最近、TVなどでも報道されていますが、お墓を作らずに、お骨を細かく粉砕してお骨そのものを仏壇の中に収める新しい形が紹介されています。また、粉砕したお骨をオブジェにしたり、プレート、持ち歩くための小さな小瓶などのサービスもあるみたいです。これは、次世代までの負担を軽減する目的もあるみたいです。
私は、この報道を見て、新しい形態による事業だと関心していましたが、本当に故人が成仏できるだろうか?それを室内に置いている遺族に不幸は訪れないか?などの疑問が残ります。
昔から、家の敷地に墓地を作ることで、その家が衰退すると言われています。実際にそのようなところが多いことは事実です。家族を埋葬するのだから、祟られることなどないと考えるのが普通ですが、実際のところの問題は、成仏して再生するべき故人が、その家に縛られて、成仏の道へと進めない場合もあることです。故人が成仏できることが、遺族が良い影響を受けることでもあります。
但し、自宅納骨はお骨を粉砕して行うものですから、以上の様な問題がないかも知れませんが、これはあくまでも個人的な意見ですが、亡くなれば自然に帰るべきなのが宇宙の法則です。お骨は自宅ではない別の場所にお墓を作るべきだと考えます。
尚、ご家族の気持ちからすれば、いつまでも故人と一緒にいたいという優しい気持ちを持たれていることは素晴らしいことだと思います。しかし、遺族側が大好きな故人にいつまでも依存することは、故人の成仏を妨げてしまう場合もあります。
以上のことはあくまで私論ですので、個々に考えてみてください。
(出典)