またのお越しを おざわゆき 第3巻 | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

またのお越しを

第3巻

おざわゆき

 

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おざわゆきさん「またのお越しを」第3巻を読みました^ ^

 

のえるちゃんが浅草で知り合った

お姉さんの持ちビルを借りることを決めて

終わった第2巻

 

 

 

伽耶子(かやこ)…会社員

のえる…伽耶子ちゃんのいとこ

杜紫(もりむら)…閉店した「くくりや」店長

留夏(ルカ)…呉服店店員

墨流カゲリ…POP -UP SHOP店長

茶屋辻喜久江…浅草で知り合った女性

茶屋辻灯…物件を借りるライバル

 

ことの経緯がわからない伽耶子ちゃん^^;

 

大家さんであるお姉さんは

茶屋辻喜久江(ちゃやつじきくえ)さん

 

のえるちゃんが喜久江さんを人力車で送っている途中

 

車夫さんから

「お客さんお急ぎなんですよね〜」

と声をかけられ

 

喜久江さんが

「そうなんだよ」

「これから不動産屋と待ち合わせ」

と答えます

 

「不動産‼︎」

「おねえさんのおうちのお話?」

と聞くのえるちゃん

 

「うちのビルの物件だよ」

「入っていた事務所が倉庫ごと退いて部屋が空いたんだけど建物も老朽化したし家賃下げるかって」

と喜久江さん

 

「えっ 下げる?」

「いくらをいくらに?」とのえるちゃん

 

「12坪○万円を○万円に」と喜久江さん

 

お店を借りる相場ってわからないけど安いみたい

 

のえるちゃん

「はあーーーい‼︎」

「はあーーーーい‼︎」

「あたし借ります」

 

のえるちゃんっぽい^ ^

伽耶子ちゃんに相談しないの?

 

「ええ あんたが?」と喜久江さん

 

「店舗物件探してたの」

「借りたいよお」とのえるちゃん

 

「おねえさんが大家さんなら間違いナシだよ」

「お願い」と喜久江さんにお願いします

 

「じゃあ いっかい物件見てみれば…?」

と喜久江さん

 

「やったーーー!」ってなった訳と

伽耶子ちゃんに経緯を説明するのえるちゃん

 

急にそんなこと言われて物件をぐるぐる回りながら

「3階だし…築年数たってるし…」

とあれこれ考える伽耶子ちゃん

 

はっ「ここ!飲食対応物件ですか⁉︎」と

カフェも併設したいので喜久江さんに尋ねます

 

「飲食店は入ってたことないねー」

と喜久江さん

 

すると若い男性が

「ダクトの工事はこれから行います」

「消防署の許可を取って飲食店可能物件にします」と言ってきました

 

「すごーい‼︎完璧〜〜〜」

「ありがとう不動産屋さんっっ」

と言うのえるちゃん

 

「ボクは不動産屋じゃない」と言う男性

 

「…え じゃ誰」とのえるちゃん

 

そこに

「遅くなりましたーっ!」って入ってきた別の男性

 

汗を拭きながら

「すっ すみません」

「名果貝(なかがい)不動産ですっ」

と不動産屋さんが登場

 

じゃ若い男性は誰?

 

「おばーちゃん ちゃんと説明して」

「ここ借りるのは”ボク”だって」と話す男性を

 

「孫」の灯(とう)だよ」

 

「口が悪くて申し訳ないね」

と紹介する喜久江さん


「おっ…お孫さん⁉︎」

「なんで⁇」

と驚く伽耶子ちゃん、のえるちゃん、ルカちゃん3人

 

「『なんで』じゃない‼︎最初にこの物件に申し込んでいたのがボクなんだ」

「2階と3階でカフェと雑貨屋をやる予定だ」

 

このビルが空いたことを知り

不動産屋さんと話を進めていて

今日はおばあちゃんと話し合う予定だったと話す灯くん

 

灯くんが着いたときには

のえるちゃんと喜久江さんが盛り上がっていて

途中で伽耶子ちゃんとルカちゃんが合流

 

灯くんは灯くんでどういう状況なのか理解できなかったみたい^^;

 

「おばーちゃん ちゃんと言って!」と灯くん

 

