またのお越しを おざわゆき 第2巻 | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

またのお越しを

第2巻

おざわゆき

 

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おざわゆきさん「またのお越しを」第2巻を読みました^ ^

 

第1巻の感想はこちら

 

 

伽耶子(かやこ)…会社員

のえる…伽耶子ちゃんのいとこ

杜紫(もりむら)…閉店した「くくりや」店長

留夏(ルカ)…呉服店店員

墨流カゲリ…POP -UP SHOP店長

 

「またのお越しを」は伽耶子ちゃんと

のえるちゃん(伽耶子ちゃんちに居候)が

大好きたっだ和小物を扱うカフェの

「くくりや」がなくなってしまい

店長さんが描いていた夢のお店をオープンさせることで

店長さんが戻ってくることを願い奔走するお話

 

第1巻のお話しではアパートも引き払った店長さんを

店長さんの地元まで探しに行って

有松絞りの魅力に気がつき

接客の楽しさまで経験してしまったふたりが

お店を作る決意を固めて終わりました

 

さて第2巻は第1巻で出てきた

ショッピングセンターの着物屋さんで

伽耶子ちゃんが着崩れた着物を直してくれた

お姉さんからのえるちゃんに着物洗いキャンペーンの電話がかかってくるところから始まります

(のえるちゃんがローンを組みそうになったときに書いた連絡先を見てかけてきたお姉さん)

 

ちゃんと知らない番号からかかってくる電話番号を怪しむのにけっきょく出ちゃうのえるちゃん^ ^

 

逃げられたお客さんにまで電話をかけなくちゃいけないお姉さんを思いやりつつ

ハッと思いつくのえるちゃん

 

お姉さんに

「あたしたちの着物のセンセーやってよ!」

とお願いします

 

お姉さんは藍原留夏(あいはらるか)ちゃん

 

ルカちゃんに家に来てもらって

着付けや種類など着物に関することを教えてもらいます

 

講師料をちゃんとお支払いしますと言う

伽耶子ちゃんに

「いえ大丈夫です」

「わたしも勉強になりますし」

「何より」

「単純に着物好きが増えるのがうれしいので!」

と言うルカちゃん

 

カワイイ!

 

さっそく着付けを教えてもらいます

いい感じですよと伽耶子ちゃんに言ってくれるルカちゃん

 

伽耶子ちゃんは

「ちゃんと着れているってのとはほど遠い気がして‥」

ルカちゃんに言います

 

ルカちゃんがその言葉を聞いて

「きれいに着るのは

これから工夫していけばいいんです」

「最初は『着物をまとえた』というのが大事!なんですよ」

「だから伽耶子さんは大合格‼︎」

とやさしい言葉をかけてくれます

 

伽耶子ちゃんとのえるちゃんがルカちゃんに

「和小物のお店を開店させたいんです」

という話しで盛り上がっていると

ルカちゃんの携帯がブブッっと振動します

 

携帯を見て驚くルカちゃん

 

「ごっごめんなさいっっ」

「ちょっ…急用ができて…」

とあたふたしています

 

「…あ…」

「よかったら一緒に行きませんか⁉︎」

とルカちゃん

 

ルカちゃんがふたりに携帯の画面を見せてくれながら

「わたしの大好きな着物ショップなんです」

と話してくれます

 

「うわ」

「なんだこれ」

「すごいセンス…」

「これ着物のお店なんですか」

ふつうに考える着物の着方とはぜんぜん違う写真がUPされています

 

「実は固定された店舗がないんです」

と教えてくれるルカちゃん

 

「いつもゲリラ的にオープンするだけ」

「開店場所も直前に告知されるだけなんです」

 

探しに行かなきゃいけないからルカちゃん慌ててたんですね

 

今回のお店は表参道にオープンしているという情報だけ

あとは次のヒントが来るのを待つしかありません

 

「すごい」

「そんなやり方のお店あるの?」

と興味津々な伽耶子ちゃん

 

3人で表参道に向かいます

 

次のヒントが来るまで表参道をぶらぶらすることにした3人

 

歩いてみるとけっこう着物屋さんも多い

気になった着物屋さんに入ってみる3人

ブティックのような着物屋さん

着物屋さんを見ていると

次のヒントが届きます

そのヒントでもわからないので

探しつつ古着屋さんの着物コーナーを覗いてみます

 

ぶらぶらしながら旗がはためいているのを見つけたのえるちゃん

「かき氷屋さんがあるよ」

「休んでいこうよ」

と指さした旗をみて

 

ルカちゃんが

「あれが目指すお店です‼︎」

と気がつきます

 

お店は階段を登った2階か3階?にあります

着物姿で階段はキツそう(^^;;

 

ルカちゃんは店長さんと知り合いのよう

 

「カゲリさ〜〜〜ん」

「たどりつけたよーーー!」

とカゲリさんに駆け寄ります

 

店長さんは墨流(ぼくりゅう)カゲリさん

 

着物を着てみえますが着物の下にブラウスを着てネックレスをつけ

キツネちゃんのストールを肩にかけ

帽子をかぶってみえるというスタイリング

 

キツネちゃんのストール…

私が小さかったとき着物着て巻いてた〜♡

と思い出しました

カゲリさんのみたいに立派なのじゃなかったけど手触りがフワフワで可愛かったな〜♪

 

伽耶子ちゃんは商品を見せてもらいますが

どんな風にアレンジしていいのか悩んでしまいます

 

そんな伽耶子ちゃんを見てカゲリさんが3人のコーディネートをしてくれました

 

