カムジャタン
감자탕「カムジャタン」の始まりは色んな説があるけど、現在一番有力な説は인천「仁川」が発祥地ということ
韓国の開港期には仁川から海外の物流が入ってきた。
仁川にある畜殺場で欧米人が食べるためのステーキ肉を加工していて残った骨でスープを作って食べたのが始まりだと言われている。
(ブデチゲと始まりが似ている)
カムジャタンの語源も諸説ある
カムジャタンを知っているみんなもジャガイモがそんなに入ってないのに、なぜカムジャタンと呼ばれているのか気になったことはない?
1つ目の説は肉が貴重だった時代に骨に少しついている肉とジャガイモをたくさん入れて作った料理だから。
2つ目は豚骨の否定的なイメージを隠すためにジャガイモを強調するように名前を付けた説。
このように昔は肉よりジャガイモがメインの料理だったらしい。
ある時期からジャガイモの値段が豚骨よりも高くなって今は肉がメインになっている。
(むしろいい)
これが今回購入したシレギ
肉がついている豚骨も購入!
(1kgで80円程度の恐ろしい値段)
氷水に2時間くらいつけて血を抜いてから軽くゆでる。
そうすると臭みがなくなる。
量を失敗したシレギ。
干物なので本来水に8~9時間くらいつけてもどしてから使うけど、全然知らなかったのでそのままゆでて使った。
わかめと一緒で量の調整が難しくもどしたら想像の10倍になってしまった
シレギをゆでている間にスープ作り
ジャガイモ、ネギと一緒に韓国の된장「テンジャン(味噌)」、コチュジャン、醬油、魚醬、ニンニク、唐辛子粉を入れてお肉を煮込む。
沸騰したらゆでたシレギを適当に切って投入
すりごまをたくさん入れたら本格的な味になるらしくて思い切った量を入れた。
煮込めば煮込むほど肉は柔らかくなって骨から出汁もたくさん出るのでお湯を足しながら2時間くらい煮込んで完成。
僕もカムジャタンを作るのは初めてで少し緊張したけど、食べてみると肉も柔らかく味もしっかり吸い込んでいてめっちゃ美味しくいただいた。
今回使った豚骨は背骨だったけど、首に近い骨の方がお肉がもっと美味しいらしいので次回はそれを使ってみたい。
また、重要な材料である깻잎「ケンニッ(えごまの葉)」を入れたら風味が全然違う
(残念ながら)妻が苦手なので入れなかったので次こそは入れてみたい
※余談だけど
お店で食べるとこんな感じで材料が増える。
エノキ、春雨、수제비「スジェビ(すいとんのようなもの)」などが入ってもっと豪華な感じになる。
(写真は前カムジャタン専門店でお持ち帰りしたもの)
残ったスープを使ってチャーハンまでできる。
これがまさに韓国的デザート