#第二弾#嶺南楼#密陽市#韓国#桜#観光 | ほんよりの地方紙

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釜山在住の会社員。日本(大阪)に8年間留学しコロナ禍で母国である韓国に帰国。韓国の生活を中心に時々日本のこともシェアしたいなぁㅇㅅㅇ

 

密陽の観光地バス

 

前回の続きで密陽「ミリャン」南楼「ヨンナムル」を紹介する。

 

 

密陽は韓国の3大アリランとして有名な「密陽アリラン」の発祥の地ルンルン

 

歴史的な遺跡も多くて嶺南楼もその1つ上差し

 

韓国には3大楼閣と呼ばれているものがあって진주시「ジンジュシ(晋州市)」にある촉석루「チョクソンル(矗石楼)」と北朝鮮の평양시「ビョンヤンシ(平壌市)」にある부벽루「ブビョンル(浮碧楼)」、それと今回訪れた영남루「ヨンナムル(嶺南楼)」である桜

 

 

嶺南楼は韓国の三国時代に(大体西暦800年代)造られたお寺の楼閣がその始まりで、今残っている楼閣は朝鮮時代後半(大体1800年代)に建て直したもの韓国

 

1963年に韓国の宝物第147号に指定されて、2023年に国宝に昇格した。

 

そこから無料で公開されて9時から18時までは自由に入場できる。

 

 

規模も大きくて昔はここで양반「ヤンバン(朝鮮時代の貴族)」が集まって詩や絵を描いたりしたようだ。

 

 

 

 

写真で見たときより実際に見ると迫力があって見ごたえがあった魂が抜ける

 

楼閣の東西南北には扁額があってそれぞれの意味の説明も書かれていた。

 

 

楼閣からの景色も一望できる。

 

ここから見るマンションができる前の朝鮮時代の景色も絶対きれいでここで書く詩は上手にできそうグラサン

 

 

嶺南楼では毎週土曜日に伝統的な講演を見ることができるルンルン

 

5つの講演を1日1つローテーションでしていてこの日は今年の講演の開幕日ですべての演目が披露されていた。

 

 

まず、披露されたものは밀양백중놀이「ミリャンベッジュンノリ(密陽百中遊び)」

 

これは国家無形遺産に指定されていて本来は「24節句」の1つである「百中」に召し使いがヤンバンからもらった食べ物を食べながら遊んだ踊りであるルンルン

 

ラッパを持って人の上に乗っている方がこのチームのリーダーでもう今年86歳とのこと驚き

 

ずっと踊っているからか凄く元気に見えた。

 

 

 

無形文化財に指定されているだけあって音楽と踊りなどの構成がしっかりしていて見ごたえがあった。

 

 

退場するときに近くに来てくれて服装とか小道具などを細かく見られた。

 

 

次の演目は밀양법흥상원놀이「ミリャンボッフンサンウォンノリ(密陽法興上元遊び)」

 

これは慶尚南道無形遺産に指定されているもので、정월대보름「お正月の初めての満月の日」にその年の災厄を祓うための儀式と遊びを混ぜたもの。

 

 

まず、踊りながら入場して儀式の場所に同じ服装の人達が集まって行った。

 

 

そこから豊作の年を祈願して村の守護神がいる山や海で催事を行う様子を表現した。

 

 

 

その後に催事で使った果物やお餅などをみんなと食べながら遊ぶ様子を表現する舞台が始まったけど、そろそろ疲れて次の場所に移動した昇天

 

 

嶺南楼の奥側には「密陽アリラン」を説明する碑石があった。

 

階段を上ると奥にはお寺があって参拝もできる。

 

 

また、연리지「ヨンリジ(連理の枝)」があった。

 

日本ではどうか分からないけど、韓国で連理の枝は「永遠の愛」を意味する。

 

※連理の枝は2本の木が1本に連なっていて1本の木が死んでも他の木から栄養をもらって一緒に生きられることで「永遠の愛」という意味になったらしい。

 

 

これは嶺南楼の裏門に止まっていた移動式インフォメーション。

 

密陽の色んな観光パンフレットが揃っていて行事があるところに移動するみたい。

 

(なんか田舎の方は効率的でいいと思ったニコニコ

 

 

今回の密陽は本当に何も考えずにおばさんに会いに行っただけだったのにタイミングよく貴重なものをたくさん見ることができた。

 

密陽は田舎で自然が綺麗なのは知っていたけど、それだけで正直何もないところだと思っていた。

 

でも、無形文化財も多くてそれをみんなが一所懸命に守っている姿を見て凄く魅力のある街だと気が付いた飛び出すハート

 

改めて密陽のことを調べてまた他のところも行ってみたいなニコニコ