とってもステキ♡

3人の姿を見ると着物ってもっと自由でいいんだとワクワクしてきます

 

新作を購入するルカちゃん

それを見ていた伽耶子ちゃんは

購入しようか迷います

 

そんな伽耶子ちゃんを見たカゲリさんは

伽耶子ちゃんに

「別に無理して買わんでも」

と言ってくれます

 

「でもせっかくの機会に」

と言う伽耶子ちゃんに

「こーゆーセンスも慣れだからさ」

「新しい感覚のモノって頭がビックリしちまうだろ」

「好き嫌い分かれるし」

と言ってくれるカゲリさん

 

やさしい^ ^

 

のえるちゃん

「かやちんは勉強のためにいろいろ試そうとしてるんです」

とカゲリさんに話すと

 

カゲリさんが「勉強?」と聞き返します

 

「あたしたち着物と和小物の店やりたくて」とのえるちゃん

 

「みせぇ?」

「やめといたほうがいい」

「着物は斜陽産業だよ」

とカゲリさんに言われます

 

やらないほうがいい理由を並べるカゲリさんにのえるちゃん

「カゲリさん、仕事好き?」

「お店楽しい?」

と尋ねます

 

お客さんにがんばってコーディネートしたものをお客さんが気に入って購入してくれて

そのコーディネートをSNSにUPしてくれたり

 

ルカちゃんみたいに

カゲリさんのコーディネートが好きな人たちが

SNSを見て探してまでカゲリさんのお店に来てくれて

 

「もーこの世界にこだわらなくてもいいんじゃない?」と何千回も思ったのに

片付いた後のアトリエで飲む酒がうますぎて…と話すカゲリさん

 

「着物が高そうって思っても

お客さんが「楽しい」と思えば

乗り越えてきてくれるんだね」

とカゲリさんに言うのえるちゃん

 

のえるちゃんのこういうとこスゴいなぁ

相手が誰だろうとものおじせずに言えるところ

 

「わたしは(「着物って楽しい」と思ってきてくれるお客さんに)提案ができるお店を作りたい」

って言う伽耶子ちゃん

 

伽耶子ちゃんとのえるちゃんのコンビは最強♡

 

カゲリさんは以前、渋谷で実店舗を持っていた人

 

家賃、初期投資の回収、材料費etc.

運営のリスク管理にがんじがらめ

数字に振りまわされて

来月の営業どうしようって世界

創作意欲にも影響した

 

更新時期が近づいてきて更新せずに店を閉めたカゲリさん

 

いまのような経営方法に変えたら作品作りに集中できるようになった

 

そんなカゲリさんが開店場所はどこにする?

店の場所探しは思いのほか苦戦すると教えてくれます

 

伽耶子ちゃんとのえるちゃんは場所探しに動き出します

 

人が多い街は家賃が高い

人気の街や

ルカちゃんが教えてくれた街を歩いてみますが

同じようなコンセプトのお店が

すでにあったりと

どこにお店を構えるのかなかなか決まりません

 

浅草で女子会をする伽耶子ちゃん、のえるちゃん、ルカちゃん

 

ルカちゃんが着物の小物のお店に連れて行ってくれます

 

そこで出会ったステキなお姉さま

 

お姉さまが扇子のお店を紹介してくれたり

三味線の道具も買いにくると教えてくださいました

 

甘味どころで休憩し

もう少しぶらぶらしようとなって

手拭い屋さんに入る3人

 

のえるちゃんがお店の表にある看板を倒しちゃって

その看板につまずいちゃったさっき知り合ったお姉さま

 

足をひねっちゃいました

 

お姉さまが帰らないといけないと言われるので

のえるちゃんが人力車を呼んでお姉さまを送っていきます

 

伽耶子ちゃんとルカちゃんに向かって

「かやちーん‼︎」

「ちょっとおねえさん送ってくる」

「後で連絡するね」

と言って人力車に乗って去っていくのえるちゃん

 

手拭い屋さんの人が

「あの方…浅草によくいらしゃるんですよ」

と教えてくれました

 

「近くの人なんですか⁉︎」

とお店の人に聞く伽耶子ちゃん

「確か蔵前っておっしゃってみえたような」

 

「『蔵前』…ってどこですか?」

と伽耶子ちゃん^ ^

 

ルカちゃんが

「伽耶子さん、浅草の隣の駅だよ」

「一駅だし連絡待ちつつ行ってみます?」

と2人で蔵前へ向かいます

 

「蔵前ってふつうだね」

と素直な感想の伽耶子ちゃん

 

「一駅はなれるとこんなもんだよ」

とルカちゃん

 

蔵前を歩いてみるとちょこちょこおしゃれな店舗が出現

 

古いオフィス街だと思っていた蔵前なのに

おしゃれ店舗が点在していて

混乱する伽耶子ちゃん

 

そんなときグレーのビルの上からのえるちゃん

「かやちーん」

「こっち〜」

と叫んでいます

 

3階まで登る伽耶子ちゃんとルカちゃん

 

このビルはのえるちゃんが送ってきたお姉さんの持ちビル

 

「かやちん、登頂おめでとうーっ」

のえるちゃん

 

「なんなんだ、のえる」

という伽耶子ちゃんに対し

 

「あたし、ここ借りる‼︎」

と宣言するのえるちゃん^ ^

 

 

第2巻はここまで

 

 

のえるちゃんのぶっ飛びぶりと

石橋を叩いて渡るタイプの伽耶子ちゃんの

絶妙なバランスが読んでいて気持ちいい^ ^

 

物件は見つかりましたが

このまますんなりいくわけがないですよね

 

この続きはまた

 

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)