灯くんはこう言いますが

喜久江さんは不動産屋さんから聞いただけで

契約していないから誰と話ししてもいいだろうと言います

 

伽耶子ちゃんは

灯くんが雑貨屋とカフェを開くと聞き

職種も被っているし

お孫さんが相手では話しにならないと諦めようとします

 

3人で帰ろうとしたそのとき

灯くんが

「だいたい着物着てるやつとかダサすぎ」

とボソッと言います

 

「だいたい着物着てるやつとか…」

のところでスイッチが入っちゃった

伽耶子ちゃん

 

灯くんに

「あの…っ」「仮に」

「仮にですよ」

 

「うちもどーーーーーしてもここお借りしたいって言ったらどうしますか?」

と灯くんに詰めよる伽耶子ちゃん♪

 

言った〜〜〜♡

 

「はあ?」と灯くん

 

伽耶子ちゃんは改めて喜久江さんに自己紹介し

正式にこの物件を借りたいとお願いします

 

喜久江さんとしては伽耶子ちゃんのえるちゃんペアと灯くんどちらが借りてもいいと言います

 

喜久江さんが提案したのは事業計画書を出すということでした

 

期限は1ヶ月

 

「じゃあね がんばっとくれ」

と物件を後にする喜久江さんを

「おねえさんっ下まで送るーっ」

と喜久江さんについて行くのえるちゃん

 

「伽耶子さん思い切ったね びっくりした」

とルカちゃん

 

灯くんは伽耶子ちゃんをギロっと睨み

「着物着てるヤツってウザっ」

と捨て台詞を吐いて

階段をドンドンと降りて帰って行きました

 

伽耶子ちゃんとルカちゃんだけが残ったところで

「はぁ」と腰が抜けたようにへたり込む伽耶子ちゃん

 

「私ったらケンカ売るようなマネを」

と言う伽耶子ちゃんでした

 

 

 

カゲリさんのイベント設営を手伝う

伽耶子ちゃんとのえるちゃん

 

カゲリさんに蔵前で物件を借りるかもと報告

 

カゲリさんにアドバイスを求めますが

「歩いてみればわかるよ 蔵前は」

とカゲリさんはなにか思うところがあるような口ぶり

 

「自分のアンテナを大事にしろ」

「伽耶子のアンテナ」

「のえるのアンテナ」

「全部大事にしろ」と言われます

 

アンテナって個性のことかな

 

ビビッときたらそれを大事にしろ

それがお店のカラーになる

 

私もふたりのお店見てみたい〜♪

 

そうはいってもまだまだやらないといけないことはてんこ盛り

 

「 そういえば退職届っていつ出せばいいんだっけ」

といまさらながら考える伽耶子ちゃん

 

動き出しましたね

 

カゲリさんに言われた通り

蔵前を歩いてみる伽耶子ちゃんとのえるちゃん

 

お店に来て欲しい人(ペルソナ)…

蔵前を歩いている若い女性2人組を見つけ

その人たちがどんなお店を目当てに

蔵前に来ているのか後をついていってみます

 

その人たちがスマホのマップを見ながら探していたのはかわいい文房具屋さん

 

中に入ってみるとおしゃれな文具がいっぱい

 

ホントにあるお店なのかしら

行ってみたい♡

 

別のお店に行くペルソナちゃんたち

 

後をついていくことに抵抗がある伽耶子ちゃんは

ペルソナちゃんたちが話していたお店を検索し

別ルートでお店に行こうとしますが見つけられません

 

のえるちゃんはノラネコを追いかけてどこかに行ってしまいました

 

伽耶子ちゃんがスマホをぐるぐる回しながらお店を探していると

「はい どいてどいて」

「ぼーっとしてっと危ないよ〜」

と地元の職人っぽいおじさんたちが

トラックから荷物を運ぶ邪魔をしてしまっていた伽耶子ちゃん

 

「 スミマセン!」と飛び退きます

 

おじさんたちを見ていた伽耶子ちゃん

地元の人っぽいからお店のこと知ってるかも

でもこわくて聞きづらいとびくびくしますが

意を決しておじさんに尋ねます

 

