勝ち組も負け組も本人の捉え方次第です。人生には毎日の小さな波と人生全般から見た大きな波があります。でも、一生を通して運気が良い人はごく一握りの方のみです。
殆どの方は、上がったり下がったりします。つまり、ある時は勝ち組であり、またある時は負け組になります。
今、世の中で認められ、色々な意味で恵まれた環境を作り上げた人でも、いつかは人生のマイナスの運気に左右されます。それは、人の人生は地位や名誉、或いは財産だけではありません。
人生に於いて、あらゆる成功を収めている人も、いつかは下がる時が来ます。上手くいっている時に、勝ち組と勝ち誇ったとしても、一生を通して勝ち組でいられる保証はないからです。
本当の意味での勝ち組だと敢えて言うならば、たとえ今あまり思わしくない状況だとしても、決して諦めず、自分の人生を高める努力を続けることのできる人です。
また、自分だけは今勝ち組だと思い込んでいる人も、本当の人生の意味も分からず、勝ち組だと勝ち誇ってしまう時点でもう負け組なのです。
ましてや、あなたが勝ち組、負け組と言うことを他の人を評価しようとするならば、それもまたその時点で負け組なのです。
他の人の尊厳を無視した、そして自らが謙虚になり得ない、その心こそが負け組そのものなのです。
そして、元々、人の人生を勝ち組や負け組で分類している時点で、愚かな奢り高ぶりです。この世の中は競争社会です。しかし、この競争社会が生んだ、負け組と言う言葉を他人に使うことがあるとすれば、他人に対する差別をも含めた侮蔑の言葉となってしまいます。
一番大切なことは、これらの言葉に左右されることなく、自分の人生を高める努力をいつもする人になることです。もし、色々なことで今うまくいかないとしても、諦めない心を持ち続けて、謙虚に努力しようとする心があれば、あなたの人生は輝かしい未来を作ります。 (出典)