セクシー田中さん 第1巻 芦原妃名子  | 本に恋して❤

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自分が読んだ本を感想とともに残しておきたいと思いブログを始めました。

セクシー田中さん

第1巻

芦原妃名子

 

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芦原妃名子さん「セクシー田中さん」第1巻を読みました^ ^

 

おもしろい♡

 

派遣OLの倉橋朱里(くらはしあかり)ちゃんは会社に気になる人がいます

 

田中さん…朱里ちゃんが勤める会社の経理

AI並みに仕事をこなす40歳の女性

 

「以前は地味で老けてて暗くて猫背」

「なんかよく一人でブツブツ言ってたのに

最近になって身体のラインがグイっと」

と身振り手振りで男友達の進吾くんに話す朱里ちゃん

 

進吾くんも朱里ちゃんからよく聞く話しなのか

「また 田中さんの話?」

「おまえ 好きなー 田中ウォッチング」

と言われます

 

 

朱里ちゃんは23歳

 

合コンにせっせと出席し

「普通」の男性と結婚したいと思っています

 

人数合わせのために出た合コンに

笙野浩介(しょうのこうすけ)さんという都銀に勤める男性がいました

 

都銀に勤めて年齢36歳

「こいつ結婚願望強くてさー」

「誰かもらってやって」

と傍から笙野さんの友達が教えてくれます

 

「13歳上か〜」

「このくらい歳の差あったほう重宝してもらえていいかも」

と心の中で思う朱里ちゃん

 

笙野さんが「トイレ」と席を立ったので

朱里ちゃんもメイクを直しに席を立ちます

 

すると笙野さんの友達が

笙野さんが帰るのを引き止めている場面に出くわします

 

笙野さんは友達に

「オレは将来を見据えたマジメな恋愛がしたいんだよ」

「絶対遊んでるだろ アイツら全員」

「ネイル盛って短けースカートはいて」

「媚びまくって男捕まえることしか頭になさそうじゃん」と言います

 

短いスカートをはいてきた朱里ちゃんは

スカートの裾をキュッと掴みます

 

「合コンてそういうイベントだろー‼︎!」

という友達

 

友達が笙野さんの腕を抱き抱えて引き止めますがそれを振り切って帰る笙野さん

 

そのとき笙野さんのコートからボールペンが落ちました

 

笙野さんも友達もボールペンのことに

気が付かず朱里ちゃんがボールペンを拾います

 

合コン会場に戻った朱里ちゃん

 

笙野さんの友達は

笙野さんが急に仕事が入って帰ったと説明していました

 

 

 

ある日ペルシャ料理屋さんで友達とご飯を食べてる朱里ちゃん

 

朱里ちゃんにこの前の合コンでLINEを交換した小西さんからメッセージが届きます

 

小西さんは笙野さんが帰るのを止めていた笙野さんのお友達

 

LINEには「2人で飲みにいきませんか?ランチでもいいし」というお誘い

 

小西さんが広告マンということで

あまり乗り気になれない朱里ちゃん

 

LINEの返事を返すことを躊躇っています

笙野さんの友達というのも気に入りません

 

笙野さんが落としたボールペンを

オークションサイトに出したいと思うくらい

ムカムカしている朱里ちゃん

 

そろそろ帰ろうとするとお店のマスターが

「もうちょっとだけゆっくりしていきなよ」

「ちょうどショーが始まる」

と指差したほうを見るとベリーダンスが始まるところでした

 

肉感的で露出が多いセクシーな踊りに

みんなの目が点に^ ^

 

ダンサーさんは各テーブルに

踊りながら近づいてきます

 

揺れるところはぶるんぶるん揺らしながら

テーブルを廻るダンサーさん

 

あそこで踊っているダンサーさんと自分に違いがあるのかとショーを見ながらモヤモヤする朱里ちゃん


 

ダンサーさんが変わりました

 

次のダンサーはSali(サリ)ちゃん

 

さっき踊っていたダンサーさんは肉感的でしたが

マスターが「Saliちゃんは食べても太れない体質なんだよねー」と話します

 

「Saliちゃんはスリムで手足が長くてタッパもあってエキゾチックで綺麗でしょ」

とマスターが言います

 

朱里ちゃんはベリーダンスを見ながら

「いっそ ここまで 開き直れたらすがすがしいのにな」と考えます

 

Saliちゃんが朱里ちゃん達のテーブルに踊りながら来てショールを朱里ちゃんの首に廻し顔を近づけたとき

 

はっ!とするSaliちゃん

朱里ちゃんもSaliちゃんを見て目を見開きます

 

何事もなかったかのようにテーブルを離れ踊るSaliちゃん

 

腰 首から肩のライン 美脚 あのヒップライン 

お店から出てきたダンサーさんの後ろから

 

「田中さん‼︎」と声をかけます

 