おじさんは一緒に働いてる男性に

「○○○さんとこの客だってよ」

「連れてってやれ」と言ってくれました

 

おじさんに言われた男性は

伽耶子ちゃんをお店まで案内してくれます

 

中に入るとスタイリッシュなお店

 

ペルソナちゃんたちもいました

 

他にも趣味が良さげなお客さんがいたりと

「みんな裏道歩いて来てるの?」

と驚く伽耶子ちゃん

 

普通の街にあるおしゃれなお店を探して見つける楽しさってあるかも

 

お店で小物を買いお店の人から

「蔵前って古くから住んでいる人も多いですが 

新しくお店を開きたい人

起業したい人ウェルカムな街なんです」

と聞きます

 

借りたい物件に向かう伽耶子ちゃん

のえるちゃんを見つけ物件の中で

どんなお店にしたいか

ふたりで考えます

 

伽耶子ちゃんは翌週会社に退職届を出しました

 

 

 

何件か内装業者さんに電話をしてみましたが

忙しくて今は受け付けていないと言われたり

予算内では難しいと言われたりで

内装業者さんが決まっていない状況

 

カゲリさんに相談に乗ってほしいとメールして

蔵前のカフェで待ち合わせすることに

 

伽耶子ちゃんとのえるちゃん

カゲリさんを待ちつつ見取り図を見ながら

内装を考えます

 

そこに入ってきたお客さん

 

以前、お店の場所が分からなくて

思い切って声をかけた地元のおじさんでした

 

おじさんは同業者っぽい男性と一緒です

 

伽耶子ちゃんはお金がかからない内装にしようと現実的な提案をしますが

のえるちゃんは自分の世界観を実現したいし

カフェメニューもあれやこれや

やりたいことたくさん^ ^

 

ふたりのやりとりが聞こえたのか

地元のおじさんが見取り図を覗きに来ました

 

「見取り図?」

「あんた書いたの?」とおじさん

 

「あ…はあ」

「これからお店を開業したくて」

と答える伽耶子ちゃん

 

「へえ 蔵前で?」

「あんたこの前も歩いてたね」

と伽耶子ちゃんのこと覚えててくれた♪

 

着物だと印象に残りやすいのかな

 

「はい…まだ内装業者さんが決まらなくて」

と伽耶子ちゃん

 

「ええっ うち内装設計請け負ってるよ」

とおじさんと一緒に来ていた男性

 

「この人 龍郷(たつごう)工務店の社長さん」とおじさんを紹介してくれました

 

「話聞こうか」

とおじさんを紹介してくれた内装設計を請け負っているという藤沢さんと龍郷さんに話を聞いてもらいます

 

どうしてもモロッカンタイルを入れたいって言うのえるちゃん

 

「モロッカンタイル…?」と龍郷さん

 

「あっでもそれは難しいかなって」

「予算的にも」と言う伽耶子ちゃんに

 

「できるよ」とあっさり

「タイルにもいろいろ値段やデザインのクラスもあるし」

「予算内でも組み合わせ次第でそれなりの見せ方ができるよね」と言う龍郷さん

 

きゃー♡

 

待ち合わせしているこのカフェも

龍郷さんの仕事だって藤沢さんが教えてくれたり

おしゃれな内装の店舗の写真も見せてくれました

 

「あのっ! 」

「見積もりとか施工時期とか設計図とか予算とか相談させてもらえませんか」

と一気に捲し立てる伽耶子ちゃん^ ^

 

「ちなみに物件はどこなの?」と龍郷さん

 

「あのね!通り沿いの笹蔓ビルの3階なの!」と答えるのえるちゃん

 

「笹蔓ビル?」

「喜久江さんとこか」と龍郷さん

 

「ご近所さんですか⁉︎」と伽耶子ちゃん

 

「昔馴染みだよ」と龍郷さんと話していると

カゲリさんがカフェに入って来ました

 

「 藤原さんに龍郷さん!」とカゲリさん

 

「おーこんちは」と藤原さん

 

「何 この子らカゲリの友達か」と龍郷さん

 

「え〜〜カゲリンの知り合いなの?」

のえるちゃん

 

「知り合いもなんも」

「カゲリは喜久江さんの孫だよ」と龍郷さん

 

