て来てくれた3人組の女性は

お店や小物も褒めてくれてプリンも食べてくれました

 

バッグも購入してくれて

うれしく感動している伽耶子ちゃん

 

女性たちは

3人で集まるときはよく着物を着ているのだそう

 

今日はくくりやさんのオープンだから

着物できたと教えてくれます

 

こんなうれしいお話し聞かせてもらったら

今までの苦労が吹き飛びそう

 

それからもお客さんが続々と来てくれて

うれしい悲鳴♡

 

開店記念で配っていた

ノベルティのサシェを渡しそびれた

お客さんを追いかけてサシェを渡す

伽耶子ちゃん

 

追いかけたお客さんには

「楽しかったです」

「また来ますね」

と言ってもらいます

 

そのお客さんを見送りながら

「またのお越しを」

という伽耶子ちゃん

 

いつも杜紫さんに言われていた言葉を

言う立場になっている伽耶子ちゃん

 

見送ったお客さんと入れ違いに有松で接客し

ルカちゃんが働いているショッピングセンターで再会したお客さんが伽耶子ちゃんに

「お久しぶりです」

と言って近づいてきます

 

「今日オープンなんですよね」

「SNSで見てこの日を楽しみにしていました」

と言ってくださいます

 

伽耶子ちゃんは泣きながら

「いらっしゃいませ」

と言って手で顔を覆います

 

ここでわたしももらい泣き

 

うれしい再会もできたし

開店して1週間は

たくさんの人に来ていただけましたが

2週間目はそこまで混むこともなく

お客さんが全く来ない日もあるようになってきました

 

ずっとこのままなのか?

とザワワワと背筋が寒くなる伽耶子ちゃん

 

こんな気持ちを杜紫さんも味わっていたのかと

胸がキュとなる伽耶子ちゃん

 

そんな中でまた新たな出会いがありました

 

このことで伽耶子ちゃんは

「お店を作ることは私がお客さんに試されるだけじゃなくて」

「どこまで私ができるのか」

「私も私を試すんだ」

という気持ちになっていきます

 

かっこいい♡

 

杜紫さんSNS見てくれてるんじゃないかな

早く伽耶子ちゃんたちに会わせてあげたい

 

第4巻はここまで

第5巻は2024年4月頃発売予定

 

続きを楽しみに待ちたいと思います

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)