ビクッとするダンサーさん

 

化粧を落とさず濃ーいメイクのまま振り返ります

 

「メイク落とさずに帰るんだ‼︎」

「全然わかんなかったですよー! 舞台メイクすぎて」

「別人‼︎」という朱里ちゃん

 

「ひっ」

「人違いです!」

というダンサーさん

 

「またまたぁー! 私が田中さんの身体のライン見間違えるわけないじゃないですかっ‼︎」って聞きようによってはコワイ^^;

 

これを聞いてダンサーさんはダッと逃げていってしまいます

 

翌日、朱里ちゃんは田中さんを見つけて

「田中さーーーん」と田中さんに駆け寄ります

 

見つかった田中さんの狼狽っぷりがかわいい^ ^

 

トイレに連れていかれ

田中さんに壁ドンされて喜ぶ朱里ちゃんに

 

「誰にも言わないで」と言う田中さん

 

「お願いします‼︎」

と朱里ちゃんに土下座します

 

「えーっ!」「そんなに?」

と心の中で思う朱里ちゃんは田中さんに

 

「どうして?」と聞きます

 

すると田中さんは泣きながら

「恥ずかしいからに決まっているじゃないですか!」と言います

 

まあ…わからんでもないけど…

と思った朱里ちゃんでしたが

 

「すっごい キレイだったのに」

と真剣な顔で田中さんに言います

 

カーーーっと顔を真っ赤にして

ダっと逃げる田中さん

 

走り去る田中さんの背中に向かって

「会社の人には絶対誰にも言いませんから‼︎」

「また観に行ってもいいですか」

と声をかける朱里ちゃん

 

一瞬立ち止まって

イエスともノーとも取れる表情をして

再び走り去っていきました

 

Saliちゃんが出ていたペルシャ料理屋さんに行きマスターに田中さん(Saliちゃん)のことを聞く朱里ちゃん

 

Saliちゃんがプロではなく

まだスクールの生徒さんだということや

来月「クリスマス・ショー」があってSaliちゃんも出演することを教えてもらいます

 

田中さんに「クリスマス・ショー」に行ってもいいか聞こうにも声をかけるとササーッと居なくなってしまうので悩む朱里ちゃん

 

そのときLINEで小西さんから食事のお誘いが来ました

 

日にちはクリスマス・ショーと同じ日

 

朱里ちゃんは悩みますが

小西さんとの食事に出かけます

 

小西さんとレストランに行く前に2人でぶらぶら

 

小西さんがトイレに行ったとき朱里ちゃんがスマホチェックすると友達からLINEが来ていました

 

「お待たせ」とトイレから戻った小西さんに

自分のことを話し始める朱里ちゃん

 

そのお話しがとっても良くって感動♡

 

お話しの最後に「今日は(ごはん)行くのやめておきます」という朱里ちゃん

 

「はぁ⁉︎」という小西さんに友達から来たLINEを見せます

 

LINEには小西さんが朱里ちゃんだけじゃなく他の女の子ともデートする約束してたよ

一応気をつけてねというアドバイスが書かれていました

 

それをみた小西さんは慌てて言い訳します

 

「あれは…朱里ちゃんがオレのことなんて相手にしてくれるわけないって思ってたから」

 

「わかります」

「大事ですよね」

「リスクヘッジ」

「私もほかにご飯食べに行ったりする男性がいますから」

「お互いさまです」

と小西さんに言います

 

「じゃ」

と帰ろうとする朱里ちゃんを引き止める小西さん

 

「私 いま無性に会いたい人がいるんです」

と小西さんにいう朱里ちゃん

 

ガーンとしながら朱里ちゃんを見送る小西さん

 

「まだ間に合うかな」と走る朱里ちゃん

 

走りながら

「なんで 皆 自分には大した価値がないってすぐに思っちゃうんだろう」

と思う朱里ちゃん

 

お店に着くとマスターが

「遅かったね」

「でもちょうど Saliちゃんの出番」

と教えてくれます

 

舞台ではSaliちゃんがいまから踊るところ

 

Saliちゃんの踊りを見ながら

会社の人が田中さんのことを

”枠外”

”論外”

”元々「普通」じゃない”

と話していた言葉が浮かんできます

 

”枠外へ”

 

「多分 私はほんのちょっと脱線してみたくなったんだ」と踊り終わったSaliちゃんに拍手を送りながら思う朱里ちゃん

 

このあと朱里ちゃんが

田中さんと同じダンススクールに通い出したり

 

笙野さんにボールペンを返すのですが

返すときもドラマがあったり

 

なぜ田中さんがベリーダンスを始めることになったのか分かったり

 

楽しいお話が盛り沢山♡

 

このあとも続けて読んでみたいと思います

 

 

本日はこのブログにお越しいただきありがとうございます(^_^)