人の人生も木と同じです。根っこがしっかりとしていると、着実に幸せを掴めますが、根っこが弱かったり、腐っているといつまでも経っても幸せにはなれません。恋愛も、結婚も、就職も、人生全般に言えることです。
人の根っこは心の中にあります。基本的な教えなどは、お父さん、お母さん、或いは学校の先生から教わってきたかも知れません。コツコツとした努力・ 周りの人に対する愛情・思い遣り・親切・謙虚・他と共に喜ぶ等々の心です。これらの心を持つことは、人としてしっかりとした根っこを持っていることです。
逆に、根っこが腐っているとは、怠惰・継続的な怒気・疑心・騙す心・陥れる心・他人を利用する心等々を持っていることで、こういう人は、外面を装っても、決して幸せになることはありません。また、こういう心はその人の心身に確実に影響を与えるものです。また、周りの人間関係も意識的、無意識的に壊します。本人が気づかないうちに進行するあらゆる波乱を作ります。
また、根っこがないと言うのは、本当の自分を持たず、周りの人にばかり合わせたり、周りの人の目ばかり気にしていて自分がないことを意味します。或いは、博打ばかりして、就職ができないのではなく、自らの意志で就職せずにぶらぶらしていることも含まれます。目的もなく、惰性で生活することも同じ意味合いです。
しかしもし、人生の途中で何度も失敗することがあっても、その人の根っこがしっかりとしていれば、何度でも再生はできますが、根っこが腐っていたり、根っこがなかった場合は、再生はできません。人生の目的をしっかりと持ち、心の中をいつもきれいに保つことがあなた自身の人生をよくするための基本中の基本です。 (出典)