え〜っ!マジか

 

「あははは」

「実はそうなんだ」

「灯はオレの弟」とカゲリさん

 

「はあ⁉︎」と伽耶子ちゃんとのえるちゃん

 

こんなことあるのね

 

カゲリさんの本名は

茶屋辻翳(ちゃやつじかげり)

 

兄弟でカゲあかり(灯)ってつけるご両親のセンス♪

 

偶然、蔵前出身のカゲリさんの地元で物件を見つけた伽耶子ちゃんたち♡

 

カゲリさんも地元だから全力でオススメしそうで黙ってたそう

 

「3階で12坪なんて誰かと争ってるなら他探せと言いたいと思ってたけどバーチャンのビルでライバルが灯なら話は別」とカゲリさん

 

伽耶子ちゃんも真剣に内装悩んでたから心配してくれてたカゲリさん

 

「ありがとうございます」

「でも業者さん決まりそうなんです!」

と伽耶子ちゃん

 

「龍郷さんとこなのか!」

「マジ最高だぞ 龍郷さんの仕事は!」

と喜んでくれるカゲリさん

 

これで内装業者さんも決まって一安心

 

助成金のことや融資のことも教えてもらい

資金面もなんとかなりそうになって来ました

 

ルカちゃんから着物のアルバイトの話がきて

展示会のスタッフとして働いてみる伽耶子ちゃんとのえるちゃん

 

のえるちゃんは接客も難なくこなしますが

伽耶子ちゃんは終始あたふたしてまい

自分に落ち込む伽耶子ちゃん

 

ここらへんは経験のような気がする

 

 

 

物件決定日

 

この前のカフェに集まった伽耶子ちゃん、のえるちゃん、灯くん、灯くんのお店の内装をデザインしてカフェを共同経営するチドリちゃんも同席

 

喜久江さんと不動産屋さんもやって来ました

 

それぞれの事業計画書をみる喜久江さんと不動産屋さん

 

灯くんの事業計画書はコラボ企画を強化したとのことで喜久江さんも一定の評価をしてくれています

 

不動産屋さんもコラボが実現すれば話題性も見込めるでしょうねと言ってくれています

 

でも別の見方をすればコラボがもし実現しなかったら…という危険性もはらんでいということか

 

龍郷さんにお願いした伽耶子ちゃんの事業計画書を見て

 

「あてし(あたし)としては伽耶子さんとのえるちゃんの方見てみたい」と喜久江さん

 

不動産屋さんも

「龍郷さんの内装のコレ(が見てみたい)」と言ってくれます

 

きゃー♡

 

以前カフェ見取り図を覗いてのえるちゃんの話を聞いて描いてくれた龍郷さんのデザインがめっちゃかわいかったのでその絵が実際どうなるのか見てみたい♡

 

灯くんは

「予想がつくって経営方針たてるのに一番大事なことじゃないの?」

「なんか面白そうってだけで店作るなんてバブル期の発想かよ」と喜久江さんに詰め寄ります

 

そんな灯くんに”しーっ”と言う喜久江さん

 

「まあ いいんじゃないの」

「両方やれば」と喜久江さん

 

「両方⁉︎」灯くん

「!?」伽耶子ちゃん

 

「あの物件の2階を灯」

「3階を伽耶子 のえるペアに貸すって言ってんだよ」と言いながらカゲリさん登場♡

 

カゲリさんが伽耶子ちゃんたちと知り合いなことを灯くんに説明し

 

喜久江さんが物件のことで悩んでいたことを知りカゲリさんが喜久江さんに連絡

カゲリさんは伽耶子ちゃんたちを推薦

 

喜久江さんが今日の事業計画書を見て決定となりました

 

ヤッター♪(≧∇≦)♪

 

走り出したことにおののきながら

杜紫店長さんの優しかった接客を思い出し

いつしか杜紫店長の接客が伽耶子ちゃんの理想となり

そこに近づけるようなりたいと具体的にイメージする像が見えてきた

 

凛としてきた伽耶子ちゃん

 

第4巻はどうなるの〜♪

 

第3巻はここまで

 

第4巻は11月13日(月)発売^ ^

 

楽しみに待ちます♡

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)